7話 「換装とステータス」
スタジアムに入った瞬間ー。
歓喜の声がスタジアムに響き渡る…
ん?人多くないか…一気に緊張が高まるのが分かる。心臓の鼓動が早い。
「おい、きたぞ噂の一年、一年最弱らしいぜ〜」
「うわぁ可哀想、ボコられんじゃん…あ!先輩も来たよ〜」
俺の正面から剛先輩が姿を現す。
「兄貴〜やっちゃて下さい〜」剛先輩が引き連れていた二人が応援に来ている。
うるせぇ!モブA! 黙れ!モブB!
俺は先輩を直視すると 緊張するので、ほぐすためにスタジアムの辺りを見渡す。
「頑張れ〜!イクトォ〜!」 聞き覚えのある声だ。俺はそちらに視線を送る。
そこには幼なじみのアリサがいた。そして隣に潤もいる。 ん?俺は思わず戸惑ってしまった。その隣には学年1位の一乃宮 凪がいた。
まじかよ…あいつも見てるのか。学年1位様には興味のない闘いだと思っていたが…
「みなさん!お静かに!」 アナウンスの声がかかる…
「これから試合を取り仕切る放送部二年、白柳 雫と先生の鑑 麗子さんでーす、宜しくお願いします」
「 では中央の二人は不死決闘の準備をして下さい」
俺と先輩はアナウンスの声に合わせて決闘の準備をするためにまた距離を近づける。
「よう、一年、よく来たな〜逃げ出すかと思って心配したぜぇー、せっかくギャラリーも沢山集めたしな〜」
「やっぱりおかしいと思っていたんですよね。あまりにも人が多すぎる」
「俺が一年の雑魚をボコボコにするって言ったらすぐに人は集まったぜ〜」
このやろう…俺は怒りを押さえた。向こうのペースに乗ってはダメだ。これは挑発だ。
「ともかく、準備しましょう」
俺は手首に付いているBSBを前にさしだす。
先輩もそれに続いてBSBを前に出した。
「不死モード起動!!」
と同時にお互いのBSBが円状型のスペースを作る。お互いの円が重なろうとしている…俺と先輩の円が重なった瞬間、共有完了と表示される。
これで準備完了だ。次にお互いに換装して30秒たったら闘いが始まる…
「じゃあ、始めるぞ一年…」先輩が言う。すでに戦闘モードだ。緊張が走る。
「換装
!!!」
同時に俺の試合が真っ白になる…
次に視界が見えた時には先輩は換装状態だ
「さて、こちら放送席、いよいよ始まりますが先生!ズバリ闘いの見所は?」
「あーそうだなー、とりあえず、畠山の怪力をどう一年が対処するかが見所だな」
「なるほどぉ〜、畠山選手は二年生の中でもトップクラスの攻撃力を持っています」
換装が俺はすぐに更新された相手のステータスを見る。換装が終了した後相手のステータスを見ることができる…
俺
ATK 20
DEX 34
INT 32
AGL 42
MEN 39
GRD 24
MPR 19
武器 ??? ??? ??? 魔力???
能力 ??? ???
畠山 剛
ATK 201
DEX 72
INT 46
AGL 49
MEN 81
GRD 91
MPR 62
武器???? 魔力???
能力???
……ん?攻撃力ぱなくね、先輩?
素直な換装の感想がでた。いや、ダジャレ言ってる場合じゃないんだけど…
ごめんさい!!色々してたら戦闘始まらなかった…次はガチで始まります。
このステータスの差…どう埋めるか見ものです!!




