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284/294

ここまでの登場人物まとめ9(挿絵あり)

●マリアンヌ・ピースラウンド

 破壊力/S+

 スピード/D(体内宇宙顕現状態時SSS)

 射程距離/SS

 持続力/A

 精密動作性/SSS

 成長性/EX


 大戦犯。CHAPTER6のすべてを破壊した。

 記憶喪失になったのはプロットになかったし結果としてなんとか着地できたけど本当にどうしたらいいのか分からなかった。キャラが勝手に動くのが理想というのは嘘です。


 行方不明となっている期間はアーサーの計らいで公休扱いとなっており、事情を知らない生徒や教師たちからはピースラウンド家で特別な魔法の研究に打ち込んでいるのではないかと噂されている。

 ただ彼女をよく思わない生徒からは、姿を隠して遊び歩き、行きずりの男とよろしくやっているのではないかと陰口を叩かれていた。


 極星神将たちの力を融合させて扱うことを覚えた。各種フォームの強みを十全に理解しているとは言えない上に燃費が最悪になるので、短時間の力押しで何とかしたい状況でない限りは使うことはなさそうだなと踏んでいる。

 とはいえ単純な出力が桁違いであるために、決戦用の備えとしていくつか使えそうな組み合わせはピックアップしているようだ。


 また自らの宇宙の力とは別に、他人とリンクすることで権能を共有する『連理』の力を手に入れた。

 ユイとの連理は単純に他者とのつながりを力に転換するユイ側からの干渉ありきであったものの、一度つながった際に『大和』を模倣して連理のやり方をラーニングした。

 多分もうユイいなくても勝手に他人と連理できる。ただユイほど上手じゃないため相手がマリアンヌの出力に耐えられないと無遠慮に宇宙を流し込んで相手を廃人にしてしまう可能性が高い。


 アーマードコアの新作をなんとしてでもルシファーに取り寄せてもらおうと思っている。そのためならもうハグすら許す覚悟ができている。

 その旨を伝えたところ、売春・NTRが地雷であるルシファーはじゃあ自分以外がアーマードコアの新作を用意したらマリアンヌはそいつをハグをするのではと連想し、そもそも自分が対価に肉体を要求すると思われていたショックも相まって脳が壊れて寝込んだ。



・超巨大雪だるま

 全高/26m

 重量/位相連結機構利用製作物のため計測不能

 破壊力/S

 スピード/C

 射程距離/E

 持続力/D

 精密動作性/B

 成長性/‐


 諸悪の根源。

 マリアンヌが八つ当たり気味とはいえ結構本気で制作したため、通常の魔力砲撃を食らいまくっても全然壊れない程度の耐久力を有していた。

 とはいえロイが『天空』の裁定権を利用して放った一撃の前にはなすすべなく破壊され、高所から落下したマリアンヌは記憶喪失になりすべてがめちゃくちゃになった。



・ダストトレイル

 破壊力/計測不能

 スピード/計測不能

 射程距離/計測不能

 持続力/計測不能

 精密動作性/計測不能

 成長性/計測不能


 マリアンヌ・ピースラウンドの内部に存在する宇宙のうち、外敵を排除する役割を持った自動迎撃プログラム。

 教皇が『大和』を用いたリンクでマリアの深層に干渉した際、干渉に攻撃行動の意図があるかどうかマリアンヌ内全宇宙会議が開かれ、『分かんないから直接問い詰めた方が早くね?』『それあるな』『それ答えだな』と出撃が可決され出撃した。

 適当に銀河剣を召喚して教皇を脅したが、偶然にも教皇がそれなりにおもしれー男だったために世界滅亡の危機は回避された。


 強さで言うとウルトラマンとかの領域にいる。宇宙を救うための存在なのでそれはそう。邪神に対する特攻を有しているため『混沌』相手にダストトレイルをぶつけるとありえないぐらいのワンサイドゲームが発生するが、普通に邪神が生きている世界も滅却の対象となるので余波で世界が滅ぶ。



体内宇宙複合顕現弐式トリニティレヴォリュート・ツヴァイ

 全高/18.8m

 重量/位相連結機構常時動作のため計測不能

 破壊力/測定不能

 スピード/SS

 射程距離/SSS

 持続力/D

 精密動作性/SSS+

 成長性/‐


 サジタリウス+タウルス+キャンサーの組み合わせで融合召喚された権能。

 別名ブルーアイズガンギマリドラゴン。


 マリアは(無自覚ではあるが)遠近に純粋に強い二体と最も堅牢な一体を組み合わせており、雑に強い。

 単純に相手に殴られても耐えて逆に相手を殴って殺す、ということだけを考えるのならば最良の構築である。

 ただし、呼び出したマリアが誰も傷つけないように手加減していたため本領を発揮しなかった上に、本気で暴れ始めたら悪性認定+竜殺し特攻を乗せたジークフリートにブチ転がされる可能性が高い。


