ここまでの登場人物まとめ6
●マリアンヌ・ピースラウンド
破壊力/S+
スピード/D(体内宇宙活性状態時SS)
射程距離/SS
持続力/B-
精密動作性/SSS
成長性/EX
夏休み二周目。
毎章憤死している。
幕間で永遠にキレたりものを壊したり人を殴ったりしていた。幕間!? これが!?
まあ言い訳するとマリアンヌ本人はサジタリウスぐらいしか強化されてないしこれも大した強化ではないので幕間です。ナイトメアオフィウクスは完全に使い潰したので使用不可。
ミクリルアから分け与えられたのは、超限定的な時下りの権能。意識のみ数秒後に移行させることで最大3秒フラットの完全未来予知が可能。接近戦を主体とするマリアンヌにとっては極めて強力な武器となる──が、そういう使い方をできることを習ってないので知らない。いつ気づくのかは誰にもわからない。
あと気づいても身内にあんまり通用しないことが判明して「わたくしの身内が大体みんなアルビオンなんですけど!?」と絶叫する羽目になる。
夏休み一周目に関してはなんだかんだで自陣営の損害を最小限まで抑え込むことには成功しているが、本人にとってはゴミみたいな結果。自分以外の何か一つでも損なわれるとすべての価値がダダ下がりになる最悪厄介完璧主義者。
軍神が観測していたループ中だと毎回のように反則覚醒を連打してくるカスみたいなユニットだった。レオ、ジェミニ、キャンサーの形態変成に到達して軍神を毎回叩き潰していたが、それらの力は完全になかったことになっている。
初見時はルルーシュの反逆物語として無印を楽しんでいたが、時間を置いてから何度か見直すとスザクの立身出世騎士物語としての完成度が高すぎてビビったらしい。
好きな台詞は「スペックでは圧倒しているはずなのに!」
好きなKMFはグロースター最終型。
・厄絶天導装甲
全高/可変
重量/可変
破壊力/E
スピード/E
射程距離/A
持続力/S
精密動作性/S
成長性/-
本人はナイトメアオフィウクスフォームと呼称している。
マリアンヌが発現させた『流星』の形態変成の一つ。
厄災をもたらす絶望だったこれを、現在時間軸のマリアンヌは厄災を絶やす刃に昇華させた。
根幹に宿る摂理は『彼が死んだのだからお前たちも死ね』という憎悪。
焔として出力されているがその本質は呪詛の可変加速的出力であり、範囲内の対象に存在そのもののランクを引き下げる強烈なデバフを付与する。その威力は一切神秘の込められていない存在なら、有機物無機物問わず即座に腐敗・自壊させてしまうほど。
なかったことになった未来では彼女が戦った場所は数百年は緑の宿らない死の土地と化した。現在時間軸ではそこまでの出力こそなかったものの、軍神が召喚した軍勢を瞬時に崩壊させるほどの威力を持つ。
セーヴァリスが途中で放棄した十二の形態変成とは別物であり、巻き戻された世界のマリアンヌは独力で天導装甲に到達し、さらに反転させた状態を切り札としていた。
性質の攻撃的変貌に伴い、通常の天導装甲を発動させる力は失われてしまっている。
反転する前のオリジナルは味方全体に流星の加護をもたらす、聖女の加護システムに近い(あるいはさらに根源的な)代物だったと推察される。
・厄絶天導展開状態/龍化粒子流転
全高/3333メートル
重量/閲覧不可能
破壊力/計測不能
スピード/SS
射程距離/A
持続力/E
精密動作性/C
成長性/EX
本人は真紅眼の令嬢竜と呼称している。
レッドアイズ・フュージョン(大嘘)によって召喚された謎のモンスター。
意味不明な過程を経て意味不明な姿になったが、実際問題としては詳細不明。
挙げ句の果てに天墜装甲を再構成した鎧を着装しており、もう何がどうなっているのか誰にも分からない。
単に乗っただけと軍神は断じたものの、マリアンヌとミクリルアの間では深層連動状態が結ばれている。ミクリルアを自身の一部であると認識し、存在を改竄。世界の運営を補佐する超高精度・超高密度のプログラムを一時的に自分の端末として扱うという神への反逆こそ、この形態の本質に他ならない。
ゼルドルガとの戦闘のためだけに用いた決戦形態とマリアンヌもミクリルアも認識しているが、軍神が目指した世界の『始点』と対になる、世界の『終点』へたどり着くことのできる唯一の姿でもあった。
ちなみに竜特性が載っているのでジークフリート相手だと相性が若干悪い。
とはいえミクリルアの元々の気質に合わせ、マリアンヌが深層連動状態になっているのもあって、極端なまでに性質が善に振り切れている。そこを突けば有利な戦いができるだろう。
使用術技
ガーネット・スターショット
軍神とゼルドルガのリンクを切断する際に使用。
ほとんど使い潰しつつあったナイトメアオフィウクスの性質を無自覚のうちに砲撃用に組み替えて、マリアンヌが放った決戦神秘砲撃。
