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辺境領リネルメ興隆記  作者: 常世神命
三章 外交交渉
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五話 駐屯地の近くの街に行きました

いつもありがとうございます

書いている内に、想定していた内容と変わって来たので、二話に分割する事にしました

少し短いけどよろしくお願いします

翌朝、あたしとティアは、羨ましそうな顔をしているタレザを無視する形で駐屯地を出て、徒歩で半刻位に在る街に向かった。

街に向かう道は、キレイに舗装されていて、あまり疲れないと思う・・・白状します。定期馬車に乗って十分くらいで着きました。

(やっぱり、軍の駐屯地が近くに在るから、そっち系のお店、特に鍛冶屋が多いわねぇ・・・えーと、市場へは、西門で降りた後、真っ直ぐ行くと中央広場が在るから、そこを向かって左斜め前方向の道に入って・・・あれ?)

「ティア、市場に行くには、この後どうするんだっけ?」

「確か最初の十字路を右に曲がって真っ直ぐ。だったと思うよ。」

「そうよ。ありがとうティア。さぁ市場に行って買い出しよ。」

「行こう行こう」



最初の十字路を右に曲がって五分くらい歩くと、市場らしき物が見えて来た。

やはり、駐屯地の近くだけに食料品も保存食が多い。

探せば雑貨や果物を扱う店も有るが少数だ。

「リル、バナナが有るよ」

「バナナ?・・・ホントね・・・ねぇおじ様、この果物ひと房いくら?」

「おっ、嬢ちゃんお使いかい?」

「これでも旅行者よ。ザルヘルバから南回りで来たわ」

「おお、南回りでか。嬢ちゃんくらいなら時間は掛かるが、安全で無難なルートだな。それより、ベニナだな?ひと房銀貨一枚、三房買ってくれるなら銀貨二枚に銅貨二十枚だ」

「・・・市場で頭一杯で、両替してなかったわ」

「おっ、それなら王国硬貨でもいいぞ。その代わり多少割高にはなるぞ・・・王国硬貨なら、ひと房銅貨三枚(6,000円)だな。本来なら銅貨一枚だが、両替手数料がな・・・ちょっと高いんだわ」

「助かるわ。お金なら有るから・・・そうねぇ、そのベニナは今ここに有るので全部かしら?」

露店には大体三十房くらい売られている。全部買って大銅貨九枚9,000ズゼになる

「何?全部かい?凄いねぇ。売れるベニナは、今ここに有るだけだ。だが、まだ店に売る前のヤツなら、俺っちの商会の倉庫に有るぜ」

「どれくらい有るのかしら?」

「おいおい、本気かよ。確か露店の十倍は有るぞ・・・ホントに買う気か?とにかく、露店の分は金さえ払って貰えれば全部売ってやるけど、倉庫のは売れないぞ。」

「分かってるわ。追熟が必要なのでしょ?今、倉庫に有るのを食べても、物に因るけど食べれた物じゃないのは知ってるわ。」

「何だ。商売人か」

「いいえ、違うわよ。本では何度も見たけど、実物見るのは初めてだったから、故郷に戻ってもどこにも売って無いのよ。」

「そうかいそうかい、商売人でないなら大丈夫だ・・・それより、倉庫に有る分も買うとして、そんな大量のベニナをどうやって運ぶ気だい?」

あたしは、おもむろにアイテムボックスの指輪を店主に見せる。



ここまでありがとうございます

次話は、早く上げればと思います

誤字、脱字等有りましたらよろしくお願いします

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