2つ目 異世界
久しぶりの投稿となります。これからも、毎日投稿はなかなかできない自信がありますが、小説の中身の自信はあるので、楽しみにして見てください。
……………………うぅ…………
もうそろそろ夕飯の時間かな?
すごく眠いけど早く起きないと………
「うぅん………ファー……よく寝たな…………」
「…………って…………ここどこ?」
私がいたのは、部屋の中ではなかった。
くさの生い茂った、原っぱのような場所であった。
まわりには、何もない。ただ、草の生えた大地があるだけであった。
「…………こりゃ夢だな………また寝よ。そうすれば目覚めるかもしれないし」
そう思った私は、また横になる。
はぁ…………いくら眠いからって最近寝すぎかな………
こんなにリアリティのある夢を見始めたら………
そのうち夢と現実の区別がつかなくなりそう………
まっ、それもいいか………寝れれば何でもいいし……………
また目が覚めた。
「………………えぇ…………」
そこは、さっきと同じ原っぱであった。部屋の中ではなかった。
「どうなってんのこれ………」
また寝よう。そうすれば今度こそ………
「……………うそ…………」
また同じ場所だった。
「……!今度こそ………」
それを約10回ほど繰り返した。
だが、何度やってもだめであった。見えるのは、草が生い茂った大地だけであった。
困った………これは流石に困った………突然分けのわからないうちに別の場所にいて、しかも、元いた場所がわからない………まさに絶体絶命だ。
「……とにかく、この辺りに人がいないか、探してみよう」
とても眠いし、歩くのもめんどくさいし、人を探すことも話しかけるのもめんどくさいが、背に腹は変えられない。人が見つからなければ、私のお腹と背中がくっついて、ガリガリになって死んでしまう。
それだけは避けたい。あらゆることに無頓着な私も、命の危険に対する危機感ぐらいはそれなりにある。
それに、死ぬと痛そうだし、絶対にやだ。
「じゃ、探すか。」
私は、歩いた。数十メートルほど歩いていると、
「おぉ……これは」
そこには、大きな崖があった。高さ数百メートルほどはありそうな巨大な断崖絶壁。
その下には、都市らしきものがあった。
私の住んでいる日本の都市とは、まるで違う。
まるで、世界の名所を紹介する番組にでも出てきそうな都市だ。
ヨーロッパ風と言ってもいいかもしれない。
うん?待てよ……?
知らない場所にいた…………そしてこのヨーロッパ風の都市………
ここはもしかして………最近よく聞くようなった
「異世界召喚…………?」
いかがだったでしょうか。あまり展開はありませんでしたが、これからも面白くなっていくので………多分…………面白くなると………思うので、応援よろしくお願いいたします。