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異世界の入り口があると聞いて。

異世界とかそういうネタ大好きなんですよね。

異世界の入り口があると聞いて。


洞窟に異世界の入り口があるらしい。

霊道だとかなんだとか。

けど、とりあえずなにか知らない世界につながっているらしい。

俺は霊とか信じてるけどコワくないタイプだから。

だからいろんな洞窟の霊道に行ってみることにしたんだ。


まず、近所の洞窟?防空壕見たいのにいってみたが、何にもなかった。

そりゃそうだろう。防空壕だもん。

もちろん夜中にこっそりと。


次に、山にあるらしい洞窟?に言ってみた。

涼しい。


そんだけ。


けど、夜中にこそこそやるって楽しいよね。

てことで、3つ目。


もうネットは頼らない。


自力で探す(キリッ!)


樹海ありそう。

だって絶対あそこ磁場とか変なのなのでてるじゃん。

どうせ県外にならないらしいから探してみよう!


といったところで4時間後...


「まよった...」


県外にならないといったのは誰だったんだ??

完全に県外じゃないか。

と、まあ当てもなくふらふらしていると、声が聞こえたんだ。


「...こっち...こっち...」


これにはびびった。これが死者の誘いってやつか。

けどコワいだけで、別段害はなさそう(な気がする)のでもちろん行ってみた。





そう。そこはとてもとても大きな洞窟でした。

これがgooglo map さんに映らないなんてどうかしてるぐらいに。


そして入り口から、反対側が見えるんだ。

小さい光が遠くに見えたんだ。

だから俺は行ってみることにした。





この洞窟、少し長いんだな。

ほんとに。

出口の小さい光が大きくならないよぉ。


まあ、出口の光が見えてるだけで、中は真っ暗だから


「テレテテッテテ~~~懐中電灯★」


これを使えばあたりを見渡せる。


見渡した。



骨はやばいよ。

服着た骨がちょくちょく落ちてるんだが。

ここで俺はようやくやばいところに来ちゃったんじゃないかなって思い始めた。




洞窟が長いのでもう少し歩いた頃。

俺は骨に慣れていた。


「ほ~ねほ~ねほねほねチャチャン」


もう骨は余裕である。むしろ観察してたらかわいくなってきた。

全ての骨を見る勢いで観察していると。

そこに獣耳のついた骨がいたんだ。


「獣耳っ娘世に憚る。」


何がやばいってもうテンションがやばい。

さっきからの骨に獣耳。

楽しすぎる。


だから、さっきまで遠慮してたけど、この骨たちの装備品をあさってみることにしたんだ。



「がさがさ~~~♪んっ?」


巾着袋が出てきた。

中身は、、


指輪

コイン

ブローチ?


明るいとこで見るから全部もらっておこう。


次は~~


剣?

ナイフ?

口で吹く矢?


なに時代だよ。もらうけど。


次は~~



つおそう。

フルプレートってやつか。

ライトで照らしたらプレートがぼこぼこしてやんの★

こいつの剣は強そ!?

「...と...取るな...」


「ひいいいいいいぃぃぃぃぃぃ」


びびったびびびったたた。とらないですとらないですすいません。。。。


「....なに....を.....おび..え..て..いる...人...の......も...の..は......とっては....いけないだろぉ.......」


もう人生で最大ビビりいただきましたもうしませんすいません。


しりもちをついたところで、その骨はまったく動いていないことに気づいた。

理解した後の空白の時間が痛い。



「あのぉ~すいません。あなたは生きているんですか?死んでいるんですか?」


死者からの返答はない。


意を決してもう一度剣にふれる。


「...取るな...言ったであろう..」


少し流暢になったのは気のせいだろうか?


「いえ、あなたに聴きたいことがありまして、あなたは生きているんですか?死んでいるんですか?」


だからその沈黙痛いって。


「...眠っていたんだ。眠らせてくれ....」


「じゃあ剣ください。」


「...その剣で...頭を....刺せ!」

「わかりました。はい!」


それきり声はしなくなって剣は俺のものなのでよしとする。



まだ洞窟。案外楽しいね!


その後もたくさんのしたゲフンゲフン骨から色々な物をぬ..いただき、ホクホク顔である。

プレートさんみたいなやり取りがたくさんあったが割愛する。


まあこれだけ死んでるってことだから、ここで戦い合ったかなんかだよね。

てことでできるだけたくさん持っていくことにした。

出口の光もだいぶ近くなってきた。

ここら辺で、流暢な獣耳骨さんを見つけた。


「お~~い!そこの生きてる人~~!暇~~~?きて~~~~」

「は~い」


行ってみた。そしたら、なんていったと思う?


「俺、勇者だったんだけど、体どうなってる?」

うん骨ですよ。とはいえない。


「スマートで美しいボディです、いい体つきですね!」

ともいえない。

...

