愛のかたち
生まれてから死ぬまで、ずっと同じ人とだけ過ごすことは、ほぼない
生まれる環境も親も選べない、という
確かに子どもの頃はそうだが、時が経てば自力で行動するようになるし、周囲の人間も環境も変わる
一緒にいる人も、居場所も自分が決められるようになる
あなたは今、誰といますか?
誰と一緒にいたいですか?
家族、恋人、友人、いろいろな人間関係がある
相手との関係性に必ずしも名前があるわけではない
近所の公園でいつも会う人
よく行くお店の顔馴染みの人
関係性は曖昧で、未確定だ
食べ物と同じで、決まった名称のある料理だけではない
親子丼とか、餃子とか、皆が知ってる料理じゃなくても、冷蔵庫の残り物で作るオリジナルのレシピ
特に名前は無いけどその家庭では定番の美味しいおかず
名前のある人間関係の枠にはまらない、大事な人
家族みたいな血縁ではない同居人
恋人ではないけど、恋人より心の拠り所になる人
学校や会社ではないコミュニティにいる年齢差のある友人のような人
ネットワークが発達した現代では、SNSなどのウェブ上の関係も無限に広がっている
あなたの人生に影響する人
その人との関わりに名前はありますか?
一方で名前のある間柄
近しい関係性
ひとつ屋根の下に暮らす家族
毎日顔を合わせる同僚、友人
もちろん、自分にとって大事な人たちだ
日々の生活に、日常的に関わっているのだから親しい間柄で、お互いある程度理解している
だからって、素性を全部知っていて、大好きということでもない
時間の経過により変化していく交友関係の中で、関係の深さも思い入れも様々だ
進化した世の中の人間関係は、実際の距離もリアルなのかも重要ではなくなった
名前のない関係の中にも、大切な人は存在するようになった
生まれた場所、血縁、地域性、国、人種
そういうものから自由になりつつある
家柄、偏差値、貧富、年齢、法律、道徳
そういったものに縛られずに人付き合いができる時代になってきた
ロミオとジュリエットだって、現代なら堂々とデートできただろう
ジェンダーや人権保護など、SDGsを掲げる世界
一緒にいたい人といたらいい
この先、人間関係はもっと自由になっていく
結婚、離婚、不倫、いちいち騒ぐこともない
人の心を法で縛りつけることはできない
道徳で心変わりを責めたとて、心は自由なものだ
愛し合ってはいけない関係
付き合わないほうがいい人間
偏見、先入観
恐れ、自己防衛
世論、世の中、世間様
多数派、同調圧力、匿名の暴力
どこの誰だか知らない人を気にして、会いたい人にも会えないなんてどうかと思う
自分が好きな人と一緒にいたい
何にも縛られたくない
身近な関係性をおろそかにするということではない
リアルでもリアルでなくても、大事な人を大切にしたい
縁のある人を大切に
学びを与えてくれる人
ほっておけない人
一緒にいると楽しい人
自分が幸せになれる人といたい
せっかく出会えたのだから
人の目や関係性なんて気にしない
自分を取り巻く環境は、自分で選ぶ
自分の人生は自分が創る
誰のせいでもない
運が悪かったなんて、諦めない
幸せに生きる
一緒にいたい人と幸せに
悔いのない人生を