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教室の外は知らない世界  作者: ガメ
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【不思議な世界まとめ】

いや、忘れてた訳じゃないんです。更新しなきゃなぁとか思ってたら……ね?

教室中の視線が私たちに突き刺さった。


いや何も考えずに開けちゃったけどそりゃ注目集めるよね!?!?


でもみんな、すぐにそれぞれの事に勤しみ始めた。ある人は友達と喋ったり、ある人は本を読んだり。


「あっ京花、ドア閉めて!!」


「おぉ、うん。」


(ガラガラガラガラ


とりあえず席に着く。


ふと何時かと思い、時計を見た。


私たちがこの教室から出て、5分程度しか経っていなかった。


「京花、時計みて」


「え?」


「授業中終わってから5分くらいしか経ってないよ」


「うわ、ほんとだ。」

「体感では1時間くらい経ってると思ってた。」


「私も。」


確かにさっき、時の流れがどうちゃら〜みたいなことを話した記憶がある。

なんかそんな感じの理論でいくと、あっちの1時間くらいがこっちの5分ってことでいいの?かな?


「つまりさ、さっきの世界の1時間は、この世界の5分しかないってことなの!?」


京花ありがとう。私の言いたいこと全部言ってくれたわ。


「そう……なるんだろうね。」

「……一旦さ、整理してみようか。今あったこと」


「う、うんそうだね。」


今の1時間(5分)で何がわかったんだろうか。


①こっちの世界とあっちの世界では時の流れ方が違うこと。

②あっちの世界には、この学校そっくりな空間があること。

③あっちの世界は人が誰一人いなかったこと。

④あっちの世界はなんかやばそうなものがあること。


……これくらい…かな。

「うーん手がかり無さすぎるかなぁ。」


「いやでもあれでしょ、校庭のあれが一番怪しいって。」


「まぁそうだけど……むやみに近づくのも怖いし……」


「でもさ、ポジティブに考えよう。こっちで20分だったら、あっちで4時間だよ!?遊び放題じゃん!?」


まーじであんたはポジティブだなぁ。


「確かにそうよね。その原理を使えば、昼休みとかは結構長い時間探索できるのかも。」


まぁ、4時間目がチャイムがなる前に終わればの話だけど。。。



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