 マリアが顕現させたため、マリアンヌが使う体内宇宙複合顕現よりもはるかに高出力であり、同時に複雑な構造をしている。実際にマリアは『祈る』形でしか力を行使できなかったため、単なる砲撃装置としての顕現に留まった。マリアンヌがツヴァイの力を使用する際は根本的に別構築になる。


 使用術技


・極光の塵裂疾風弾ジェノサイドストリーム

 相手は死ぬ。

 タウルスさんの出力をサジタリウスさんの方式で撃ち込むので相手は死ぬ。

 今回は相手がジークフリートさんだったので死ななかった。



体内宇宙複合顕現参式トリニティレヴォリュート・ドライ

 全高/2.0m(装備展開時)

 重量/位相連結機構常時動作のため計測不能

 破壊力/SSS

 スピード/A

 射程距離/D

 持続力/D

 精密動作性/SS

 成長性/EX


 外見はマリアンヌオリジナルのオーバードウェポン。グラインドブレードとヒュージブレードを混ぜた謎の存在。

 アホみたいな出力の流星レーザービーム(サジタリウス)を砲撃ではなく固体化させ(アクアリウス)複製した(ジェミニ)ことで完成した。


 作中では『混沌』の素材を利用した天使をその外殻ごと焼き切る破壊力を披露した。しかし持続性に欠け、多用することは事実上不可能。

 マリアンヌもとっさに組んだ代物としてはきちんと目的通りのスペックを発揮することこそできたものの、冷静に見返すと色々と欠点が多すぎると反省した模様。

 単純な装備というよりは短期決戦用の装備として調整を詰めていき、最終的には『混沌』との再戦時に有効活用することを目標としている。



体内宇宙顕現状態ミクロコスモス・レヴォリュート/大和連理(ヤマトライズ)

 全高/1.6m(装備展開時)

 重量/位相連結機構常時動作のため計測不能

 破壊力/SSS

 スピード/SS

 射程距離/C

 持続力/SS

 精密動作性/SSS

 成長性/EX


 本人はワザマエフォーム・サンライズドライブと呼称している。

 ユイとの超深層同調(マリアンヌは『連理』と命名した)によって発動された前代未聞、禁呪と七聖使の合体形態。

 本来は滅ぼし合うはずの存在が手を取った奇跡の形。


 基本的にはユイが行う他者とのリンク、そのリンクの威力への転換をマリアンヌも使用可能とした形態。

 異常な出力の原因はマリアンヌがユイとの関係を力に変え、ユイもそれを踏まえてマリアンヌとの関係を力に変え、マリアンヌもそれを踏まえて……と同じ処理をループさせ、無限に絆を重ねて無限に強くなるというバグ挙動を発生させているため。

 一回連理すると対象への好感度が上限を叩く仕様となっている。今回はマリアンヌもユイも双方が元々好感度の上限を叩いていたのでさほど影響はなかった。


 悪役魔法少女令嬢と戦ったらワンパンで負ける。あの形態何?



●マリア

 破壊力/SSS

 スピード/E

 射程距離/SSS

 持続力/SSS

 精密動作性/SSS

 成長性/EX


 記憶を失ったマリアンヌ・ピースラウンドが、頭流星力を低下させた結果ヒロイン力を補填された姿。

 リョウのもとに転がり込んで生活し、彼の脳を焼き切った。


 戦闘能力は怪物の一言。

 本人自体はただの女の子であるという一点を考慮してもこの女に逆らえる存在はあんまりいない。

 本来の形ではないとはいえ極星神将たちを本体の意識がある状態で同時に複数召喚できる時点で完全にパワーバランスを破壊している。


仮定惑(Nemesis)星摂理(hypothesis)

 マリアが発動させた、仮定を現実に書き起こす権能。

 彼女はこれを利用して、宇宙の原初、十三領域において発生する現象を現実に転写して極星神将を複数体顕現させていた。

 記憶を取り戻したマリアンヌ・ピースラウンドはこの権能の再現が果たせずめちゃくちゃキレている。


 この権能の本来の目的は、かつて存在すると仮定されていた恒星ネメシスを現実に生じさせ、仮定存在のまま宇宙内部で演算運用するためである。いわば宇宙の多様性を確保するためのサブ権能であり、戦闘用ではない。