二つの時間の流れが激突する空間において、並大抵の攻撃は瞬時に劣化して届かない中、この砲撃は光に触れた対象のあらゆる性質をゼロフラット=今この瞬間の状態のみに固定するという能力をもってゼルドルガへ到達することに成功した。
マリアンヌは自らが設定した理を体内で循環させる、体外に展開すると順次展開方法を広げ、ついには特定の対象に指向性をもって押し付けることに成功している。
元ネタはケフェウス座にある恒星、ガーネットスター。
肉眼で見える恒星の中で最大のサイズを誇り、太陽系に据えると木星までを飲み込んでしまうほどの大きさ。
宇宙デカすぎ系の動画で地球からガッツリ離れまくったところで突然ぽんと出てくる恒星。
●ユイ・タガハラ
騒動にケリをつけた二周目後半で、ちゃんと二人でパジャマパーティーはしたらしい。
先代教皇の力の減退が激しく、在学中の代替わりも検討されつつある。
とはいえ彼女の経歴を鑑みた隠密退魔部などからは、魔法学園卒業後の正式な任命でなければならないと強い訴えも出ている。
本人に自覚はないが、恐怖を吸い上げる力を持つ蛇竜種の軍勢相手に騎士たちが戦えていたのは、彼女が加護をオーバーフローさせて戦場の味方全体に配分していたからである。
マリアンヌの未来視能力により近接戦闘でのアドバンテージを失いかねない状態──とかではなくタネが割れたら『先読みされている前提で動けばいいってことですよね?』とか言い出す。怖い。
●ロイ・ミリオンアーク
果たしてそれは本人の意思だったのか?
彼女の隣へ至るためには、彼女と同等以上の強さがなければならない。
だからこそ、何度倒れても立ち上がる彼女に勝つためには、一撃で確実に敵を殺せる必殺技が必要だった。
行動制限からの大威力激発。初見殺しの分身殺法。強烈な敵へのデバフ。彼の剣理はどれもが一撃必殺を成立させるためのもの。
それは本当に隣へ並ぶためだったのか。
それは本当は、殺さなくてはならない相手に一切の逆転の目を与えることなく、最速で確実に勝利するためのものではなかったのか。
それは、本当は、全て、彼女を殺傷するためのものではなかったのか。
マリアンヌの未来視能力を知ったら流石にインチキすぎるだろ……と絶句するが、なんとかするべく頑張り始める。頑張れ男の子。
●ジークフリート
冤罪剣獲得。
とはいえ彼自身の倫理観に依るものであり、本当の冤罪は実行不可能。
今回の相手のように意図して悪性を省くような工夫をされた際の対応策といった面が強い。
ナイトメアオフィウクスを発動させたマリアンヌ相手だと判定がややこしく、ナイトメアの黒焔による劣化影響は受けない。しかしマリアンヌ本人には判定が入らないので千日手になる。
なかったことにされた未来の、かつて悪役令嬢だった女相手には、問題なく対悪絶対無敵状態を行使することが可能。
実際にリーンラードの兄妹による時間遡行が行われる寸前には、静かに涙を流しながらも、ただ彼女の最期の希望に応えようとしていた。
マリアンヌの未来視に対しては普通に加護を限界まで高めて未来視を上回ってくる。怖い。
●リンディ・ハートセチュア
準MVP。
過去の自分の発明が発端となった事態を収拾するため、久しぶりに本気で才女としての技術を活用した。神殿決戦に新装備を間に合わせるため連日寮で徹夜し、級友らに夜食を作ってもらったりしていたらしい。
ハートセチュア本家の行動に対しては抗議しているものの、長女である彼女も方針を動かすことはできず、結局は父親から謝罪の一言も引き出せずに終わった。
マリアンヌの未来視の影響外にある。
使用装備
デザイアドライブ・デストロイヤー
かつて自らが基礎設計を行った、上位存在召喚システム、デザイアドライブ・ディザスター。それはコアとして人間を捧げることで召喚術式を大幅に簡易化し、負担を極限まで減退させるという画期的な代物だった。
人間一名~数名をコアとして使い潰すことで召喚環境を固定化するというのがキモのDDDに対して、リンディは外部から観測した、固定化された召喚環境を破壊する方針を取る。固定術式から固定された存在数値までを看破し逆数値を入力・注入することで上位存在を分解するという掟破りの上位存在殺法を編み出したのだ。
召喚術式としてのDDD自体は神殿残党を介して大陸各地に散っており、リンディの開発した対DDD用のDDDの需要は非常に高いものとなる。
●ユートミラ・レヴ・ハインツァラトゥス
MVP。こいつ以外に雲海涅槃+炎精種の空中戦艦が撃ち落とせないというバグ。最大火力の流星で焼き尽くすとかならワンチャンスあったかもしれないがそこにマリアンヌがリソースを割くと普通に全体図で負けるので本当にMVP。一番冷静に戦場を見ることができていた。
