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死神達の非日常的で日常的な日常  作者: シルバーウルフ
1/4

カレーライスとカレーパン。いや、キーマカレーです

馬鹿な死神たちが平和で訳の分からない日常を繰り返していく話です。

死神がほとんど関係ないです。ニートのお兄さんたちの話でも成り立つと思います。でも彼らは一応死神です。ご了承ください。

主なキャラクター

髑髏・・・死神。死神にふさわしい性格をしている。一人称「俺」

屍・・・死神。やる気が無い。責任感が無いので、リーダーには向いていない。一人称「俺」

死体・・・死神。魂の解剖が大好きな、要するに変態。一人称「僕」

腐乱・・・死神。何を考えているのか分からない。時々爆弾発言をする。一人称「我輩」

頭蓋骨・・・死神。腐乱に嫌われている。本人は嫌われているとは思っていない。一人称「頭蓋骨」

骸骨・・・死神。右手だけ白骨化している。冷静で、明るいという微妙な性格。一人称「僕」



一話目「カレーライスとカレーパン。いや、キーマカレーです。」

「髑髏ってさぁ!カレーライスとカレーパン、どっちが好き?」

頭蓋骨にたたき起こされた髑髏は不機嫌そうに目をこすった。最近寝不足だというのにこんな事で起こされるのは不本意だ。カレーライスとカレーパンはご飯かパンかの違いしかない。議論にすることでもない。

「そんな事で俺を起こすな。ライスだろうがパンだろうが何でもいい。」

「俺はぁ~パンかな。サクッとしてて旨いだろ。あ~めんどくさい。死体、カレーパン買ってこいよ。」

屍が要らない発言をしたことでカレー論争が巻き起こった。髑髏はすでに見物側に回っている。

「何で僕が買ってこなければいけないんですかねぇ?腐乱のが暇そうです。僕は魂の解剖写真を見るのに忙しいんですから。それに僕はライス派だし。」

死体は笑いつつ、写真を皆に見せた。気持ち悪い。死体の感性はどうなっているのだろう。

「行きたくない。だって、行ったついでにエロ本買って来いって屍に言われるから。店の人に我輩がエロいみたいな感じで見られるの辛いんだよね。」

・・・・・・・・。出た・・・腐乱の爆弾発言・・・・。

「屍お前、腐乱にそんな事をさせていたのか・・・。」

髑髏はあるまじき行為だという事で屍を部屋の外に連れ出した。外からは悲鳴が聞こえてくる。

「えーと、じゃあカレーライスとカレーパン。どっちが好き?」

頭蓋骨のKYさに死体、腐乱は黙り込む。ここで、今まで発言していなかった骸骨が口を開く。

「僕はキーマカレーとナンが好きなんだけど。それって・・・アリ?」


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