●ユイ・タガハラ

 ローレン・セイントフィールドの後を継ぎ聖女となった少女。

 正式な手続きが完了次第、学園を去ることとなる──とちょっと覚悟していたが神父陣が『は? 通わせるが? 聖女様が望む限りは学生で居続けさせるが?』と半ギレで言い放ったためめちゃくちゃ安心した。安心し過ぎてちょっと泣きそうになった。


 元来より『大和』の次期覚醒者として力の片鱗を振るっていたが、ジンとの戦いの最中で完全に覚醒、『大和』のすべての権能を自分のものとした。

 ただし冠絶完了(クローズリリース)にいたるための詠唱(パスワード)は知らされていないため、先代たちと同様に一部の力を自分の全出力と誤認している状態。


 流星が目印にする太陽になればいいと願ったユイが持つ権能は太陽にまつわるものだった。それが偶然なのか必然なのか、運命なのかは分からない。

 唯一つだけ確かなのは、仕組まれた結果ではなく彼女自身の意思で未来を掴み取ったということ。


 今のユイは、夜空に煌めく少女の隣に立つ資格を得た、青空に輝く少女である。


使用術技


和を以て貴しとなすサンライズ・アマテラス

 自身と関係性のある存在の数と関係性の深さに比例してエネルギーを生成する権能。

 本来はリンク先と自分に加護を与える、バッファーとしての役割を主眼に置いて構築されていた。

 しかし代々教会の加護システムの中心として運用し続けられた結果として性質が変わり(初代覚醒者であるユキはこれを狙って加護システムを構築した)、全世界の生命とリンクして惑星そのものを支配下に置き、惑星を足がかりに他の星々ともリンクすることで自分を恒星存在の領域にまで押し上げている。


 多くの覚醒者は『絆』という肯定的な関係性のみをリソースとしてカウントしていたが、ユイは自分にとっては否定的な因縁もまた『縁』であるとして展開し、他者から他者へとつながる線すべて──すなわち地上に生きるほぼ全生命をリンク先として認識している。

 特筆すべきはその参照する数に対する出力の跳ね上がり方であり、数の限られる段階だった先代教皇やジンですらその気になれば大陸全土を焼き尽くしかねないエネルギーを引き出すことが可能だった。

 権能の理論値を超えた出力を発揮するユイは事実上、太陽と同等のエネルギーを所有するに至っている。


 大抵の攻撃は太陽フレアの再現で一方的に打ち消すことができ、その気になれば彼女のパンチの一発は太陽中心で行われている核融合反応のエネルギーに匹敵する。

 また熱核融合型超新星爆発並みの瞬間的な火力(つまり太陽質量を一瞬で燃やし尽くした場合に放射されるエネルギーに匹敵する威力)を叩き出すことも可能。


 第一天『開闢』と第二天『大和』は七聖使の中でもプロトタイプに相当し、若干手探りで構築されている。

 そのため後発の第三天以降とは名前の法則が異なる(後発の方がよりスマートに力を発動することのできる命名規則となっている)。



●ロイ・ミリオンアーク

 天使軍団相手のメインウェポンとして活躍した。

 前回の運動会を経てマリアンヌに対する精神状態は非常に落ち着いたものの、マリアンヌを欠いた際には信じられないぐらい精神状態が不安定になった。


 マリアンヌが帰ってきた後は完璧な精神状態だったのでまったくもって安定していないが安定している。どういうことなんだ。

 作ったマリアンヌ銅像はミリオンアーク邸宅の中庭に並んでおり、ダンは普通に息子を病院に行かせた。



●ジークフリート

 地味にユイの直属の護衛みたいなことをずっとしている。

 本人たちは大して意識していないが事実上の専任騎士に近いポジションに居座っており、全自動で大隊長への昇格がほぼ内定しているエリート。

 マリアンヌが悪に落ちない限りは多分大隊長になってシュテルトライン王立騎士団の黄金期を築いて教科書に名前が載る。


 マリアンヌをガチデレさせてしまい、その八つ当たりで彼女が超巨大雪だるまを作成したため、よく考えたら結構この人も戦犯。

 他の面々とは違って『大和』から分け与えられた自分自身の加護に『不屈』の力をミックスさせて行使しているため、冠絶完了(クローズリリース)状態になっても多分やれることはあんまり増えない(普通になったところで『不屈』の出力しか上がらないため)。出力は跳ね上がるのでアーサーと正面から殴り合うぐらいはできるようになるはず。じゃあ十分じゃねえかよ。



