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#11

「…というわけです」


 僕達が酒場に着いた時には、すでに他の人達は全員揃っていた。

 僕達が席に座って注文をすると、ミナさんが話を始め、今、終わったところだ。

 ミナさんの聞いた話では、祠の欠片に触ったのは、壊された祠を発見した街の警備隊の人達で、何日か前から行方不明になっているらしい。


「俺達は、収穫ゼロ」


 タケダさんは葉巻を吹かしながら、残念そうに言った。


「こっちは一つだけ。祠を研究してた学者が居たみたいなんだけど、その人も行方不明っぽい。最近、姿を見ないってさ」


 サナダさんが僕達の集めた情報を報告する。


「学者ねぇ…。神殿とは関係無いの?」

「趣味というか、一人で研究していたみたいだから、神殿とは関係無いみたいよ。神官が訪ねて来たって話も聞かなかったし」


 アケチさんの疑問に、シーナさんが答えた。


「こちらでも、その様な学者の方のお話は聞いた事がありませんね」


 ミナさんも首を横に振る。


「学者の件は気になるけど、とりあえず、祠の欠片に触った可能性がある人間は全て行方不明になってるって事だよな?」


 タケダさんが難しい顔になった。


「そういう事になるね」


 ダテさんはタバコに火を着けながら肯定して、同じ様に渋い顔をする。


「流れからして、行方不明者はパイレーツセブンの犠牲者になった可能性が高いよなぁ…。その学者だけでも見付けられれば、解決のヒントぐらいは分かるかもしれないけど…」


 タケダさんが溜め息を吐きながら、短くなった葉巻を灰皿に捨てた。


「警備隊に話して、学者の方のお宅を拝見させていただきましょうか?」

「そうしてもらえる?」

「分かりました」


 ミナさんの提案で、次の行動方針が決まる。


「じゃあ、明日は警備隊の詰め所に行って、許可が出れば学者先生のお宅を訪問。今日はもうできる事も無いし、夕飯食べて寝よう」


 アケチさんの一言で、ミーティングは終わりになった。

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