PART3 シンギング・エボルブ
ハインツァラトゥス王国、リーンラード家屋敷。
今は無人となった屋敷内の貴賓室で、わたくしたちは事態の整理を行っていた。
いつものメンバーに加えて青騎士さんに猟犬部隊隊長、そして機械兵団と猟犬部隊と神父の一部幹部メンバーが室内に揃っていた。説明のため前に立っていたわたくし以外は、みんな席に座っている。
「──ということで、わたくしは夏休み終了後、新学期一日目を迎えたはずでした。ですが、こうして時間は巻き戻っていたのです」
体験した一週目の夏休みにあった出来事を、会議用のボードに書き連ねつつ大まかに述べ終わった。
さすがにピースラウンド仮面やらなにやらのプライベートな事項は伏せつつだが、神殿残党に関しては全部話したはずだ。こぼれてねえよな?
話を聞き終えて、席に座っていたユートが手を上げる。
「オーケー、大体分かったぜ。んで、その巻き戻しの権能ってやつが……」
「リーンラードの守護精霊の権能と予測しています。時を加速させる龍と、時を巻き戻す龍。ミクリルアとゼルドルガを、リーンラードは守護精霊としていたそうです」
その名前に最速で反応したのは、他でもないリンディだった。
「ちょっと待ちなさい。ミクリルアとゼルドルガっていうと、確か時空を司る神話上の龍よね」
えっ、そうなん? 作中でも認知されてるの?
ユイさんたちを見ると、一同困惑していた。誰も知らねえじゃん。
「辺境に伝わるマイナーな神話だから知名度は低いでしょうね。その神話によると、創世時に、時間軸の流れをゼルドルガとミクリルアが争い、ミクリルアが勝利したことによって時間の進みは下りに確定したわ。だからすべての生き物は若く生まれ、老いて死ぬ宿命を持つことになったのよ。もちろんこれは本気の殺し合いじゃなくて儀式的なものだったというのが通説で、ゼルドルガとミクリルアは世界の運営を助けるため、戦いを終えた後は揃って天に昇っていったそうよ」
こいつ、衛宮士郎みたいだな……
「ということは、ゼルドルガとは別にミクリルアも敵の手中にあるということですか?」
ユイさんの言葉に、重苦しい沈黙が流れる。
敵。即ち、かつてハインツァラトゥス王国に反旗を翻した神殿の残党と、そいつらに力を貸す何者かだ。
「どう、だろうね。敵の目的が不明瞭すぎる……ゼルドルガで時を巻き戻したのさえ、一体何のためなのか分からない」
「ひとまず何かしら企てていて、それを挫いたのは確かだ。しかしその具体的な内容はな」
ロイとジークフリートさんの言葉の後、一同揃ってこちらを見てきた。
あ、そうか。こっち視点だとアド握ってるだけなんだけど、みんなからしたら知識面で唯一の頼れる相手なのか。
わたくしは唇を吊り上げると、Vサインを突き出す。
「知りません! 前回は知らされずに戦いましたし、今回も知る前に粉砕しましたから!」
聞いて、全員同時にため息をついた。
〇トンボハンター 掛かっているかもしれません
〇日本代表 こいついつも掛かってんな
〇タウラス杯マジで勝てねえ ひと息つけるといいですが(叶わぬ願い)
【出遅れていないだけマシでしょうに!】
〇苦行むり お嬢はレース後半でやっとレースであることに気づく自称逃げだから傍から見ればガチガチの追込だぞ
〇無敵 賢さが極めて不足しているようなので一刻も早く鍛えましょう
ドロップキックで鼻へし折ってやろうかお前ら。
「まあ……でしょうね。あんたは敵の事情だのなんだの、知らなくてもぶっ飛ばすし」
リンディはそう言って自分の隣に座る男に胡乱なまなざしをぶつけた。
「一番知ってそうなのはあんたよ。知ってること全部言いなさい」