言ってしまったようだ。

「はっはっは!そうなのか!実は俺は戦いで目をやられちまってな。結構長い間寝てたみたいで、回復役のやつも先に逝っちまったしよ。体もうごかねぇし、どうしようと思っていたところだ。この先に魔王城があるって聞いて攻めたんだが強くて強くて。...なぁ。ひょっとして俺は加護を持っているから感じるんだが、俺死んでない?」


「じつは~~...」

かくかくじかじか、そういうわけで魔王城やらがあるその先から来たことを伝えた。


「はっはっは~!まあ骨っぽいなぁ~って思ってたんだよね!へぇ~~魔王城はないってことなのかなぁ~?まぁいいや!とりあえず向こう側から来たんだね!何で君が骨と普通に話しているかわからないけどそっちの世界は骨みたいなのが多いのかな?」


「いや別に骨はいないかな... 」


「あ、そうなの?としたら、こっちのこと良くわかんないでしょ?」


「うん、、まぁ....ガシャンカラガラカラン」


「なんか音がしたけどだいじょぶ?」


「さっきから拾って回ったものが多すぎてね..アハハ」


「インベントリもしらないか...じゃあ便利な魔法を教えてあげるよ!インブェントリィィィィーーーーーオーーーーーーペン!!!って唱えてごらん!っと、最初が肝心だからね。インブェントリィィィィーーーーー、から練習しよう。はい!インブェントリィィィィーーーーー...」


「なんか仰々しい魔法だな。何ナノそれ?」


「空間収納魔法だよ?まあそれはいいから練習して!インブェントリィィィィーーーーー!」


仕方なく練習した。習得して全部許可が出るまで30分かかった。


「はい!じゃあ、インブェントリィィィィーーーーーオーーーーーーペン!!!ってつなげて、どうぞ!」


何で俺がこんな...すぅぅぅ~~~~~

「インブェントリィィィィーーーーーオーーーーーーペン!!!」


はぁはぁ...んっ?なんか空間が広がって..


「成功だね!魔力を感じるよ!実は僕は勇者でもありインベントリ使いでもあるんだ。最初の詠唱が肝心で、最初の詠唱でサイズが変わることが確認されているんだ!そこから先は普通の詠唱でもいいけどね。」


少し寂しげに言われても今度は普通に言うけどな。

まあ、これで軽くなるだろガサガサ・・


「アイテムは入れれたかな?さて改めて、ぼくは、獣人族の狼系、勇者セルリン!お願いがあるんだけど、僕を一緒に連れて行ってくれないかな?」


「え、、骨じゃn「つれてってくれないかなぁ?」」


ふむ...


「お断りします。」

「といわれると思ったので、言っておくけど、僕の骨じゃなくて、剣と装備だけ持っていってくれれば、それでいいよ!」


「なんか思い入れがあるの?誰かに渡すとか?」


「僕の魂がこの中に移れるんだよ!」

「じゃあいいよ。」


「..ありがとう!じゃあ、剣を持って、なんか~~こう~~ここに入れ!って念じてみてくれる?」

ここに入れっ!


「ふぅ!ああ!やっと周りが見える。ありがとう!これからよろしく!ケイタ!」


「なぜになまえを...? 」


「そりゃ、僕たちさっきので魂の回路がつながったんだもん。そのくらいわかるさ!」

いえあなたのはまったくわかりませんが...


ということで、セルリンがついてくる?らしい。






「...それでね。魔王を倒した後にこちら側に戻れないことがわかってね。けど敵は増え続ける一方。もともと、この洞窟は入ったら戻れないって話で聞いたことあるんだけど、魔王のところまで行ったら戻れると思ってね。けど戻れなかったから僕らのパーティーは死んだんだ。治癒役のライティに、鉄壁のニコルス。魔法使いのアレス。いいやつらばっかだったのに。」


「へぇ~~戻れないんだぁ。。やばくない?」


「いやたぶん魔王は出てきてたから、通り抜けることしかできなくて、戻るには抜け切った後転送する必要があったんだと思う。だから今は抜けれると思うよ。」


「なるほどぉ...ところで、鉄壁のニコルスさんってば、フルプレートつけてた?」


「つけてたよ?なんかこうっ!こういうかたちの、ヘルメットかぶってた。」

...言いたいことはよくわかった。さっき成仏させたフルプレートさんはニコルスさんだったんだ!


「...ちなみに、もってた剣はこれ?」


「そう!それだよってなんでもってるの?」


「カクカクシカジカ「ってそんなことしてもらってきたの?まぁ、アンデット化してたなら別にいいか!アハハ!成仏させてくれてありがとね!」

良かったおこられるかと思ったけど、この世界では問題ないらしい。


そんなこんなで、最後までアイテムをあさりながら歩いていたら出口に着いた。そして目にした光景は....




「異世界でした。」




「あはは面白いこと言うね~!まあ確かに異世界か!君からすれば。ようこそ!アランドルへ!アハハ!」



短く区切ったサブタイトルが残ってました。

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