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#22

「真田から連絡が入った。ロッキーがやられてヤバイって。どうする?」


 伊達の言葉に、自分のスマホも確認してみると、真田からメッセージが入っていた。内容は、ロッキーが負傷して危ない事、港方面へ向かっていた奴等は灯台へと引き返した事。


「こっちの逃げた奴も灯台へ向かっただろうし、俺達も灯台へ向かうか」

「だね。お前らが奴等の的になってるとしたら、ケガ人の居る真田のとこに行くのはマズイからね」


 伊達の言う通りだ。伊達だけでも真田達と合流してもらった方が良いのかもしれないが、単独行動は危険なので避けた。ホラー映画では単独行動した奴から死ぬと決まっている。


「明智に連絡がつかないのが不安だけど、それは行って確かめるか…」


 俺達は来た道を引き返し、灯台へ向かう事になった。




「灯台には居なかったねぇ。まったく、どこに隠れたんだ?」

「気配は近くからするんですけど…」


 明智とミナは、灯台の周辺と灯台の中まで探索したのだが、パイレーツセブンを見付ける事はできなかった。


「幽霊だけに、姿を消したのかねぇ…。はぁ…」


 明智は周囲を見回しながら、溜め息を吐く。


「サナダさんやダテさんのお話では、パイレーツセブンは魔力体だそうですから、姿が完全に消えるとは思えないのですが…」

「ほんとに、どこへ消えたんだか…」


 ミナの言葉に、明智は思案顔で懐からアメリカンスピリッツのオーガニックの箱を取り出し、一本咥えて火を着けた。


「あれ…!」


 ミナが驚愕の表情で海を指差す。その先には、黒い霧に覆われた船が停泊していた。先程までは、船など影も形も無かった場所だ。心無しか、雲も出てきて薄暗くなっている気もする。


「あんなの、いつの間に…」


 明智は、火を着けたばかりのタバコを地面に吐き捨て、靴底で揉み消すとスペクトラを構え直した。


「幽霊船みたいで怪しいな。奴等と関係ありそうだし、調べてみる?」

「はい」

「んじゃ、一応、みんなに言っとくか」


 明智は携帯を取り出すと、仲間達へメッセージを送る。


「さて、行きますか」


 携帯をしまった明智がミナに声をかけ、二人は船へ向かって歩き出した。

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