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ゴーストモンスター ヒビキ  作者: ネコパンチ
1/13

異世界で迷惑かけて生きてます

「ブアア!」


「うわあああああああ!!」


ゾンビモンスター、つまり魔物は、闇に紛れて男の子を驚かしている。

なぜゾンビはこのようなことをしているのかというと…


世の中にはびこる…悪意、魔物、科学、そして魔法!!

この世界には、いくつもの思惑が広がりつつある。


勇者が魔王を打ち取ってから数十年、世界には表面上では平和だったのだが、悪巧みを考えている人や魔物は数知れず!

光がある限り、影ができるのと同じで、いくら平和を願おうとも、平和、平等を実現したとしても、必ず悪は訪れるのだ。


そのうちの悪の1つ。


科学組織ジャスミン


そこでも邪悪な考えを持つ人と魔物。合同で、とんでもない薬品が開発されていた…!!


「これがゾンビパウダー…フッフッフ…我らの悲願、不死の軍団が、これで実現されるときが来ようとはなぁ!!」


「ハーッハッハ!これで世界を支配することができるぞ!」


赤い衣を纏った人や魔物が、笑い合っている。実に楽しそうに。

そこに1人の少年がいた。


「ぐぅっ!何をする!やぁめぇろぉおおお!!」


「フハハハハ、記念すべき1人目の実験台はこいつだ!喜べ!少年よ!お前は人の長所を活かしながら、ゾンビの長所を伴う最強の戦士となるのだ!!ハァーーーッハッハ!!」


「さあ!飲め!このゾンビパウダーを!世界を掴む輝きの粉をぉぉぉ!」


縛りつけられた少年は、何もすることができず、口を開けられ、その粉を飲ませられる。


もうすぐ死ぬのかと少年は思う。やがて頭の中には走馬灯が流れていた。



俺の名はヒビキ…

16才だ…

貧しい中生まれた俺は…物心がつく頃には父や母などはいなかった…最後に覚えてるのは、母親が悲しそうな顔で、頑張って生きるのよ…だったかな…

要は捨てられたのだ…それには別に怒ってない…金がないんだから。それよりも俺はとにかく生きるのに必死だった…街に出ては食べ物を盗み…人の目から避け、ときには雑草も食べ…必死に生きていた…ちなみに名前でわかる通り、男だ。…


それでも楽しかった…同じ境遇の仲間もいて、皆で見つけたおいしい木の実を食べれたときは幸せだった…


ある日…

「おーい!街においしい店があるんだってよ!食い逃げしようぜ!!」


仲間の1人、シキが俺たちに叫ぶ…

シキは、俺が食い逃げをして追いかけられてるときに助けてくれた仲間であり恩人。シキの腕っぷしの強さは本当に頼りになる。

「あ!あの店でしょ!?僕も1度は食い逃げしてしてみたかったんだ!ほら、ヒビキも行こうよ!」


俺が今忙しいにも関わらず、誘うのはフィンズ。彼は元々引っ込み思案で、基本、雑草を主食としていた。その為か、おいしい雑草や、薬などが見分けられる。

「ちょっと待って!俺、ピノの木でナイフ作るから!」


「なぁーんだよ。じゃあ俺ら、街で見物してるから、準備できたら、あの店の前で待ってろよー!」


仲間二人はそう言うと、街へ駆けていった。


ピノの木とは…そこらへんの木よりは丈夫なもので、簡単には壊れない。盾や武器を作るのにうってつけであった。


カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…


ふと、後ろから視線を感じる……

誰か忘れ物でもしたのかな?と…後ろを振り替える…



そこには…赤い衣を着た男3人が、こちらを見ていた


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