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35、変化と革命


◇ ◇ ◇


「7は10となり、8は10となる・・・それが0となり1として変換されるのは何時の事だ?」


 光を伴う、その方式は呈する事こそ無いものの、民達とはそれにも大きく影響されるという意味合いが返って、文明を更なる変革へと導てゆく。それに耐えかねないなら更なる光の力を使ってしまう、インシュビ―の体は何故か深い闇より出でた束を連ねるのである。


 ――――それとは別に光の王インシュビ―について、ミキュール達はブレトルに課題を設ける様な態度を取ってみせた。


「なぁ、王よ“光”は闇に代わるのかな?あの膨大な光は闇に勝るのかな?」


 「勝るとは何だ?」とブレトルは感じた。

 そこに対して―――、


「俺はヤツを息子に持った。眩き閃光よりも輝いている。闇よりも深くだ」


 闇よりも深い闇とは、「マーズが放ったサンシャインの事か?」とミキュールは笑っていた。

 そうなると彼は面白くも愉快である事を示す。

 意志に沿って―――、


「闇よりも深く、そして眩き閃光よりも速く輝くモノ―――ッそれは!」


なるほど―――、そういう事か―――。


――その通りだ王よ―――、


それは君への報酬でありやがて報復となるのだろうな――――


 その声は壁を伝って外にも響く。

 ――――まるで神との交信が放たれた海の様に、強い波動を冠している様でもあった――――。

 時代と“慈愛”、いずれが解き放たれるのか、それを見守るフォダネスと、神の口、頭脳と臣下達であった。


 ―――時代の変化と共に各民による文明革命が勃発。

 なんと、インシュビ―が今まで築いた親達の文化と文明の脈絡を掘る様に、更なる貫き光を放ち出していた。それも民達によって持ち上げられる様にだ―――!


◇ ◇


―――――・・・よ、彼の力は闇を飲み込むのです―――

「王よ、どうか彼の言い分も聞いてあげてほしい!」


 フォダネスが辛い表情をする。


「童心ならこのように早く成長するとでも?それとも神の意志なのですか?あの子はあなたの光よりも先を読んでいる。何故私達の子がこのような暗様な光を放つのです?」


 ブレトルは答えた。


「ヤツは“哀れみ”を映し出しているのだ。我が光は“光線”ではないのだ。ヤツのように闇を纏う事もない。お前はヤツの光を見る事は出来ずに居る。光なら意識と頭脳どちらも同じくして民を動かしている。闇なら文明・欲望などの我欲に溺れ我等親子・民をも阻むであろう」


 その貫きは、“偽りに近い状態”であった事に臣民ダンビルは慌てる。

 だが、インシュビ―は自らの強き光を放つことも出来ず、迷いを隠せていなかった。

 育ての親である民達の発明は止められない。ブレトルは、それが民に崇められし王の子という宿命であることを「ヤツに心得られぬ」と、この星どころか周囲をも飲み込む光となろうと言う。

 ―――「我が子、分身インシュビ―よ、お前には闇が与えられたのだな」と―――!


――――フォダネスは夫ブレトルに尋ねる。

「そうなればインシュビ―は―――?」

「やがて光の側面を失うだろう。それ程に我等親子は民と同じく弱く儚いのだ。ヤツは一手が速く迷いさえ振り解くだろう。しかし、民達の希望に自らの力を押し込めてしまい、やがて暴発など起きればすべては砂――我等は変容を迎えるのだ!」

「その時まで私たち王は幾星の一つと向かうのでしょう。しかし“大いなる意志”は生命を産み出すのに拒むといいます。それ等が一つとなって世界線をも覆う・・・如何に信託を下しましょう?しかしあの子には才があります。一度、言い分を聞いてはどうです?」


 ブレトルの葛藤は妻、フォダネスの質問によってくつがえされた。まるで自ら育ち得た“遊び”と“手加減”が、それよりも強い繋がり、貫きを感じられる“愛情”として表現されていた事は、今迄にない行動だったからだった。


「ふうむ、、、」



――“ヒュウウゥ――ゥウ――ッ”――

「変わったな、父よ、王よ、いや、宿敵である者よ―――!」

「貴様も変わったな、息子よ、王よ、いや、貫き光よ・・・聞け!」


“――何とも荒れ狂う宇宙の流軌道よ。このような風に吹かれていると俺も眩き王として、在らぬ世界線を漂う事だろう、と脳裏を霞めた。家族というモノは、民と言う形はあまりに儚くも潤い、発明さえ留まらず全身を奮わせてゆくのだ。単なる王では止められん!!”


“――よくぞ言った、宿敵よ!潤う亡きその大地によってキサマは支えられて来たのだ!!僅かに眠る虹の鉱石の波長から我が波動が如何にして貫かれて来たのか、その身を以って知るがいい!!!”


「もう、この二人の声や音は、宇宙をも覆いつくさんとする・・・強き、震える波動にほかならぬ・・・」

「いいのですか?ミキュール、翼の民達よ。我々は共同作業であったのに、このような文化と文明が改革に陥るのでは、民の数を減らしてしまうでしょう・・・」

「妻である、私にも計り知れぬ声と音なのです。如何なる時を刻むのでしょう、」

「よいか、この王達の儚くも貫く勢いを見守るのだ・・・いいね、ウリュエル、ガヴリール?」


 二人は頷き、このような言葉を連ねていった。

 それは・・・


―――時は儚くも過ぎてゆくもの。


只、見守ろう――。


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