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36、対決


生命の根源たる、息とは何だ?

生命の根源たる、意志とは何処だ?

生命の根源たる、礎・魂は如何なる場所に?


――――その遺伝と記憶は??


生命は各星々に「戦い」を挑んだのだ!!


◆ ◆ ◆


 我等の中で産まれ、我が魂をも受け継ぎ、やがて民に崇められた息子インシュビ―の時が発明という科学によって身をも砕くとも思えまい。ようやく露わとなった民の暴君、今が機会だと唸る知を駆け巡る光たる炎、どれを取っても神の信託に沿う形でそれら、歪が一度に現れてゆく。


 遺伝たる生命の脳は絡み、神経を紡ぎ合わせる。

 筋肉と言う繊維は、知を絡めて血液を紡ぎ合わせる。

 それなのに結論は時として秒針を兆しを刻んでいった!!


「我が王、我が民達よ、オレを崇め最後まで付いて来るがよい!」


 それに対しブレトルは、自らの文化を補う事も無く只受入れた。

 我が子へ“褒美”を与えるように念をおくったのである!


“インシュビ―よ、お前はそれでも良いのか。俺の象る像の民の力よりも蛇の民をも恐れぬ貫く射線が今にその光の力を集めてしまうだろう。その覚悟はお前に在ると我等、契約はようやく変容を迎えるに違いないだろう―――”


―――ザッザッザッザッザッザ―――

 お互いの民達が変幻を伴う隊列を刻み、歩んだ!


「ブレトル、我が王よ聞け!今一度、神との交信を果たし、悠久なる約束を果たす時が来た!我等が民、翼の民と同じ意思を持つ我が王よ、今一度インシュビ―討伐の汽笛を鳴らすのだ!」


 そして彼自身も滞ることの無いように、父へ念を送ったのである。

 それも、完成など“在り得ぬ”行為だとして・・・!


”――王よ、我が父だった者よ、もう逃げられんぞ!

光の力、己が神の信託にて刻まれる時が来た!いいか、我らが民は新たなる王の力を得る時であるから、キサマの魂ごと奪い去ろう――!”


ワアァアァアァァ―――、

 民達は声を挙げた!


“星よ聞け、数多なる宇宙よ、我が存在に光を灯すのだ!

そして括目せよ!闇は決して避けて通れぬが故、その灯を絶やさぬことを約束するのだ!“


――ワアァアァアァァ―――

 更なる“光の”民達の猛攻。

 それ等はブレトルの民達を取り囲う様だった!

 3メートルに対し、285センチの象りを与えたのだった―――ッ!


“民よ、今こそ我等が文明、力全てをあの軟弱な王、眩かぬ魂、意志を通して貫くのだ!“


――ワォォアァああああああ―――

 我が王を“軟弱”と吐き捨てた威厳をインシュビ―に対し難なくこなす、眩き民達。縦の裂を成す様に、囲いを通り過ぎ去る力は、正に太陽に勝るが如し屈強!


「眩きブレトル王よ、あの様な象りを与えてはなりません・・・、」

「そうです、王よ、我等が意志、マーズを絶やしてはなりません!」


“屈強たる快感 対 屈強なる頭脳”


 お前達は何処へ建つ??と久々にマーズが降り立ってきた感覚を民達、闇の女王、翼の民達は感じ取れた様である。


◆ ◆ ◆


“インシュビ―、お前がここへ立つとき既に王から離れし、別の大いなる意志との交信を果たしたのであろう!”


 ―――そして我が民よ、あの姿を見よ!お前達の心往き、そして数多なる宇宙たる世界からようやく訪れたこの文明との闘いは、我等だけでない遥かなる神の存在―――、大いなる意志によって訪れる契約だったのだ。


“たとえ我が子と言えども、愚弄するとは如何なる懺悔をも砕いて見せよう!”


「いいのですね、王よ。私たちの子、インシュビ―との対決、避けられぬ争いと戦いは象徴たるその眩き名において、決して怯んではなりません。そうだと光の王はきっと貴方の言葉さえ聞き取ろうとしないでしょう―――」


 フォダネスはブレトルに直接に無い意見を言わず、その場に居なくとも分かるだろう言葉を連ねた・・・。それは砂と土が混じり合うような宇宙を貫く光同士の速度と交信。

 交信というのは何も子孫を残すだけでない、お互いの知恵と力を差し合う事も可能だという事を、この戦いは教えてくれたのである・・・。


すると―――??


―――キュオオオアアアァァ―――ッ

「王よ、眩き王。貴殿は我が闇の魂をもつ光の王の生贄になれッ」

“父よ、本当はお互いが分かり合える時が来ればよかった事を、民達に押されたように動くオレを笑って見てくれ。実に儚き希望と絶するだろう、と―――!”


「光の王、キサマは俺が滅ぼす。この大地の民、そしてこの星のために」

“お前の事は理解していた。だが、民達の意見に惑う様に動いていた俺を見ていたのは妻よりも息子のお前自身だったとは、呆れてモノも言えまいな―――?”


「眩き王よ、我等も共にッ!光の王を必ずこの世界線から逃さないためにも」

“そこまでの民達の遺伝の記憶は、宇宙に委ねて構わない。しかし、民達は宇宙の頂よりも随分と“あくび”をしてきたに相違ないと言っていた。儚き事にだった・・・“


「我が子インシュビ―よ、これは偽りの意志なのだ。これ等の出来事はな」

“あの太陽なら分かってくれる。かつての友が焼き尽くされた。民達の太鼓によって変わってしまったかのようだった。お前もそうならない事を願っているよインシュビ―・・・”


 そして―――!!


――うおおおおォォオッ、眩き王に闇の女神よッ!次の世界線が貴様らの墓場だァ―

―――母よ、我が力を我が民を見てくれ!

「還して・・力を―――ッ!」


 その瞬間、「うえ、おおえェェエ――――ッ」フォダネスは胸につっかえる痛みと吐気に襲われた。それは我が子を産んだ闇の束による痛みである事に気付いた瞬間だった。


 先代ブレトルとの対決が始まると光の王の”眩き闇の魂”の暴走したような発作に襲われた。それは星々を取り囲う様に大きな太陽をも覆っていた。


“キュオオオアアアァ―――ゴォオオオオオォ―――――”



歓びか。

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哀しみか。

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「砂よ何故お前達は降って来るのだ」と。

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未だ、途中にも対決は至らぬというのに・・・。

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その姿を、目前とするブレトル達と光の民であった。

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