●リンディ・ハートセチュア

 あの女は本当に目を離したらいけない女なんだな……と昔からの付き合いながらも改めて痛感している。一体全体どうしたらよかったのだろうか。

 とりあえず、マリアンヌが雪だるまを作り始めたらサイズに関わらず完全破壊するとユートと約束した。



●ユートミラ・レヴ・ハインツァラトゥス

 雪だるまをもう見たくない。

 よく考えたらユイの権能が自分の上位互換に近い代物じゃんかよと気づいて結構青ざめた。ただまあマリアンヌのせいで超上位存在相手に張り合う覚悟はできていたため、落ち込みながらも絶望はしていない。


 おそらく最大出力で勝ることは難しいと考えているため、自分の権能の干渉範囲や持続時間などの面で伸ばせるところはないかと苦心中。



●リョウ

 ユイと共に無刀流を習った少年。

 彼女と組み手をして死ななかった程度には優秀であり、例外に近い戦闘力を誇るユイを除けば歴代無刀流習得者の中でも上澄み中の上澄みの実力を誇る。


 不敗の少女として担ぎ上げられるユイを救いたい、あんな風に感情を押し殺して大人たちの言いなりになることなんてあってはならない、そう思いながらも何もできない日々を過ごしていた。

 やがて協会の戦闘部隊によって組織が壊滅した際、ジンの手で逃がされ、以降は彼と共に潜伏しながら自分の腕を磨き続けてきた。


 ユイと血縁関係は当然ないものの、死なない組手相手としてちょっとユイに顔を覚えられており、自分も弟分として彼女の後をついて回る時期があった。ユイが最強の戦士として認められて以降は引き離されたものの、彼女の動きを目で盗み続けたためユイが考えていることを読み取るとかが地味にできる。


 教会の実権を掌握することに失敗したものの、ユイによる新体制下では実働部隊としてリョウ一派ごと組み込まれることとなる。

 今までの仲間気分ではいけないと正式な部隊長らしく振舞うことを心掛け始めたが、そこが可愛いと部下たちにおちょくられまくっているので悩ましい日々を送っている。


 原作ではモブキャラ。『大和』の権能が七聖使として構築された影響でネームドの格を得たため運命力が決定的に足りない。それでも、運命なんかが人の行先を決めることなんて間違ってると叫べる男の子。



●デンドー

 リョウ一派の自称切り込み隊長。

 実力は本物だが、言動にまったく風格がない。自分でも場の空気をリセットする存在だと認識しているため、意図的に演じている節はあったが、根本的にはちょっとバカ。


 リョウ一派で受け渡される食糧をひそかに貯めて、スラムに暮らす妹分たちに渡しに行っている時期があった。リョウにバレた後は、危険に巻き込みたくないというデンドーの意思を尊重し、その子供たちを生活に合流させることこそなかったが定期的に食料を配給にしに行くようになった。

 正式に教会に組み込まれたことで、その子供たちは教会が運営する施設に引き取られることとなった。



●ハーゲス

 かつては魔法使いとして『ピースキーパー』部隊に所属していたエリート中のエリート。ロブジョンの部下として潜入工作を行っていた。

 ロブジョンに選抜される形で隣国の首都攻略戦にも参加し、自爆する子供たちと交戦、なんとか生き残る。

 平和のために力は振るわれるべきだと強く信じていたが、その志を打ち砕かれる形で絶望、除隊を申請する。


 当初は軍部の監視つきで実家に帰りしばらく隠居状態だったものの、自ら実家との縁を切る形で出奔、身分をすべて捨てて王都で働き始めようとしていたところ、その身じろぎ一つで戦闘の経験者であることをリョウに看破され、スカウトを受ける。

 リョウの目がかつて自分の前で自爆していった少年たちと重なり、どうしても見過ごすことができず彼の仲間となる。ジンが彼を使い潰そうとするのなら、自分の手でジンを討つ腹積もりだった。

 己への戒めとしてかつての人体再生魔法は使用を禁じている。



●ジン・ムラサメ

 無刀流二十二代目宗家。

 生まれつきの人格破綻者であり、他者の悲鳴や絶望を見ることを食事と同等の欲求として持っている。

 ユイやリョウに教えを施したカルト教団の教祖であり、別の顔として教会最上層部にてユイの製造報告も受けていた。


 単純な腕前ではユイを圧倒する。ルーガー相手にもいい勝負ができるがルーガーには負ける。

 魔法や加護についての適性を持ち合わせているためそのあたりをフル活用すればルーガー相手に渡り合うことは可能だが、本人の気質上それなら人質を取るなり何なりして嬲り殺したがる可能性が高い。


