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あれこれして

「なにこれ…痛すぎる」

部屋の掃除をしていた時だ。

俺が中学の時に書いてた小説が見つかった。自分を主人公の一人にして、生まれ持つ超能力の力を活躍させるというありがちなやつだ。

「こんなもん妄想の話だっつーの。書いてるときは最高に面白いと思ってたのに」

俺はその小説をゴミ袋に捨てると袋の口を締めた。

「あとはこれを外に出してっと」

玄関のドア付近にゴミ袋を置いておく。これで明日になれば回収車が来てくれるだろう。

「超能力とか使えたらどんなに良いだろうか」

「ありえねー」

ボーっとする。

「寝るか」

俺は掃除を終えた部屋のベッドにダイブする。

睡魔が襲ってきた。


本当にこれで良かったのかな?

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