上級悪魔ベルゼバブと契約した。今章で一番パワーアップしている。
夏休み後半戦で厄介ごとに巻き込まれた時に自分の出力が上がりすぎていてびっくりした。もともと悪魔とかなり相性のいい力なのでさもありなん。
マリアンヌの未来視に対しては、知れば蜃気楼の再現などで未来を見ても意味のない状況を仕掛けるなどして諸々手を打てる。
●ルシファー
十三番目の形態変成に関しては本人が獲得したものなのでいつも通りに振る舞ったが、一目見た瞬間にそこへ至った経緯を把握してしまっている。
自分が寵愛するマリアンヌが同様の道をたどりかねないのなら──と一瞬考えたが、全然そんな感じではなかったのでホッとした。
軍神の考え方とはまったく相容れないのでマリアンヌが気持ちよくぶっ飛ばしてくれてサイリウムを振り回した。ライブビューイングガチ勢。
七聖使の本格的な行動開始に、若干嫌な顔をしている。
聖なる意志への敵意は強いし顔を合わせたりしたら余波で世界が数千単位で消し飛ぶ戦いが始まるものの、七聖使に関しては敵対するなら禁呪保有者が戦うし、敵対しないなら問題ない程度の認識。
マリアンヌの未来視は通用しない。
●不沈卿
七聖使のうち一名、第四天を司る正義の天秤。
本名アルベルト・ルドラ。
ゼール皇国出身。かつては皇国軍にて若き将校として才覚を発揮し、麒麟児と謳われていた。
特殊作戦において味方を犠牲とする方針に反発し失脚。最終的には犠牲となる味方が勇んで突撃していく様を見せられ、自分が間違っていたのだと考えを改める。
以降は祖国を出て、各地で雇われ軍師として活躍、自らも多くの戦功をあげる中で軍神の覚醒者に選ばれる。
聖なる意志に導かれてナイトエデンと邂逅、彼と行動を一時共にした後、本格的に世界を手中に収めるため行動を開始した。
彼が世界の創造神となっていれば、確かに、争いはなくなっていた。マリアンヌの指摘した通り、自由はなくともきっと平和になっていた。
あの時見た、喜び勇んで命を散らせる人々のような光景は、きっとなくなっていた。
・万雷鳴らすは軍神の凱旋
上位存在を極限まで圧縮し自分の軍勢としてストックする権能。
恐るべきはストックした上位存在を意のままに操ることだけでなく、展開した際にその出力や存在の格をまったく落とさないまま行使できる点にある。
さらには権能同士を掛け合わせ、まったく新しい存在を創り上げることも可能。
本編中でも多くの上位存在を放出し一人で戦線を形成したが、マリアンヌが夏休みの間に束ねた絆の力の前に敗北する。
●ミクリルア
ゼルドルガと共に遠い遠い昔、神話として語られるような時代に、人類のレイヤーに召喚され争いの道具とされた。
結果として勝利者のいない戦いとなったその戦乱から逃れ、共にひどく消耗した状態で彷徨い、ある女性に保護される。
最後の別れは凄惨なものだったが、それでもあの思い出がある限り、彼が人類に絶望することはない。
●ゼルドルガ
ミクリルアがいくらでもスープを飲めるような世界が欲しかった。
そんな未来はシステム上用意されていなかった。ならば自分が、システムを変えればいい。
だというのに、最後の最後に立ち塞がったミクリルアに敗北。互いに存在を極限まで弱体化された状態で、ミクリルアが自身を巻き込む封印術式を発動させたことで彼の野望は潰えた。
その後はミクリルアと共に封印されていた遺跡をリーンラード家に発掘され、本体の権限こそないまま、権能の一部を研究用に貸し出す。
せめてもの罪滅ぼしだったそれが、ヤハトや軍神たちを招くことになるとは知らずに。
●ナイトエデン・ウルスラグナ
100%の力だけじゃできないことがあるな~と学習した。
世界は広いなあ! と毎日ウキウキ。買い食いとかめっちゃしてる。精神的にはほとんど小学生。でんじゃらすじーさんで爆笑するタイプ。現パロならゲーセンで無限に時間を潰せるタイプ。
マリアンヌの未来視の影響外にある。
いただきました支援絵を改めて掲載いたします。
碑文つかささんより、マリアンヌ
https://twitter.com/Aitrust2517/status/1366223480102920192?s=19
https://www.pixiv.net/artworks/88137077
初期に書いてくださった宣言マンガのリメイクです。
勝利の法則は決まった!さらっと赤を青を入れ込んでくれている匠の技なんですよね。
追放の法則も決めていけたらと思います。
八つ手様より、マリアンヌ
https://twitter.com/Yatude96/status/1410177159742713862?s=20
https://www.pixiv.net/artworks/90915895
ガーネット・スターショット!
