ダッシュ
……さて、
時間もたって5時間目が始まろうとしている。
5時間目の国語って結構キツイんだよなぁ。。。
(キーンコーンカーンコーン
《きりーつ きょーつけー れーい》
私はさっき京花と約束したことがある。
「5時間目終わったらさ、ダッシュでドア開けてみよ。」
「え、うちも京花もドアから遠いじゃん。」
「だからダッシュだって。」
いや私たちドアから1番遠い列の人間なんですけど っていうツッコミは置いといて、
まぁ〜50分って長い。
ねみぃ、、、
後ろの方の席なので結構寝てもバレな……ぃ………
*****
(キーンコーンカーンコーン
はっ!!
《きりーつ きょーつけー れーい》
<ありがとうございましたー
「巴っ」
「えっあっうん」
そうだった!ダッシュだった!!!
ガラガラガラガラ
京花はドアに手をかけた瞬間思いっきり横にスライドした。
そこに広がっていたのは………
いつもの廊下。
……え?廊下?
あれ、変な木は??
「えっ……あれっ……」
京花も戸惑ってるし。
「あの…さ、巴、私たちが見たのって夢だったのかな?……」
「違う……と思う。あれは夢じゃなかった。」
「そう……だよね。」
そう、あの時はあったのだ。絶対に。
私たち2人は確かにこの目で見た。
普段は少しカビ臭い、あの廊下があるはずの所に
不思議な青い実をつけたあの木が確かに生えていたのだ。
「京花。とりあえず座って話そう」
「うん。」