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17 ファミカ

久々の投稿になってしまいました。。。

今後もライブ感で書いていきます。

つぼみはダメだ。意図的でも意図的じゃなくても犯罪に関わっちゃうタイプだ。


典型的な物知らず田舎っ子だ。。。

こいつ1人にしてたら何するか分からない。

まぁ性格的に自業自得感は否めないところもあるが、咲ちゃんの顔であれこれ犯罪やらされたら俺の寝覚めが悪い。せめてウリボ村に戻るまではちゃんと面倒見てやろうかな。

、、、なんか考えが保護者みたいだ。俺若いはずなんだけど。。。


それにしても、この街も言語は日本語だし字も読める。

売っている食べ物なんかも特に変わったものはなさそうだし、働くことにおける懸念材料はほとんどなさそうだ。せいぜいつぼみくらいだろう。


街を歩き続けているが、なぜか商人達から一切声をかけられない。グイグイ売り込みかけてくると思ってたんだが。

もしかして商人の勘で俺らが文無しだと見抜いているのか!?

ちょこちょこ商人に混じっているナンパ師がつぼみに声をかけてきたがテキトーにいなしつつ進んだ。


街の中腹まで来ただろうか。公園のようなスペースの中心に掲示板を見つけた!

まさに求人募集掲示板であった!

おそらくこの街は接客業がほとんどだ。つまり俺が培ってきたバイト経験が活かされる。俺の接客力は最早カリスマ的だから引く手あまただろう!


どんな求人があるかな~、、、


何々、どぶさらいに糞尿処理、あとはライバル店潰しのクレーマーっと。。。


嫌な仕事しかねーな!!!

なんなんだこれ。接客とかの仕事は全部足りてるってこと!?

商人の街つっても、商売したいだけで汚れ仕事はNGってか!?あからさまに妨害工作しようとしてるやつもいるし。せめてそれはオープンにするなよ。バカだろ。。。


このままだと怪しい荷物運びをやるなどとつぼみが言い出しそうだ。

どうしよっかな~。。。


「ねぇ!これなんかどう!?楽そうじゃない??」


他の求人に隠れて見えなくなっていた張り紙をつぼみが見つけた。何々、


「便利な移動販売やってます、昼夜問わず働ける方求む」


配達的な仕事なのだろうか?夜間も営業し続けるのかぁ~

、、、コンビニっぽくね!?

これはなんか俺と相性良さそうだぞ!つぼみにしてはグッジョブ!


俺とつぼみは、この求人に書かれている場所へ向かうことにした。


求人に書かれていた場所につくと、大きな荷車があり、そこに書かれた店名が目に入った。


あなたの便利に ファミリーカート


これって、ロートンの宿敵コンビニのまんまじゃん!


パッと見あまり活気はない。

荷車に人影はないが、話しかけてみた。


「すみません!求人の張り紙見て来ました!」


「ん。。。お!まさか来てくれる人がいるとは!」


荷車の中から店主が出てきた。寝てたのか?年齢は40くらいの男だ。

ファミカは24時間営業で雑貨や食料品を売っているようで、まさしくコンビニそのものである。


「いやぁ、どんな時間でも欲しいものが買えることをモットーにやってるんだけど、1人じゃ中々思うように行かなくてさ~」


素晴らしい思想だが、24時間営業を1人では無理だろ!

つーか、移動販売って言ってたけど移動してなさそうじゃね?そもそもこれ荷馬車だから移動には馬が必要だろう。


「馬買う金はないし、どのみち移動って疲れそうだしさ~。結局お客さんから来てくれる方が楽でいいよね!」


あ、ダメだコイツ!コンセプトだけが先走ってて中身がスッカスカだ。

これは関わらない方が良さそうだと判断して、断ろうと思ったらつぼみがしゃしゃり出た。


「ぜひ私達を働かせてください!!!」


なぜか目を輝かせている。。。何が気に入ったのだろう?それとも何か企んでいるのか!?

店主は2つ返事でOKしたため、働き口はあっさりと決まった。


店主の名前はモンク。ヘンテコな名前だ。というか、てっきりこの世界は日本人的な名前しかないと思っていた。

モンクは他の街出身のボンボンのようだ。ただ親の跡を継がせてもらえず、親子喧嘩で家を出てこの街に来たそう。

モンクは自分の商人としてのセンスを信じ、立派なコンセプトだけでこのコンビニもどきを始めたそう。

親は立派な商人らしいが、商魂の欠片もないこいつには継がせられなかったんだろうな。


経営者がダメという問題はあるが、おそらくこの世界に浸透してないであろうコンビニもどきは商売として良いかもしれない。つぼみも同じことを思って食いついたのだろうか?だとしたら優秀だ。。。まぁ多分違うか。


早速手伝いをと思ったが、つぼみがモンクに詰め寄る。


「客を呼ぶには売り込みが肝心よ!でもそのためには格好が重要よ!だから服を調達しましょ!」


モンクもまんざらでもなさそうで、まず服を買うことになった。つぼみに言われて俺は店番をさせられた。


勢いに負けて店番させられてるが、つぼみのことだから逃亡でも図ったかもしれない。もしそうだったら地の果てまで追いかけてでもボコボコにしてやろう。


客の来ないファミカでじっと待っていると、2人が戻ってきた。

モンクの服装は何も変わっていない。つぼみは茶色のつなぎのような服を着ている。そして満面の笑みである。


「つなぎ以外に私服っぽいのも買わされちゃったけど、つぼみちゃん可愛いからまぁいっか。優くんの分のつなぎもあるよ!」


モンクはつぼみに上手くたらしこまれて服を買わされていた。相変わらずのつぼみである。

てっきりゴリゴリの目立つ服でも買うと思っていたが、かなり地味だ。さすがに追われている身だから目立たぬよう意識したのだろう。。。あれ?私服っぽいのもって言ってた?


さぁ、つなぎに着替え、早速仕事開始だ!

まずはどんな商品があるか覚えなければ。基本中の基本だ!

タオルや食器、石鹸などの生活必需品から、焼き菓子や野菜、干し肉等々、食品も多い。残念ながらファミチキ的なのはなかった。俺あれ結構好きなんだけどな。

あとは葉巻きが大量に陳列されている。特にこれはすごくコンビニっぽい!

商品自体は悪くなさそうだが、売れないのはなんでだろうな。

売れない理由以上に大きな気がかりがある。


、、、なんか、つぼみがずっとニヤニヤしているんだよな~。。。

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