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 目を覚ますとあの部屋だった。

 そう、さっき僕がナイトに殺されたあの部屋だ。

 しかし、僕の死体はそこにはない。

 そもそも血が出ていなかったから本当に死んだわけではないのか?

 そして、気になるのはナイトの発言だ。

 チュートリアル? 放置行為?

 なんのことを言っているんだ?

 そうこうしていると目の前の門が開いた。

 入ってきたのはさっきと同じナイトだ。

 同じく僕に近づいてきて


「チュートリアルを開始します」


 と言った。

 ここまではさっきと同じだ。

 さっきと同じことをしているとまた刺されるかもしれない。

 そう考えた僕は今度は余計な妄想をせずにナイトの話を注意深く聞くことにした。

 なにか手がかりが得られるかもしれない。

 すると、さきほどは妄想にふけっていて気付かなかったがナイトは小さな声で


 「まずはステータス画面を出してください」


 と言った。

 なるほど。こんなことを言っていたのか。

 けど、ステータス画面ってどうやって出すんだ?


「ステータス!」


 僕は大声で叫んでみた。

 しかし、ステータス画面がでる気配はない。

 僕が読んでいた異世界転生ものではこうやってステータスを出していたんだがここでは違うようだ。

 ステータスの出し方を聞いた方がいいかもしれない。


「あの……」


 しかし、声をかけるのが遅すぎたようだ。

 ナイトは剣をこちらに向けている。


「チュートリアルでの放置行為を確認。処罰します」


「待っ」


 グサッ。


 ナイトは誤解を解く暇も与えてくれなかった。

 再び剣が僕の胸に突き立てられ、視界が暗くなる。

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