「いや~……リンディ様、それがですねえ……」
話を振られた猟犬部隊隊長の青年は、頬をひきつらせる。
「俺たちも直轄じゃないっていうか。貸し出した後、秘密裏に定期監査に行ってこいってだけだったんで……」
「何を貸し出したのよ」
隊長は言いにくそうに顔を背けた。
この場にいる面々の視線に猜疑心が混じっていく。
仕方ねえ。
「わたくしは既に知っています。アナタがたはわたくしの敵ですね?」
「マリアンヌ、それは……」
切り込むと、ロイがぎょっとした声を上げた。
そりゃそうだ。さっきは共闘したものの、余りに信用できなさすぎる。
「……どうかな。それは、これから次第だ」
「分かりました。ですがこの件に関しては、わたくしたちに協力してください」
「おいおい。敵って言ったのはそっちだぜ?」
「これがまだ交渉だと勘違いしているようですね」
「ハッ、拒否権はないってか」
鼻白む隊長に対し、わたくしは首を横に振る。
「命令ではありません。わたくしは協力してくださいと言ったのです。これはお願いです」
猟犬部隊隊長の青年の前に歩き。
そしてわたくしは正面から頭を下げた。
「お願いします……どうか、力を貸してください。彼女たちを……あの二人を、救うために」
周囲が驚愕に凍り付いているのが、空気で分かった。
数秒の沈黙が流れる。
「あーーーーーーーー!」
猟犬部隊隊長がデカイ声を上げながら頭を乱暴にかきむしり始めた。
「ああ、クソッ……何してんだよ俺マジで……」
控えていた部隊隊員が、彼にそっと顔を向ける。
「隊長。行動規約としては、可能な範疇かと」
「わーってるわーってる! そうじゃなくってさあ、俺らいい年した大人の集団なのに……学生にこんな真剣に頼ませてんのはヤバいって話でしょ……!」
……あ。
なんだ。そうなんだ。
この人、いい人なんだ。
いい人なのに立場が許さなくて、大変なことになってるだけなんだ。
じゃあ容易いな。
「猟犬部隊隊長殿。どうかお願いします。世界を守るためだけではなく。わたくしは大事な恩人を助けたいのです。だからこれは立場ではなく、アナタの心で判断してほしい。どうかアナタがたの力を貸してください」
「ぐっ……!」
頭を下げたまま、わたくしは口角が上がるのを必死にこらえていた。
声が震えている。感情が揺れている。即決をしてはいけないと頭で分かっていても、人情の悲鳴が踏みとどまらせる。
ここまで持ち込めば、チェックはわたくしが打つまでもない。
「……一応、大体の見当はついてるけど。私がだいぶ昔に根幹の設計だけしたアレでしょう。あんなの引っ張り出してくるなんてよっぽどネタ切れなのね。話しときなさいよ。お父様には私から言っておくわ」
「リンディ様……」
わたくしの親友殿が、勝手に最後の詰めをやってくれる。
────落ちたな。
「……分かった。話す。渡したのは、上位存在の召喚術式を、質を犠牲にして簡易的なものにする、いうなればお手軽召喚キットの試作品だ」
「『デザイアドライブ・ディザスター』──試作コードネームDDD。それがうちのラボから貸与されたものよ。とはいえ実用段階にこぎつけられるとは思っていなかったけど」
観念した様子で、隊長殿は自分の知る情報を話し始め、リンディが補足を入れてくれた。
なるほどな。前回、回収に来たのはそのキットか。
〇外から来ました 今回、マジでお嬢の気合の入りようが違うな……
〇第三の性別 マジで悪役令嬢みたいなことやってる!! 誰こいつ?
いや、それはそうと。
この話し合いが終わったら、お前らも後で情報全部よこしてもらうからな?
