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戦国哀歌159

僧正が長老に対信長決戦ほぼ全滅の報をもたらした。

長老が出来た毒消しを僧兵達を使って、幸助と綾に服用している時、僧正が来て対信長決戦ほぼ全滅の報をもたらした。





長老がおもむろに相槌を打って言った。





「やはり才蔵は討ち死にか…」




僧正がやるせなく切ない顔付きをしてから、間者がもたらした影に関する毒矢の情報をも開示し、影が才蔵を犬死にに追いやった事実を明示した。





それを聞いた長老が眼を血走らせ深く深呼吸した後、言った。






「相、分かった。対策は後で講じる由にて。ここはとにかく幸助と綾の回復が先決じゃからのう。全力を尽くす所存にて、僧正も尽力して欲しい。お頼み申す」





僧兵達が綾と幸助に同じ毒消しを細やかに与えている様を見遣り、僧正が長老に尋ねる。




「具合はどうですか?」





長老がいつものように惚けた仕種をした後言った。





「まだ二人共に目分量を服用しておらず、これからじゃて」




それを聞いて僧正が念仏を為し、一礼した。

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