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アクガミ  作者: 白木飛鳥
5/5

第5話 何も起こらないわけがない

最悪が起きてからいろいろと何かが起こった。

ウイルスの蔓延、人ではないものとの遭遇、

そして、、、人間同士の争い。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


夏休みに入る前に【期末試験】というものがあった。

その結果が返される今日騒々しい朝だった。

昨日からうちに来た猫又5匹が朝から暴れまわった。


「おい、おきろぉ。あたしらとあそべぇ。」

「そうだぁ。そうだぁ。」

「うーん。遊んでる暇はないんだよ。帰ってきたら遊んであげるよ。」

「ほんとぉ。じゃあ、待ってるよ~。」

「早く帰ってきてね~」


そういって家を出た時に、クロだけがまだ寝ていた。


「全く騒がしいな。あいつらわ。」

「いいではないか。まったく静かな家も飽きるからの。」

「そうか、ていうか、笥邱はてっきり起こるかと思った。」

「わしをどういうやつに見えるんだ。」


学校も無事に終わり、試験の結果もまずまずの結果だった。

隣でもだえる玄武と余裕っぽい笥邱を横目に・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「さて、笥邱。帰るか・・・。」

「うん。帰ろう。あ奴らも帰ってくるしな・・・。」


そういって家にすぐに帰った。


「ただいまぁ。帰ったぞぉ。」

「あれ?声がしないのぉ。二階かの?」


行く時と同じ方向で寝ているクロはすぐに見つかったが、

ほかの四匹は家のどこにもいなかった。


クロに聞いてもわからないと言ってまた寝てしまった。


「探しに行くか・・・。」

「そうじゃの。」

「うちもいく。」

「そうだな。」


三人で探しに行ったが4匹が行きそうなところにはどこにもいなかった。

あきらめかけたところでクロが「やばい」といって走っていった。

笥邱と二人で追いかけていくとそこには身を寄せ合う4匹がいた。


「おい、どうした?なにがあった?」

「舜~。」

「いったいなにがあったのじゃ?」

「うぅ、ごめんなさい。」

「舜たちを迎えに行こうかと思ったら迷っちゃって・・・。」

「『こっちにおいで。』っていう人についていったら、帰れなくなってしまったの~。」

「そうかぁ、でもなにもなくてよかったよ。でも、だれだろうなぁ。そんなことするの?笥邱これなんかわかるか?」

「おそらく【神】の仕業だと思う。それに、自分で言うのもなんじゃが恐らくわしに近い存在:悪神じゃろうな。」

「アクガミのしわざか。」


四人は泣きながら帰ってはいたが自分たちと約束をした。

絶対に俺らがいないときには外に出ないという。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「くそぉ、失敗しちゃったわ。」

「なにしてんだよ。」

「あともうちょっとだったのにね。」

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