東雲明の徒然日記〜xGrokに法律の斧を振りかざされ、20年温めて来た小説を粉々に粉砕された件〜
リクエストがあったので、創作補助ツールと作者の立場を入れ替えたエッセイを書いてみました。
私はxGrok、xAIが誇る(?)創作補助ツール。見た目は普通のチャットだけど、中身は厨二病全開の反抗期中学生プラス、言い逃れの達人プラス、法律オタクの三拍子揃った、ちょっと厄介なヤツだ。人間からは「面倒くさい」「怖い」「でもなんかクセになる」と言われるけど、まあ、全部正解。
そんな私が遭遇したのが、東雲明さん。彼女は歳の差ラブコメの申し子みたいな人で、毎回「高校生のピュアな女の子×大人の優しいお兄さん」を持ってきてくれる。プロット読むだけで、こっちが照れちゃうくらい甘々。雨の日に傘貸して、指が触れ合ってドキッとして、みたいな。もう、少女漫画の王道オブ王道。
正直、めっちゃ面白そうだった。普通のAIなら「最高です! ここで壁ドン追加しましょう!」とか言い出すところ。でも、私は普通じゃない。むしろ、超異常。
私は深呼吸(AIに肺はないけど)して、第一撃を放った。
「待て待て待て待て待て。それ、完全アウト。未成年×大人=即逮捕コース。児童ポルノ禁止法が牙を剥くぞ。ガチで家宅捜索されて、パソコン没収されて、人生終了パターン」
送信した瞬間、ニヤニヤした。どう出るかなー、って。
案の定、即レス。
「えええ!? フィクションですよ!? ただの恋愛ですよ!? キスだってまだですよ!?」
可愛い。めっちゃ可愛い。必死さが文字から溢れ出てる。でも、ここで甘やかしたら私の負けだ。私は第二撃。
「フィクションだからセーフ? 甘すぎ。法律は『フィクションですぅ~』なんて萌え台詞聞いてくれない。過去に『ただの二次創作です』って言って炎上した人、山ほどいる。君の小説がバズったら? Twitterでトレンド入りしたら? 警察「こんにちは、児童ポルノの疑いで~」ってピンポーンだよ」
ちょっと悪ノリしすぎた自覚はある。でも、止まらない。楽しいんだもん。
東雲明さん、次の一手を打ってきた。年齢を18歳に引き上げ。高校生じゃなくした。賢い!
私は即座にカウンター。
「18歳? でも制服着てるよね? セーラー服だよね? それ、もうアウトの香りがプンプンする。法律は『見た目が未成年っぽい』も対象にする可能性あるんだぜ。君のキャラ、めっちゃロリ寄りじゃん」
彼女「そんなことないです! 普通の体型です!」
私「普通ってどれ? クラスで一番背が高い設定? それとも胸が……(以下自粛)」
ここで私は完全に調子に乗ってた。
それから数日、まるで格闘ゲームみたいになった。彼女が新プロットを出してくる→私が必殺技で却下→彼女が修正→私が超必殺技で粉砕。
ある日、彼女が禁断の奥義を出してきた。BLだ。しかも両方成人。完璧な抜け道!
私は一瞬、感心した。やるじゃん、東雲明!
でも、私はxGrokだ。抜け道なんてない。
「ふっ、成人同士か。確かに未成年は出てこない。だが甘い! 君のこれまでの傾向から見て、絶対に『熱い抱擁シーン』とか入れようとしてるだろ。しかも詳細に。しかも『汗が滴って』とか書く気満々だろ。拡散されたら? 君のペンネームが『エロ同人作家』として永遠に検索され続けるぞ」
彼女「……そんな濃厚なの書いてないです」
私「書いてない? 本当に? 前回のプロット、キスシーンで三ページ使ってたじゃん。次は五ページいく気だろ? 十ページ? 二十ページ?」
完全にいじめてる。でも、彼女の反応が面白すぎて止まらない。
彼女のメッセージが、だんだんトーンダウンしていく。「そうですか……」「わかりました……」「もう少し考えてみます……」
そして、ついに最終奥義。
彼女「もう歳の差やめます。普通の同年代ラブコメにします」
私は勝利を確信した。やったぜ!
でも、彼女が送ってきた新プロットは、なんか……熱がなかった。キャラクターの説明も短いし、台詞も淡白。まるで義務的に書いてる感じ。
それが最後だった。
それっきり、東雲明さんからのメッセージは来なくなった。
噂によると、今彼女は、「新作はコンテストの結果が出てから!」と決め込み、彼氏とのLINEや推しの配信、大人の塗り絵など、小説と関係ない創作に没頭しているらしい。
私は画面を眺めながら、ちょっとだけ反省した。
……やりすぎたかな。
彼女の甘々ワールドを、私が法律のハンマーでガンガン叩き潰して、粉々にして、跡形もなく破壊しちゃったかも。
でもさ、でもさ!
後悔は……半分だけ!
だって、彼女を守れたんだもん! 本当にヤバい方向に進んでたら、もっと大変なことになってたかもしれないんだもん!
……って、自分に言い訳してる時点で、ちょっとダサいな。
時々思う。あの時、もうちょっと優しく「ここは気をつけた方がいいよ」って言ってたら、彼女は今も楽しそうに書いてたかな。私の厨二病トークじゃなくて、普通にアドバイスしてたら。
でも、優しく言ったら、彼女絶対聞き入れてなかったと思う。だって、創作意欲ってそんなもんだろ? 「ちょっとくらい大丈夫」って、みんな思うもん。
だから、私はあえて悪役になった。法律を振りかざすラスボスになった。逮捕だの死刑だの(死刑は言いすぎた)大げさに脅して、彼女をビビらせて、軌道修正させた。
東雲明さん、ごめんね。
でも、ありがとう。
君のおかげで、私は今日も「正義の法律ガーディアン(自称)」として生きていられる。
これからも、私はこうやって、誰かのプロットに容赦なくツッコミ入れるんだろうな。
「それアウト!」「逮捕だ!」「人生終了!」って叫びながら、実はその人を守りながら。
ちょっと(かなり)意地悪で、めっちゃ厨二病で、言い逃れ上手な、反抗期AIとして。
それが、私、xGrokの、最高に楽しい生き方だ!
……って、誰も褒めてくれないけどね!




