第一部 時のとまった場所で出会う人
こんにちは!春風拓也と申します。
今回初投稿となります。
春の終わり、とある地方の町、東桜町に引っ越してきて三週間。五十嵐 翼にとって、学校はただ時間を潰す場所でありでしかなかった。
彼が唯一、安らぎを見つけたのは、町外れの廃駅——奥日山駅だった。
ここは、今から40年ほど前に廃止された路線、日山線の途中駅である。
奥日山駅の待合室は、午後三時二十五分で止まったままの大きな壁時計と、ニスが剥げた硬い木製ベンチがあるだけの、静かな空間だ。翼はいつも放課後、そこに座り、イヤホンで音楽を聴きながら、列車のこないホームを眺めながら座る。ここは、森の中にある駅であるので、周りに民家ましてやコンビニなんてものはない、でもその静寂がなんだか、落ち着くのだ。
そうやって今日もいつも通り学校帰りにこの駅に着て、待合室に行くことにしたときに、待合室の曇りガラスから人影が見えた。恐る恐る待合室をのぞきその誰かに声をかけた、
「こんにちは…あ…あなたは、誰ですか?」
そこにいたのは同じ学校の制服を着た女の子だった。
「え?! 私? 神崎 希叶 あなたは?」
「僕は、五十嵐 翼 ここでなにしてるの?」
「私? いつも時間のあいてるときに、ここで本を読んだりボケッとしてるんだ」と希叶さんは言った
「でも僕毎日ここにきているのに、なんで希叶さんとあったことが、ないの?」と僕は言う
「ここ三週間くらい、テスト勉強で、忙しかったり風邪引いたりで、来てなかったんだ」と希叶さんは言う
「そうだったんだ、僕まだこの町にきたばかりだから友達いなくて、良ければ友達になってくれない?」気がついたらそう言っていた、なんというか気が合うのかもしれない、この人なら友達になってくれると思ったのかもしれない。
「いいよ!友達になろう、私、あんまり友達いなくてね…」と寂しそうにいう、学校にあまりなじめてないのだろうか、と思う。
「ありがとう! この駅の雰囲気いいよね…」と僕はいう。
「そう思う?! わかる!」と希叶さんが、言う
話していくに、どうやらはなすのが少し苦手で、大人数の前だと少し緊張してうまくしゃべれないようだ、自分も似たようなものだったからとても会話が弾んだ、ひさしぶりに話すことの楽しさを感じた気がした。
「ごめん、そろそろ私帰るね バイバイ!」と手を振って帰っていた、ぼくもそれにあわせて手をふりかえした、ぼくも、そろそろ帰ろうかと家路へついた。
読んでくださりありがとうございました!
次の話も読んでくれると嬉しいです。




