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スラリンじゃ...ないもん!

「まあ、スラリン。しょうがないって。時の流れってやつさ!」


「だからスラリンじゃないってセルリンだって!バカにしないでよね!」


「ということで、こいつはセルリンです。覚えてやってください。」


「もう!何でそんな上から目線なの!」


「いや、しかし我々は石像に日々祈りをささげております。そこにまさしく!刻まれているのです!『スラリン』と。」


えぇ..じゃあこれみんなスラリンって思ってるんじゃあ...


「あんまりだよぉ~~~」


というわけで、司教にこのセルリン?のことを聞くことにした。


「セ..スラリンは何をしたことになっているんですか?魔王を倒したんですか?」


「うむ...ス..セルリン様は魔王を倒し、世界を平和に導いたといわれている。しかし、魔王は再び復活し、世に災悪をもたらした。それが今から140年前のことだ。」


「ってことは何?魔王はスラリンが倒してから(スラリンジャナイモン...)10年で復活したの?」


「そういうことになる。つまり、一時的な平和にすぎぬ。しかし、10年で、押されていた人間種系の勢力は強まり、次の魔王に対抗する手段が増えるのだ!」


(つまりナギ説ってわけね。)


「なるほど。つまりスラリンは倒せたんだな。魔王を。良かったな!」


「..スラリンじゃな~~~い~~~!」


スラリンはいじれるな。魔王が倒せただけ良かったじゃないか。


「..まあいいけど。けど、司教さん。俺がセルリンが生きてることは誰にも言わないでほしいの。だから...」


「わかりましたぞ。つまり魔王に見つかるとまずいわけですな。この件は誰にも知らせません。」


司教は勝手に納得してくれたようだ。

「わかってくれてありがとう!...ちなみに俺の家、どうなってるかな?」


すると司教は答えづらそうに..


「今は...博物館になっております..」


「「はぁっ!?」」




ということであった。俺たちはセルリンの家に向かうことにした。

セルリンきっての願いだったが、俺も博物館になっているのであれば、なにか情報が得られるのではないかと思い、少し期待していた。

よくあるだろ..?博物館に行くと当時の偉人が着ていた服とかさ...






「はぁぁぁぁああああ!???」





「んっ?なんかあったの「ああああああ~~~~みちゃだめぇえええええ」か?」


なんかあったらしい。隠されるとみたくなるのが男の本性☆


「重要な手がかりか!?それならば今後のために見なければならないな!なんったって自分の命にかかわるかもしれないからなぁ。だからそこをどいてくれよセルりんっ!君がいくら見せたくないものだからといっても展示されているのなら俺にもみる権利があるだろう!だから...「パンツ...」」


「えっ..?」


「展示されてるのパンツなんだよぉぉぉおおおおお!!!!」


「だったら重要な手がかりじゃないか!パンツの繊維情報を調べてこの時代と比較して何年経ったか調べていけば今の時代がどのくらい経ったか比較できるぞ!だからそこをとおすんだ!「なにいってるの!?ちょっちょっとやめてよパンツみないでぇぇぇぇえええ!!」


ここが男の真価が発揮されるところ。獣耳っ娘の羞恥心とともに吊橋効果で愛情を掴み取る!


「っ!?んんんっ..えい!っと!と...取れた~~!これでみれないんだからね!」

「チッ...」


「今舌打ちした!?」


と、こんな展開があったものの、セルリンの家探索を続けていく。


「あ~~、俺さっきから資料読んでるように見えてたと思うけど、文字読めないからよろしく!」

「はぁ!?あんた何時間ボーっとしてられる人種なの!?異世界から来るとみんなそうなの!?」


ほら!ケイタからあんたよばわり!ぐっと距離が縮まったでしょ!


「そこは異世界補正だと思うんだ~」

「さらっと異世界にきたせいにした!?」


というわけでさらに時間が経った頃...


「ふふふふふ~~ん♪ふふふふふふふ~~ん☆」


まあ、今俺は何をしているかというと、もらった剣を布で磨いているわけだ。

剣っていいよね♪かわいいよね♪


[うわっあいつ刃物オタクだ....]


んっ?セルリンがこっち見た気がするけど、どうでもいいよね!


まあ、それからさらに時間が経った頃...


「ない...」


「なにが~~~~?」


「私が机のギミックに隠しておいたへそくりが...」


家に帰って安心したのが一人称が違うな。


「まあしょうがないだろ。150年経って家が残ってる(博物館だけど)だけましだろ?」


「ああああぁなんかくやしぃいいいい!」


まあ、家に帰って家が博物館だったなんてことあったら俺だったら泣くけどな。さすがは勇者。泣きはしない。


「そもそも博物館って何!?何で博物館にしようと思ったの?嫌がらせ!?」


「案外、他の勇者の家も博物館になってるんじゃないか?」


「そんなことは...確かに私が小さい頃行った記憶が...」


「まあ、お前の家が博物館になろうと魔王城になろうと、どうでもいいんだが、何か見つかったか?」


そういうと、セルリンはなぜかしぶしぶ、資料を差し出した。


「これが、俺が魔王を倒してから起こった出来事をまとめたものらしいよ。」

「いやよめないんですけど...」


「.はっ!わすれてた!じゃあ重要なところだけ読むね!」


こうしてセルリンが死んでから150年のことが語られるのであった。

続きが思いつかん!

何とかしてくれ!

失踪不可避

次の作品に移るんじゃないかな・

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