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押さないで
少し短めの文で投稿しまくってます。
多分これからもこれくらいの長さで投稿が主になると思いますがよろしくお願いします。
《はーいじゃあちょっと早いけど終わりまーす》
きた!!
《きりーつきょーつけーれーい》
<ありがとうございましたー
「巴っ」
「うんっ」
何度目かの全力ダッシュ。
今回はほんとに早く走り始めたのでまだドアの周りに人がいる。
が、そんなのは関係ない。
教室の外が異世界ならクラスのみんなも関係あるし。
残り30cm。
精一杯手を伸ばしてドアに指をかける。
そして、思いっきり横に引いた。
とその時、
勢いを付けすぎて止まれなくなった京花に押されて私は姿勢を前に崩してしまった。
「やばっちょっ押さないでっ……」
あっこれはやばい。
「巴っ」
「まって京花っ!」
ドスンッ
「いったぁ……」
鈍い音ともにお尻を強打してしまった。
「大丈夫?京花……ってまじか。」
「うん、大丈夫だよ、とm……あっ。」
やばい、何処ここ。
まぁ廊下では無いのは確かだよね。
だって草生えてるんだもん。
木もあるし、こないだ見た青い実なってるし。
私たちの予想は当たったっぽいけど……
こりゃまずいな。