 教会内でのクーデターが失敗した後はすべての立場を失い、教会地下区画にて幽閉される。

 極刑となっていないのはユイとアーサーによる助命の意思が合致したことが大きい。マリアンヌは珍しく『いやこいつは殺しといたほうが後々のためだろ……』と思っている。



●騎士団団長

 シュテルトライン王立騎士団団長。

 歴代有数の傑物である三隊長を率いて貴族院とのゼロサムゲームをこなす優秀な指揮官。

 政治的手腕は抜群であるものの、本人の戦闘力は極めて低い。具体的に言うと加護が全然育たない。戦闘は全部部下やハーレム状態の秘書たちに丸投げしている。

 シュテルトライン国立魔法学園中央校の現生徒会長は親戚らしい。



●リイン

 もう事実上の禁煙に成功している。

 地下区画での大戦闘によって彼女が閉じ込められている地下室も若干の損壊が発生して脱出可能となっていた。

 しかし伝わる感覚で、マリアンヌなら問題なく勝利するだろうと確信していたため脱出はしなかった。



●ローレン・セイントフィールド

 前教皇にして前『大和』の覚醒者。

 多くの人間の縁を断つことで大きな事件に人知れず干渉し、シュテルトライン王国が今日まで健全に存続し続けるよう身を粉にしてきた英雄。

 多くの犠牲を軽減し、多くの悲劇を未然に防ぎ、記録に残らす功績を無数に積み上げてきた。その代償として、多くの人々との関係をなかったことにした。


 絆の数だけ出力が上がる大和の仕様に真っ向から反することをやり続けていたため、ダストトレイルと対峙した際は単純な出力で言えば搾りかすに近かった。

 それでも精神性だけでダストトレイルの攻撃を取りやめさせたのは流石の一言。本当はこういう感じで対話して仲間を増やすタイプ。対話して増えた仲間の絆を片っ端からなかったことにし続ける数十年間だったので本当に心が折れなかったのが不思議なおじいさん。


 ユイが跡継ぎとして確定した後、年越しのちょっと前に意識を取り戻す。

 改めての引退を宣言しつつ、教会の雑務などをユイが学校に通い続けるために引き受けるらしい。

 無刀流みたいな格闘術を習ったわけではないが、若いころは基本的にステゴロで敵をぶちのめしていた。ユイに『大和』の権能が移行したため、色々と物入りになった時のことを考えて彼女から加護を授かったが最初から大隊長みたいな出力の加護が発生してユイをドン引きさせた。


 リインに対しての処罰を地下区画でのゆったりとした軟禁状態と定めたのは彼。

 彼女が悪魔に憑かれて禁呪保有者となり甚大な被害をもたらす──前に聖女を騙る謎の女にぶん殴られるところまで観測したので、その未来にリインが救われることに賭けていた。もう自分が彼女と関わる資格はない、と悲しそうに微笑みながら。



●ナイトエデン・ウルスラグナ

 正義の味方。

 ちゃんと悲劇に間に合うのでこいつが生きている限り王都で凌辱エロ同人みたいなことをしようとすると光の速さで即殺される可能性が常に発生する。

 


使用術技


生きとし生けるもの(ビギニング・オブ)総てに、光あれ(・ザ・ストラトス)

 詳細不明。

 世界の始まりに関する権能。

 らしい。


 フラグシップモデルであるため原初の禁呪である『流星』を参考にして構築されている。










いただきました支援絵を改めて掲載いたします。



わしみかん様より、マリアンヌ(+ユイ+ロイ)

https://twitter.com/wasimikann/status/1593893711506997248


わしみかん様より、マリアンヌ

https://twitter.com/wasimikann/status/1639959647024218113


書籍版とコミカライズ版のマリアンヌ、どちらもありがとうございます。



たびたび聞かれますので改めてのアナウンスになります。

書籍版2巻は出ません。

漫画版は連載続いてますので、単行本購入やら連載のいいねやらぜひお願いします。


次のCHAPTERはさほど間を置かずに始めます。

バレンタインクーデター前編です。後編ありきの構成なので、色々勝手が違う話になるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

間にマグロ入るの本当に気が狂います。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 最終局面でもなんでもないところで大悪魔の脳破壊してて草。 大悪魔に過去一ダメージ与えたんじゃない? [気になる点] マリアンヌがマリアとフュージョンしたら、マリアンヌに足りないものが補充さ…
[良い点] キャラ説明で脳を破壊される大悪魔がいるらしい そしてロイは医者に何を言われたのか……「脳が何度も破壊されて修復した跡があります」とか言われるのか……
[一言] えぇ!? 最高に頭おかしいのに書籍続かないんですか!? 残念です・・・
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