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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅳ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンとつきまとう乙女
30/147

19 釘をブッ刺される

 「あなたも重々分かっているとは思うけど、

水落衣はあなたが女の子だと信じているから、

あんなにもベタベタと親しくしてくるのよ?

だけど万が一あなたが実は男だという事がバレたら、

あの子は気が違ったようにあなたを避けるでしょうね。

何しろあの子は元が極度の人見知りの上に、

今までまともに接した事のある異性はお父様くらいのものだからね。

だからどんな事があっても、

これからもあの子とは女友達としてお付き合いをお願いしたいわね。

もしもあなたが男の本能に目覚めて水落衣をその毒牙(どくが)にかけようものなら、

姉の私が死んでも呪うからね?

その事はしっかりと胸に刻みつけておいて欲しいものだわ」

 その身も心も凍りついてしまうような言葉に、

紳士クンは無言で何度もうなずいた。

そんな紳士クンの反応にとりあえずは納得した様子の香子は、

ひとつ息をついて紳士クンにこう続ける。



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