001 このエッセイを始めるにあたって -簡単なご挨拶-
皆様こんにちは。伊吹梓です。
私・伊吹は、現代ドラマのカテゴリーで
『お母さんは二歳児です。-楽しい陰にいつも哀しさ。嬉しい傍にいつも寂しさ。認知症の母との日々-』
という介護をテーマにした小説を連載しております。
この小説は、実体験からヒントを得た、短編連作の連載です。
介護の実体験がベースですから、現在の日本の社会システムの中での出来事です。特に世界観などの説明は不要でしょう。
しかし、ですね。
介護業界というものは、構造が非常に複雑。
私も、母の介護が始まって5カ月ほど経ちますが、つい1週間前まで勘違いしていたことがあるほど分かりにくい。
いま家に来ている人はどこの所属?てか何する人?
通っているリハビリセンターと、母の家に来てくれるヘルパーさんと、計画表を作ってくれた人って、所属は別なの?
え、この契約書ってどこのやつ?
あれ、利用キャンセルはどこに連絡するの…?
本当に、脳がウニになります。もう冗談でなく、耳から溶けた脳が滴り落ちるんじゃないかって、それくらい分からないんです。
ん?誰?いま「ニワトリ」とか聞こえたんだけどさ?
…あ、気のせい?そう?うん。そうだよね。そのはずだよね!(圧)
とにかくですね!
分かりにくい構造や手続き、専門的過ぎる機器、普通に聞いても何が何だか分からない!となると思います。
これらもストーリーの中でご説明していこうと思ったのですが、あんまり細かくて、ちょっと難しいものがあるんですね。
ですので、今後こちらで、私・伊吹と、当該小説の語り手・染谷琴音の二人で、豆知識的なイメージでこれらのことをご紹介しようと思います。
尚、介護のシステムも機器も、2021年現在のものですので、今後大きく変わるかもしれないことだけはご承知おきください。
それでは皆様、今回はご挨拶のみといたしまして、次回から本題に入って行こうと思います。
では、また!