表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

12話  翠蝶 ニヒル

シーザリオン        イマノハナシハホントウカ?                      ケント           あ・・・・・・・・            ケントはシーザリオンの圧倒的な威圧感でまともに話せなかった。

                   コブラ          リーダー・・・                見兼ねたコブラはケントに替って今までのことを  伝えた。

シーザリオンはしばらく目を閉じてきいていた・・・                     ナルホド。

ソノオンナノコヲハナシテヤレ                ベルはケントの元に返された。彼女のからだは全身血と汗でまみれ、ぐったりしていたが、息はあった。            シーザリオン        ニンゲンヨオマエノコトヲシンジタイガワルイガムリダ・・・ダカラカンシヲツケル。 オイ、

「ニヒル!!                                  ニヒル          はっ!                     ニヒルと呼ばれすらっとした、青髪の女性が出てきた。                        キョウカラコノニンゲンタチニツイテイケ。オマエハソトニデタガッテタカライイキカイダロ・・・            ニヒル          承知しました。                  タノンダゾ・・・               そう言い残して、シーザリオン達は去っていった。             残されたケントたちはしばらく無言だった。                ケント          (気まずい、究極に気まずい!                     ニヒル          ねぇ、そこでぐったりしてる子みせてくれない?             一瞬、臭気がケントにかかった。                     ケント         (なんだこの臭い・・・草餅?? この人の?臭くはないけど・・・                  ニヒル                     ねぇ、聞いてる?                ケント         あ、ああ・・何する気だ?                        ニヒル          あははははは!    いきなり笑いだすニヒル。                        ケント          わからない!なにがおかしいんだ?            ニヒル          ご、ごめんもしかして、私の臭いで考えてた?!               ケント         え?!いや、別に臭くはないし、そこまで気にならないよ!                     ニヒル          あんたいい人だね。

でも、この臭いは、翠蝶特有のにおいなんだ!                 ケント          翠蝶?ということは、治癒部族なのか?                ニヒル           そう、そこで配属されたのが、ここだったわけ。

                         翠蝶とは、各国からに配置された、対国軍専門機関。

つまり、ある国とある国の争いよって傷ついた人たちを救済する部隊なのだが・・・                     ニヒル           まぁ、いいや!その子見せてよ!                   ニヒルはそういうと倒れている、ベルの顔を覗きこみ、                        ニヒル         顔色は大丈夫みたいだね。

                        ベル           あ、あなたは?                ニヒル          ちょっと腹見せてくれる?                        ベルはケントの弓ガ刺さったままの腹をみせて。

                        ニヒルは指を差出し   私の指舐めてくれる?              ベルは訳が分からなかったがいわれるままに舐めた。

  草餅・・・                             ニヒルはベルが舐めた指をそのままベルの腹にあてた。

            パッッアアア                眩しい光と供にベルの全身の傷が治癒していった。

              ベル           す、すごいさっき迄あんなに痛かったのにありがとう!                      ニヒル          どういたしまして。

じゃあつぎは君の                   ニヒルは、ケントを見つめた。

                       ケント        は?私!?・・・遠慮しとく。

たいした傷ではない。                       それを聞いたニヒルはまた笑いだした!                  ニヒル                     何!?何赤くなってんの?ほら早く!                   ケント          ・・・・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