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戦国哀歌242

法主は一向宗の存続を考えた。

本能寺の変前夜。




石山本願寺焼失後。




法主たる顕如は息子の教如との確執の内に有り、光秀謀反の意向ありを知らない。




顕如は考える。





仏敵信長に徹底抗戦を敷いた経緯に悔いは無いと。




然るに大勢の信者が犠牲になり、死んで行った経緯にも、浄土真宗の本懐たる念仏の信条に鑑みて、極楽浄土が約束されており、悔いは無いと言い切れる。




しかしと顕如は考える。




骨肉の争いを回避し、何とか浄土真宗の存続を図れないかと。




今の教団の急務は信長の教団殲滅の意向を回避する事に尽きるのだ。





それしか無いと顕如は考える。




その為には教如との和睦を為すしか道は無いと法主は想い、息をつき念仏を唱えた。

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