夏休みの思い出をぐわっと描いたりさらっとドラゴンの頭部を描いたりで化け物か?という感じですね。
ぬくもり様より、マリアンヌ
夏休みンヌ欲張りセットです! 要素が多い多い多い。夏休みだけでどんだけ衣装変えてんだこいつ。え? 拾いきれねえよこんなの。
名探偵コンビが思ってたより風格出て笑いました。助手ユイ、些細な言葉でひらめきを名探偵ロイに与えそう感強くないですか?タピオカジークフリートさんは有形文化財です。
一つ結びアロハンヌに関しては、おれはかつて自分を育ててくれたじいさんに「じゃあじいさんの夢はおれが叶えてやるよ。アロハシャツ女子を流行らせる」と約束した激重い過去を持つオリ主系男子なのでめちゃくちゃ興奮しました。表情もいいよねこの動きがある感じ。かわいい子にはアロハを着せよ。
スカートをふわっとさせる動作は可愛いけど、その動作をわざとやる女の子は別種の武装を搭載して掛け算の魅力があるよね。間違いないね。
ろくろ回しを拾われるとは思わずビビりました。しかもなんか衣装がセクシーじゃない!?!?なんか胸元開いてない!?!?ろっ、ロイ!ジャッジ!死んでる場合じゃない!
劇場版パトレイバーをだいぶん前というかあの話を書くちょっと前にリバイバル上映で見ました。めちゃくちゃ面白かったです。
中央!センター!うおおおおおおお!!スーツの女子は最高。胸ベルトはイラストから本編に逆輸入させていただきました。
板前ンヌの浮き方がエグ過ぎる。何なんすかねこれ?
いや文字数が多い。キモ……
ぬくもり様より、リンディ
これがおれたちのリンディママだ!!!!!!!!
リンディ、マジでかわいいです。マジで本当に、リンディ、可愛いです。制服でベスト着てるのやばくないか? やばいよ。
うがーみたいな表情がめちゃくちゃいいですね。
飛び跳ねたりしてる女たちは何? 新体操の最中かな?
ぬくもり様より、マリアンヌ
五億周年ですわ!!!!!
さらっと目の中の光が星っぽい形なの好き。流星の輝きを宿した瞳の少女なんですよね。めっちゃ可愛い。お前がナンバーワンだ……(RTA記録最遅者として)
右下のアルファベットがローマ字なの気づいた瞬間流石に横隔膜壊れるぐらいデカイ声で笑いました。
ぬくもり様より、マリアンヌ
厳密には元マリアンヌです。目が……輝いてない……
ナイトメアオフィウクスの酷使で根本的なところから若干ずれてしまってはいるのですが何かしらの名残はあるかなというイメージだったんですが、ネクタイ残ってて痺れました。多分これ制服が呪詛で汚染されて生体パーツと化してるんだなという感じです。
現状、再登場の予定はないです。劇場版限定キャラぐらいの気持ちで書きました。
碑文つかさ様より、マリアンヌ
https://twitter.com/Aitrust2517/status/1458369758634467329?s=20
https://www.pixiv.net/artworks/94042886
コミカライズのすがたのマリアンヌです!可愛い!
ロイが見たがっていた競泳水着コスをおれたちが先に見れたのマジで爆笑なんですよね。
おいロイ、見てるか? イェーイw
ぬくもり様より、マリアンヌ
こちらもコミカライズのすがたです!競泳水着!おいロイ見てるか?(2回目)
こちらのデザインのマリアンヌも変わらず凛々しく描いてくださりました、ありがとうございます!!
掲載多くてすみません。最後の1個です!
本日より一迅プラス様にて、本作のコミカライズ連載がスタートしています。
https://ichijin-plus.com/comics/23957242347686
面白かった最後のGOODのとこぽちぽち押してくださいな。
皆様よろしくお願いいたします!




