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戦国哀歌26

現れる男が毒消しの手掛かりとなるであろうと、長老は言った。

才蔵に向かい長老が言う。





「一人の男が現れる。その男が毒消しの手掛かりとなるじゃろう」




胡座をかき、鎮座している才蔵が神妙な顔付きをして尋ねる。




「その男が毒消しをもたらすと言う事ですか?」





暫しの間を置いてから長老が答えた。





「いやもたらすわけではない。手掛かりとなると言う事じゃて」





才蔵がしきりに頷き再度尋ねる。





「どんな男でしょうか?」





長老が難しい顔付きをしてから答える。





「男と言う事しか分からない。ただその男はそなたを苦しめる。それは定めと心得て欲しい」



才蔵がゆっくりと息を吐き出し、言った。





「それは勿論敵なのですね?」





長老が腕を組み答えた。





「それは分からぬ」

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