〇日本代表 ゼルドルガとミクリルアは辺境の神話にだけ名前を残したが、本質的には運営補佐用プログラムだ。要するに作品内存在が手出しできる代物じゃない。本来はな
話し合いを終えて。
騎士や機械化兵、神父たちが、洗脳されていた町民や神殿残党の一部のケアを行っているのを眺めながら、わたくしはチャット欄から情報を吸い上げていた。
【そのあたりはルシファーから夢の中で説明されましたわね
なんか上裸に白衣に眼鏡の不審者スタイルだったのであんまり頭に入りませんでしたが】
〇火星 ああ、やっぱり、ルシファーと話すときはこっちから見ることも聞くこともできないんだな
〇つっきー 白衣!?!?!?!?メガネ!?!?!?!?新衣装どどどどどどこですがギャラリーモードどこですか!?
〇無敵 うるせえよ、真剣な話してんだから黙ってろ
〇TSに一家言 お前が言うのか……
本当だよ。
ジークフリートさん関連で一番うるさかっただろお前。
〇日本代表 本来は追加DLCで触れるんじゃないかって話だったんだが、特にアナウンスのないまま作成者と連絡が取れなくなっててな
〇宇宙の起源 多分、通常プレイだと条件を満たせないようロックしつつ、データ自体はすでにあったんだろうな
〇木の根 それをバグプレイでお嬢が解放したってことか
〇つっきー あの……本当に……えっと……加護! 私の加護あげるからデータくれない?
〇日本代表 バグり倒してる状況で加護上乗せしようとすんな馬鹿!
〇つっきー 黙ってろよ陰キャが! こっちは命かけてんだぞ!
〇日本代表 テッッッッメェ姉に向かってなんて口利きやがる!!
なんかチャット欄でキャットファイトが始まった。
【あのー……それで、他に分かることは?】
〇火星 ゼルドルガに対抗するなら、ミクリルアの力が必要だな
〇外から来ました 簡単に言えばシークバーを左に動かす力と右に動かす力だから、こっちがミクリルアを押さえれば、ゼルドルガの権能を完璧に相殺できる……ただなあ……
ああ、さっきユイさんが言っていたことだな。
そりゃそうだ。ゼルドルガ単体を手に入れたところで、巻き戻し過ぎないためには早送りの機能も必要だ。
〇鷲アンチ 基本的にはセットだからなあ、どうするよ
〇火星 ゼルドルガの権能を行使するには莫大な神秘が必要だ。多分上位存在五体を顕現させ、暴れさせる中で発生したのをエネルギーとして利用したんだろう。効率的に考えられてる。今回の相手は馬鹿じゃなさそうだな
【……ねえ、火星さん。アナタ随分詳しいですわね】
〇火星 ……まあ、分かるよな
眼下では、神父たちに洗脳を解除され、周囲を見渡し困惑する元信者たちの姿がある。
この光景を、何度も起こさせるわけにはいかない。この世界において、悪逆を為し混沌を齎す者は、わたくしだけでいい。
恐らく敵は巻き戻しの過程で、こちらのスペックを把握しているはずだ。奇襲でなければ戦闘は成立すらしなかった可能性がある。だからこちらも知らなくてはならない。敵のことを。
〇火星 恐らく今回、裏で手を引いているのは、俺が本来司っていた領域から力を引き出している下手人だ
……!
