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ローラードッチ世界編⑧

作者: 明地雫

単平『ど、どうゆうことだってばよ…今の…

ローラ、お前の技にそっくりじゃねぇか…‼︎』



ローラ『…言い忘れていたな。

チームイギリスのキャプテン、ロードローラー・ドボルスケッチ。彼は正真正銘…』



ローラ『私の実の兄だ。』



単平『えっアイツお前のあんちゃん?!

…言われてみればたしかに顔が似てるってばよ‼︎でもなんで!兄妹なのにアイツはイギリス

お前は日本に住んでるんだ?』



ローラ『……話せば長くなるが、話は4年前に遡る』


単平『え?長くなるの?じゃあいいや』


ローラ『僕はイギリスで兄含め、家族と暮らしていた。』



単平『いいって言ったのに…』


ローラ『父がとても厳しい家庭で、ボクと兄は

幼少の頃から学校にも行からせることなく、父から暗い地下室で寝食を忘れるほどローラードッチのスパルタトレーニングをさせられていた…』


回想〜


ローラの父『フフン、ローラードッチのプロになるのであれば学校の勉強など必要はない』



ローラ『だが兄は優しく、いつも父がボクに本気で投げた球を自ら受け、ボクを庇ってくれていた』


単平『な、なんて父親だってばよ…』


ローラ『転機が訪れたのは3年前。

父を見兼ねた日本人である母に連れられ、ボクは母と共に日本へと逃亡したんだ』



ドボルスケッチ『そうさ。今でも覚えているよ…朝起きたら大切な妹が居なくなっていた朝のことを』


ローラ『兄さん……』


ドボルスケッチ『ローラ。僕は僕を裏切った母とオマエを許しはしない』


単平『やいやい!そんな言い方はないだろ!

ローラは"ネグセクト"されてたんだろ?!』


ローラ『いいんだ単平…あとネグセクトではなくネグレクトだ』


単平『そうそう、それそれ』



ドボルスケッチ『…とにかく。オマエらが居なくなったお陰で父の僕への当たりはより一層キツくなった…』


ローラ『兄さん……』


ドボルスケッチ『ローラ。オマエが居なくなって早3年…』


ドボルスケッチ『僕は完全なる”ローラードッチサイボーグ”となったんだ』

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