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人は自分達が生態系で最上位だと信じすぎた  作者: 入江潤
仁 フリアンガリッシュの日記
18/23

セチャイの言葉

『 人間にとって大切なのは..."真理"を見つけることらしい


例えば"矛盾"。


絶対に貫く矛と絶対に貫かれない盾


どっちが勝つのか...。そこに"真理"が生まれる


真理というのは..."真実"と似ている


だが真実と真理は全くの別物である


コウモリと鳥の羽根は...それぞれ違う器官だったように


相似であるが合同ではない.....


そう難しく考えるな...感じなさい...


そうすればきっと"真理"は見えてくる...かもしれない


真理が見えない人もいる


真理が見える人もいる


それが"真理"であり、"真実"である』


..........上記の言葉は、フリアンガリッシュの記憶の中の偉人「セチャイ・フォールスマン」の言葉である。


セチャイは真理学者である。


周りの人々からは「エセ哲学者」と揶揄されることも多かったが、どんどん力をつけていった。


メキメキと"力"...つまり「ツいてくる者」を増やした


フリアンガリッシュは"真理"をハッキリと理解はしていなかったが、不思議とセチャイの言葉に惹かれた


分からない方が良いという事はこのことなのかもしれない


フリアンガリッシュはそう思っている。


フリアンガリッシュは"真実"を悟ろうとしていた。


しかしそれはあまりにも恐ろしい"真実"だったので彼は目を瞑った。


二度と開かなければいいとさえ思えた。



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