神域へのアクセスと聞けば嫌でも思い当たる節はある。
やはり、七聖使か。
〇火星 山を奇襲したとき、若干だけど力の発動を感じた。俺はもう管轄する権限がないんだけど、切り離されてる権能の本体に不正にアクセスして使ったんだろうな。
【なる、ほど、なるほど……ではアナタなら、黒幕のカタログスペックを誰よりも知っているはずですわね。何せかつてのアナタなのですから】
〇火星 ああ、もちろんだ。軍神の七聖使──自分のことだから若干言いにくいけど、権能は強力だ。他の上位存在の力を取り込み、そのまま発揮したり、かけ合わせたりすることもできる
【は? 転スラじゃん】
〇みろっく 取り込むってことは、コピーとは別枠なのかな
〇宇宙の起源 みたいだな。だがオリジナルを消滅させたうえで掛け合わせまでできるのは脅威的だ
〇火星 ただし、それでもゼルドルガクラスの権能を取り込むことは設計上できない。推測になるが、神秘の発動用に上位存在を顕現させ、その力は自分のものとする。そしてゼルドルガを無理矢理に行使し、何度も行使し、弱らせ、そして取り込みはできずとも支配下に置く算段だろう
【なるほど……でしたらミクリルアで対抗できるかも怪しいですわね
何よりわたくしが敵の立場なら、ミクリルアは手放さないか、あるいは無力化しておきます。それすらできない馬鹿がこの計画を立てたとは思えません】
そうして思考をまとめ、唸る。
難しい状況だ。先手を打てただけマシというか、打てなかったら一撃で詰んでいた。おいおいクソゲーかよ。今さらか。
〇日本代表 フーッ……フーッ……よし、話は聞かせてもらったぞ
〇太郎 あ、喧嘩終わった?
〇日本代表 ああ、ブチ転がしといた。ひとまずは軍神を追うしかない。もう神殿残党と組んで何を狙っているのかとか考えてる場合じゃない。その気になればこっちの認識にすら干渉されるんだ、すまないが、巻き戻しに耐性を持ってるお嬢が頼りだ
まあ、そーだよな。
ここからはわたくしたちの仕事だ。
礼を告げてからコメント欄を消し、うんと伸びをした。
「あれ、そんなところにいたのかい」
下からロイがこちらを見上げ声をかけてくる。
町民たちが集められた、リーンラード家が治めていた町の、時計塔の屋根にわたくしはいた。
ここなら邪魔は入りにくいからな。
「とうっ」
飛び降りてヒーロー着地をする。
ロイはそっと顔を背けた。
「良くないよ、今の動き」
「ああ、スカートの中ですか。未来のアナタには散々見られましたわよ」
「……聞きたかったんだけど、未来の僕と君ってどうなってたんだい? その……」
「……べっつにー。覚えてない方が悪いと思いますわー」
「えっ、ちょっと、気になるんだけど! マリアンヌ、待ってくれってば!」
わたくしは彼を置き去りにして、わたくしはスタスタと歩く。
覚えてねえほうが悪い。本当に。
町の通りを歩いていると、泣きじゃくる幼い少女と、その母親らしき女性と、おろおろしているジークフリートさんがいた。
「あら。怖いお兄さんがいますわね」
「マリアンヌ嬢、からかわないでくれ」
騎士はバツの悪そうな顔をしていた。
まあわたくしたちはこの人が心優しい頼れる人だって知ってるけど、外見は怖いもんな。
「ほら、こちらを見なさい」
「……?」
泣いていた子供前に座り込み、わたくしは単節詠唱を三度行うと、流星を三つ顕現させた。
「ほっ、はっ、ほっ」
流星でお手玉を始めると、子供は涙を止め、食い入るようにしてこちらを見てきた。
「……慣れているな」
「入学前は、定期的に孤児院にボランティアで通っていましたから。絵本の読み聞かせも抜群に上手ですよ」
背後でジークフリートさん相手にロイがマウントを取っていた。
お前は主に鬼ごっこ担当だったもんな。
流星を六つ程度に増やしたところで、少女の目から涙は消え去り、笑顔で弾む声を上げてくれていた。
「これでよしと。もう怖くないですわね?」
「うん!」
「すみません、ありがとうございます……! ほら、お姉さんにありがとうって言いなさい」
「……おねえさん、ありがとう!」
声を聴いて。
『ありがとう』
脳の奥がスパークした。
「────ぁ」
