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即興小説01

作者: kumasan93

 ある夜、僕は途方に暮れていた。

精神を病んで、大卒とともに就職した会社はたったの2カ月でやめた。

ろくに職歴もないし、新卒というカードを失って、精神病まで患った僕には、転職のあてもなかった。

バイトもコミュ障のせいで受からない。

体育会系じゃないし、肉体労働も嫌だ。

大卒なのに工場勤務とかもイケてない。

しょうがないので死ぬことにした。


 でもなぁ……首つりとかなぁ。場所がないんだよなぁ。

実家暮らしだから練炭も無理だし。

手首切るのは痛そう。

精神薬ODはやったけどよく眠れただけだった。

そこで僕は思った入水自殺しよう。

そうと決まれば善は急げだ。

僕はりんかい線に乗ってお台場に向かった。


 東京テレポート駅から船の科学館まで歩いて10分。

僕は海辺に着いた。景気づけに瓶のスミノフアイスを飲んで、アメスピを吸った。

夜なので、対岸に見えるオレンジ色の光を放つ工場の夜景が綺麗である。

よし死ぬぞ!

そう思って海に近づく。

水面を見てみるとなんか浮いてる。木の破片みたいなやつ。

しかも今日なんか寒い。

完全に長袖の日だよ。半袖のポロシャツで来ちゃったよ。

溺れるまでどれくらいだろうなー。

気を失うまでさみいんだろうなあ。

しかもなんか変な木みたいの浮いてるし。


 そういうわけで俺はダイバーシティのラウンドワンでmaimaiをやって帰った。

割といいスコアだった。


15分で書きました

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