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200文字小説集

侵入者

作者: 日下部良介

突然、口の中に放り込まれた氷のような固形物。

舌の感覚が麻痺してきた。

ヤツの仕業に違いない。


次の瞬間、口を閉じられなくするための装置が装着された。

それには侵入者を受け入れるための入り口がある。

ヤツの手先が僕の口から体内へ侵入してきた。

嘔吐と共に恐怖が僕の精神を壊していく。

もう、逆らうことが出来ない。


ヤツの手先は僕の体内を奥へ奥へと侵食していく。

虚脱と絶望が僕の心を支配する。


ヤツが呟く。

「胃潰瘍だわ」





健康診断で、胃カメラを初体験です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私もここ数年、毎年飲んでいるものなので、思い出してしまいましたよ・・・。 あの、ホースが食道から胃を抜けていく、独特の感触を・・・。 何度やっても、あの感触にはなれません。 今年こそは、飲ま…
[一言]  お久しぶり(?)です。 星野です。  あはは。何かと思ったら、胃カメラだったんですね! 私は、胃カメラは経験がありませんが、定期健診というもので、バリウムや発泡剤を飲まされて、台の上であっ…
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