声が、出なかった。
恐る恐る、彼女と、視線を重ねる。
「……それで、どうしたんです」
「この子は上位存在のコアになっていてな。異常はないか、精密検査が必要だったのだが、ぐずってしまって」
背後の会話を聞いて、納得した。
そうか。この子だったのか。
「アナタ……」
「?」
「歌は、好きですか」
問いに対して、少女は笑顔を浮かべこくんと頷く。
「うん、大好き! わたし、しょうらいはか手になるの!」
「もうっ、すみません変なことを……」
母親の言葉に首を振り。
わたくしは震える腕で、その小さな身体を、しっかりと抱きしめた。
「将来……デビューしたら。きっとたくさんの人に聴いてもらえますわ」
ロイとジークフリートさんが後ろで困惑している様子が伝わった。
腕の中の少女も、目を白黒させている。
でも今は、ただ、この温もりがあることが、ひたすらに嬉しかった。
町民たちの対応がつつがなく進行した後、わたくしはユートとリンディを連れて儀式場のあった山まで戻ってきていた。
端的に言えば、分析に長けた二人の力を借りて現場検証がしたかったのだ。
儀式場の入口から横へ進み、ぐるりと山を回る道を歩く。
「この辺りは無傷のままみてえだな」
「バカスカ撃ったのに大きくは崩れなかったわよね」
リンディの指摘に鼻を鳴らす。
「ある程度内部構造は把握できていましたし、後日……まあこの時間軸では後の話ですが、ハインツァラトゥスの騎士たちから上がってきた報告書も目を通しました。どこを攻撃すれば儀式場に届き、どこを攻撃すれば山が崩れてしまうのかぐらいは演算済みです。山を崩したところでイレギュラーが増えるだけですから、極力その辺りは被害が出ないようにしました」
「アンタ本当にこの辺に関してだけは頭回るわね」
「この辺だけとは何ですか! その程度の計算、大前提として済ませていましてよ。無礼てもらっては困りますわね」
「傍から見てりゃ訳わかんねえこともあるが、中身まで聞くと流石と言うほかねえな……」
肩をすくめながらもユートがわたくしを賞賛する。
ふふんと胸を張った直後。
ズドドドドドドド!! とすさまじい音を上げ、目の前で山の斜面が一気に崩れ落ちていった。
「…………」
「…………」
「…………」
わたくしたちの足下まで飛び散る土砂。
崩れるのが十秒遅かったら余裕で巻き込まれていた。
「言い訳あるか?」
「ないですわよ」
「ちょっとは反省しなさいよ!」
ないもんはない。言い訳のしようもない。マジですまん。
崩れた先には幸いにも小川があるだけで、二次被害はなさそうだ。いや本当にあぶねえ。
「あれー? おかしいですわね、こっちが崩れるとなると、構造的に脆いものでも……?」
足元を魔力で補強しつつ、三人で土砂の中に踏み込む。
顔を上げたユートがあっと声を上げた。
「おい、あれ」
見れば地面が崩れ、新たな横穴が姿を現している。
顔を見合わせ、わたくしたちは土砂を駆け上がりその洞穴へ向かった。
「こいつは……祠か?」
穴は浅く、小さな祠があるだけだ。
直感があった。わたくしは洞穴に踏み込むと、祠を魔力砲撃で吹き飛ばした。
「なんですぐ悪いことするの!?」
リンディが悲鳴を上げるが、祠の中にあったものは無事だ。
慌てて後を追って来たユートとリンディが、肩越しにそれを除きこんで、絶句する。
「……龍」
小さな、小さな銀色の龍が、祠の中にて静かに眠っていたのだ。
『……くあ』
そして今起きた。
背後の二人が即座に魔法を起動させる。
「おはようございます」
『んにゃ……ごめん、もうちょっと……あと……五億年……』
「寿命尽きますが」
『えぇ……? もしかして人間……? ちょっと今はむりぃ~……儂、がんばったからさあ』
それだけ言って龍は、眼を開けることすらなく再び寝息を立て始めた。
で、こいつ何?
〇日本代表 これミクリルアじゃねーか!!
〇火星 なんで幼体になってんの!?
〇みろっく ゼルドルガに対抗できるミクリルアを入手するために、山を破壊する必要があったんですね
いや……知らんが……?
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