1つ目 眠い
さあ、いよいよ始まります。きちんと睡眠をとってきましたか?
これを読んでいると、寝床が恋しくなってしまうかもしれません。
前もって充分に睡眠をとって、読むのをおすすめします。
それでは、お楽しみください。
私は、井辺旬。どこにでもいる普通の高校生………ではない。
高校生と言えば、恋に、部活に、友情に、勉強に、一番人生において輝かしい瞬間であろう。
だが、私はそのどれにも当てはまらない。
それらに対して私はとても無関心だ。というか、それ以外のことに対しても私は無関心だ。
私は、特別な存在ではない。
顔は童顔ぎみで可愛らしいと言われたことが何度かあるが、自分では自分の顔は、これといった特徴はないと思っている。
スタイルもそれほどよいとは思わない。胸は、大きすぎなければ小さすぎることもない。ウエストは痩せ気味なので、細い。ヒップは胸やお腹と比べて若干大きいくらい。健康的な肉付きをしているとも言い難い。どちらかといえば病弱な外見である。
趣味も特にはない。強いて言えば、寝ることくらいである。
学校での楽しみは何かというと特にはない。
こんな性格なので友達も居らず、一人でいることが多い。
そんな私の生活はどうなのかというと、平日は学校から帰ると、眠り、食事の時間になるとお母さんに起こされ、食べ、そしてお風呂に入り、宿題や予習、復習をやり、寝る。
休日はというと、自分から外に出ることはほとんどない。寝る、勉強する。この2つしかしない。
だが最近このような私の生活に変化が起きたのだ。
私は、つい3ヶ月前に、不登校になった。
理由は簡単。より寝たいからだ。
当然お父さんやお母さんは、怒ったが、私は、眠気に逆らうことができないのだ。とにかく眠れればそれでいいのだ。
_______というわけで、今日も私は、寝ている。
日付は、10月のとある月曜日の午後1時。私的にはとても眠くなる時間帯である。
お昼を食べ、満腹になった状態でベットに横になる。これほど贅沢なことがあろうか。
「あぁ………気持ちぃ………」
ベットはいい。横になるだけで離れられなくなる。
シーツの柔らかくザラザラした感触がたまらない。
その上に横になった私の上には毛布。
これにより。毛布のなかが、ポカポカしてくるのだ。
これから本格的に寒くなってくるこの季節にこの組み合わせは、まさしく最強だ。毛布のヌクヌクを感じつつ、背中も暖かくなっていく……。
寝床という文化を作った人に、勲章を贈りたいほどである。
「あぁ……眠い……」
そんな私はだんだんと瞼が重くなっていく。
「睡眠……万歳……」
あぁ、寝るってなんて幸せなんだろう……
このまま何も考えず、永遠に眠っていたい。
いかがでしたでしょうか。まだ、異世界要素はありませんが、これから本格的に異世界が登場してくるので。期待していてください!
あと私事ではございますが、これから毎日投稿!みたいなことはできないと思います。
なにぶん学生の身なもので………本当にすみません。
ですか、時間が取れましたら、できるだけこの小説を進めたいなと思っております。
気長に応援、よろしくお願い申し上げます。