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ゴーストモンスター ヒビキ  作者: ネコパンチ
7/13

いきさつと今後について

全話読み返してて、つまんないと思ったんですが、自分なりに頑張ります

ピチョン…


ピチョン…

洞窟内の水滴が落ちる音が聞こえる。


外は今、日が昇っていた。

ゾンビであるヒビキは、日光に晒されれば、確実にお陀仏になる。なので洞窟の中で、シキ、フィンズにこれまでのいきさつを説明していた。木の板で。



「ゾンビパウダー…ね」


フィンズが呟く。

重々しい雰囲気が広がる。フィンズは俺がゾンビになったことを悲しく思ってるんだろう。とても暗い表情をしていた。

ま、どっちにしろ、今までの行いに対してバチが当たったんだろうな。と俺は考える。神様を信じてるわけではないが。



「いや、その前によぉ、オヤジの縄張りに、その?赤い衣野郎がいたわけだろ?なにもんだよ?オヤジが気付かないわけがねえよ。」


シキが悩む。シキが悩む姿は珍しい。いつも食べ物のことばかり考えてる奴が。

どうせ今も食べ物のことでも考えてるんじゃないかと、疑うレベルだ。チキンバードの丸焼きとか考えてそう。

でも確かにそれは後で気付いた。

オヤジは匂いだけで獲物を辿ってるわけではない。気配や、魔力を察知してくれる。

今まで、それで何回も俺達を助けてくれた。

地下の研究所で相手した奴らは、そんなに強そうではなかったのだが。


「とにかく、僕らはああいう人達とは関わらない方がいいのかもしれない。それより、3人でさ、冒険者にならない?ギルドで登録してさ?」


「アアウッ!アーーーーーーーッアーーッ」

「うわあああっ!」


俺がいきなり大声を出したから、二人は驚く。そうだ。俺は人や動物にとって、不快な声しか出せないらしい。自覚はなかったんだけどなぁ…

あと、匂いも相当きついらしい。自覚はなかったんだけどなぁ…

俺は自重する。


[冒険者やりたい 色んな所行って モンスターと戦いたい 最終的にドラゴンとか]


「冒険者かぁ、なぁ冒険者って、ぶっ倒したモンスター食えるのか?オークとかチキンバードとか」


シキはよだれをたらす。


フィンズは答える。

「もちろん! それに、取った素材は、ギルドに持っていけば、お金を貰えるんだよ!!」

[一攫千金も夢じゃない]


それに対し、シキは目を輝かせる。

「ギルドって、焼き肉屋みたいなもんか?早くギルド行きてぇ!!!」


その返しにフィンズと俺は爆笑する。

「あはははははははははは!」


「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ッ!! いやだから、いきなり雄叫びあげるのやめて?」


フィンズ、シキのテンションが一気に下がり、場は静まるのであった。






俺達が世話になった、コウロ街に別れを告げる。

オヤジが二人を見捨てて申し訳ないと伝えてきたそうだが、なにも気にしていない。オヤジがいなかったら、俺たちは無様に死んでいただろうから。


こうして、3人の冒険の幕が開くのだった。






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