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きちゃった?

俺が洞窟から出ると、空には惑星が連なっていた。

何個も。

獣耳っ骨が憚っていたときから感じていたが、


「おれ、本当に異世界きちゃったのかな??」


まあ、人生いろいろあるしね・・・

よく友達が「えっお前何言ってるの!?そんなのいねえってこの部屋に!やめろやめろ!」

なんていってたけど、俺には見えてたからね。幽霊?


「感傷に浸ってるとこ悪いけど、変なの...魔獣って言えばわかるかな?がでてくるよ?気をつけて~」


「魔獣までいるの!?ファンタズウィ~~!」


「いや普通になめてると死ぬからね。気をつけてよね!」


「しかし俺にはお前という剣がついているだろう!」


「いや俺普通の剣だからね!一応つおい剣だけど..」


なんということだ。こいつそんな強くないらしい。


「対策法は?」


「俺のテレポートを共有すればいいんだと思った。」


共有って何ぞやっ、ていうかテレポできるんかい!


「どうすればいいの?」


「剣を絶対に話さなきゃ大丈夫だよ!」


ということで...


じ~~~~~~っ


うぉ!


ひっぱられる!超引っ張られる!


むぐっくふっくはぁ!


「はぁはぁはぁ」


なかなかに苦しい体験だった。


「大丈夫?アハハ」


「大丈夫アハハ(棒読み)」


何も問題ないさ!


「じゃあ、ここ、町だから門兵のとこいって通ろう!」


「あのガチムチおっさんのところ?いやだよ。逝きたくない。」


どう見ても侵入者滅すべき見たいなおっさんが立っていたので辞退表明をした。

あれはやばい。もう剣抜いてるもん。


「アハハ大丈夫だって。どこの町でもあんなもんだよ!」


「そうなのか...ならだいじょうぶかなぁ....」


ということで近づく。


「きっさま!我らが勇者の剣を持ってこの門を通ろうとは!なにものだ!」


あっれれぇぇ~~~怒ってらっしゃるよ。


「この剣は骨さんから「なにぃぃ~~~!墓荒らしかきさまぁぁあ!」」


だめなやつだこれ


「はいはい!ちょっとまった~!「だれだ!」現職剣の勇者です!」


「剣がしゃべった~~!勇者の祟りだぁああ~~~ひぃぃぃぃいい」



あのおっさん走り去ってたよ....


「俺もこうなるとは思わなかった....」


ということで、おっさんは、超怖がり系なタイプでした。ギャップ萌え。


「まあ、はいろっか。」


「ソウダネ~ハイロウカ~」


ということでついたんだが、ここは何の町だ?


「獣人のまちだよぉ~」

「思考を読み取るな!」

「って言われても聞こえちゃうんだもん」


獣人の町らしい。猫耳っ娘の寝込みみ襲いたいにゃ


「というような変な妄想も聞こえてるにょ。映像とともに。」


「にゃ!?」


「まあ、ケイタの妄想はいいとして、教会!教会行こう!」


「なにかあるの?」


「俺の体を復活させるの!」


ということへ教会へ..


「復活するって、生き返るの?」


「そうだよだから早く急いで!」


なるほどこの世界は死と身近らしい。


「迷える子羊よ「おじさん私勇者だから復活させて!」」

はやい!最後まで言わせないこのスタイル!そこにしびれるあこがれるぅ!

「勇者!あの、150年前に魔王戦で死んだといわれるあの!?」


「「えっ」」


「最近死んだんじゃないのかよお前!」

「最近死んだんじゃないの私!」


「...っ!まあまずは復活させよう。リ↑ヴァイブウウゥゥゥゥぅぅぅ!」


結構力仕事なんだな。

・・・

おおっ!

体が生成されて、生成されて、されて....


あっれぇぇ?

猫耳っ娘だったのぉ!?

しかも裸で...


「...お嬢様、さあこれをおかけください。」

紳士な俺はすっと自分がつけていた上着を差し出す。

「まあ、この上着俺のだけどな。」

!?

まさかの失点


「ふぅ!やっと体が戻った!あ、服返してよね!俺の剣も!」


無慈悲なり。


「なっ!まさに石像のとおり!ではあなたが...」


「そう!俺が勇者「スラリンさまなのですね!」

プッ


あっはは!この沈黙は痛いぞ!

「スラリン様...?」


追い討ちをかける司教。


「スラリン。復活した喜びをかみ締めるのはいいけどなんとか「スラリンじゃないもん!」」

「わたしセルリンだもん!」


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