1話 「俺の妹」
1話です。学園物ですが
まだ学校に着きません、ごめんなさい。
ー家ー
チリジリ〜ン、チリジリ〜ン、
「うるせぇ」
俺はアラームが轟音を鳴らすので辛うじて止めた。ってもうこんな時間!設定間違えたなこりゃー、俺はとりあえず起きた。
「ついにきたか、この日が」
そう、今日は入学式だ。俺は今日から高校一年生だ。とっもだち100人でっきるかな〜、いやできねーな、てか一人できるのかすら怪しい、なんせアレがあるのだから…
ピンポーンー
「やっべ、もうきたのかよー」
俺は急いで身支度をして階段を降りた。
「あ、お兄ちゃん起きたんだ」
「あー友利お前も出るところか、てか起こしてくれよ!」
「はぁ?何回も起こしたのにぃー、もう起こしてあげないよーだ」
こいつは一つ下の妹、相川友利だ。俺のかけがえのないたった一人の妹だ。
「あっそうだったんすか、友利様、駅前のプリン買ってくるので許してください!」これは友利の大好物だ、これで許してくれるだろう。
「ふむ、良かろう。でもぉ〜向かい側にある店の期間限定プレミアムチーズケーキも食べたいなぁー」と上目遣いで行ってきた。
「なんだ…と」こいつめ、俺の財布が潤っていると知って…
「ちっ仕方ねぇなぁ」俺は不機嫌な振りをして言った、なんせ毎朝妹が起こしに来るならこんなの安い物だからだ。
「ふむ、今回はこれぐらいにしといてやろう」謎のドヤ顔いただきました。嬉しそうでなにより。
「わっもうこんな時間じゃん、もう〜お兄ちゃんのせいだからね」慌てて妹が鍵を解除した瞬間ー。
ガチャン!!
妹がドアを開けてないのにドアが開いたー。
「もうっおっそい!!!」




