かつての戦友「ザャスヤン」 多分。
...名乗るのを忘れていたかもしれない
僕の名前は「フリアンガリッシュ」。
本名は長いからここには記さないことにするかな
僕は幾年か前、兵士として戦闘してた、多分
そう、きっと。
そんなはずないんだけど、そんな気がしてる。
いや、そんなはずなくはないのかな
もうわからないんだ
プアルツマクの地に初めて訪れた時、僕は大いなる感動を覚えた
その感動で三日三晩涙が溢れて止まらなかった。
ムタッセはさすがに心配してくれたけど、それでもやめなかった。
プアルツマクについては後で記すことにする
自分の世界に没頭させてくれ
僕がここに来た理由はただひとつ、死亡したからなんだと思う
戦闘での名誉の戦死....っていうことを祈ってる
自爆テロなんかしてないことを祈る
時計は9時過ぎをサしてる。
すると向こうからかつての戦友ザャスヤンが現れた
僕はこう叫ぶ
「ザャスヤン! 君とは初めてあったけど、そんな気がしてた!」
ザャスヤンは不思議そうな顔をして首を傾げる
「なんで僕の名前がザャスヤンって知っているんだい?フリアン!」
「君も僕の名前を知ってる! やっぱり僕達友達だったんだ!」
ザャスヤンとはすぐ意気投合した。
彼とは長年の友という感じがした
「ザャスヤン、こうして君と再び話せたことを誇りに思うよ」
「フリアン、僕もだよ。また会おうね」
ザャスヤンは、行く宛てもない僕を置いて1人でどこかに旅立っていった。
不思議とザャスヤンの行き先は気にならなかった。