夢か現実か
「どうしたのともっ………は?……なんじゃこりゃぁぁぁ!!」
京花の声が教室中に響き渡った。
先生ですら目を丸くしてこちらを見ている。
……とその時、チャイムがなった。
[キーンコーンカーンコーン]
チャイムでハッと我に返った私はとりあえず、ドアをすごい速さで閉めた。
「えっちょっ巴危なっ」
「ねぇ京花」
「な、何?」
「……とりまトイレ行こ。」
目の前のドアをもう1度勢いよく開けた。
早歩きでトイレに向かった私たちは中履きを脱いでスリッパに履き替える。
「ね、ねぇ巴、、、」
「まって京花、出てから話そう。」
こんなこと言っているので冷静かと思いきや、
正直めっちゃ焦っている。
自分でも、なんでこんな表面上で冷静になれているのかが全くわからない。
(ガチャ キ--バタン
「と、巴………見たよね?あれ。」
「うん。」
「私だけじゃないよね?」
「うん。」
手を洗いながら2人で話す。
「なんだったの……あれ……」
「わかってたら焦らないって。」
「そ、そっか、、、」
「「、、、。」」
(グゥ〜
やっべなんか気まずいんだけどどうしよ
とか思ってたら京花のお腹がなった。
「お弁当食べながら話そうか。」
「そうだね。」
*****
「……で、あへははんだほおほふ?」
(あれはなんだとおもう?)
口に物詰めながら喋らないで頂きたいのですが。
「分かんないけど……確実に学校ではなかった。」
「(ごっくんっ) なんていうか、、、その、、、外?って言うの?草生えてたし。」
「森、、、みたいだったよね。奥行きもあったっぽいし。どこの森?近所に森なんてあったっけ?」
「でもでも、明らかにヤバそうな木の実なってたよね!?めっちゃ青かったからすぐ目に付いたんだけど。」
「え、なに、じゃあ知らない世界だとでも言うの?」
「そう、、、かもしれない、、よね。」
「まじか。」
まじか。
それは考えてなかった。
「っていうか、場所の問題もだけど、まずなんで廊下が森になってるのって話じゃん」
「あっ確かに。」
箸でハンバーグを刺しながら指ささないでください。
「うちら今平然としてるけど相当やばい事になってるよね。」
「うん。なんで私たちこんなに冷静なのかわかんないくらい」
ってさっきトイレで考えてたけど。
まず……私たち2人しかあの森を見ていないので、あれが本物だっていう証拠は私たちの口だけしかない。
ので、信じてもらえる確率は極めて低い。
「あっ、でもさ、ドア閉めて開けたら戻ってたよね。」
「そうなんだよねぇ」
だからほんとに短い時間しか見ていない。
あれは嘘でした。なんて言われたら多分、
な〜んだぁ嘘かぁ(笑)
って言える自信がある。
さぁてこれからどうしたものか………