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次なる場所
年が明けました。なんてこった。
京花を引っ張りながら来た道を戻り、自分の教室に着いた。
「結局あの紫のヤツ、なんなんだろうね。」
「さぁ……?なんか触ったらやばそうってのは分かるけど。」
「ほぼ何も分かってないじゃん笑」
結局なんにも分からなかった。収穫は道路だけ。
「あとどっか調べたいとこある?」
「うーん……職員室とか行く?」
「おぉ、ありじゃん。」
「なんか秘密のやつとかありそう。」
「それ見ていいんかな……」
「まぁ……不可抗力っしょ!行こ!」
てな訳で職員室に行くことになった。
「失礼しまーす…ってか失礼する人いないのか。」
「言わなくていいじゃん楽だね。」
「あと変に気負わなくていいのも楽だわ。」
職員室って別に怒られた記憶とかもないけどなんか苦手なんだよねぇ…大人の偉い人が沢山いるから悪いことしてなくてもドキドキする。
パトカーがいると悪いことしてなくてもドキドキする、みたいな。
「私の成績とかあるってことだよね!!どこにあるかなぁー」
「あーちょっと待ってって」
担任の葛西先生のデスクに向かう京花の後を追った。




