1/4
第0話 プロローグ
神と悪魔はいるのだろうか。
古代より、人はある存在を認めている。
神と悪魔だ。
もちろん、認めていない人も沢山いるだろう。
だが、ある者は信じられない奇跡が起きた時、神のお陰だと礼を言う。
ある者は最悪の事態が起きた時、悪魔の仕業だと罵り、悪態をつく。
この二つはよく比喩にも用いられる。
人より抜きん出た才能を持つ者を神と呼び、時には人の所業とは思えないような悪事を働く者を悪魔と呼ぶ。
さて、そういう視点で言えば、確かに神や悪魔は存在する。
だが、最悪の事態が起ころうと人より才能があろうと所詮、人は人だ。
なら、最初の問いに戻るわけだ。
本当に悪魔や神はいるのか否か。
結果、その姿を見たことがある人などいないので、現実的に考えれば存在しない、といった結論に辿り着くだろう。
だが、僕はこう思う。
火の無いところに煙は立たない。
つまり、いるのではないだろうか・・・と。