九話 お山に逝く準備をしました2
いつもありがとうございます
すいません、中一日開いてしまいました
その上短いです
エルファリスを仲間に加た後、一刻経ったので、マチルダの執務室に向かう。
マチルダの執務室に到着したのでノックをする。
「開いてますよ」
中からマチルダの声がする。
「失礼するわよ・・・」
「お嬢様、お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
そうマチルダに案内されて、隣の部屋に行くと、幅が10メートル、奥行きが2・30メートルくらいの倉庫みたいな感じの所に出た。
「お嬢様、こちらでございます」
マチルダに言われて見てみると、入り口の左側に荷物が有った。
「こちらが、お嬢様とタレザ殿の二週間分の食料と、野宿等に利用する道具になります」
「ありがとう助かるわ」
そう言うと、あたしは次々にアイテムボックスに収納していく。
「お嬢様のその能力、実際に見ても凄い物ですよねぇ」
マチルダは、苦笑しながらその光景を見ている。
「あっ!そうだ。マチルダ、ここにタレザを呼んで貰えるかしら?」
「承知致しましたお嬢様」
しばらくすると、アイテムボックスに収納するのも終わりそうになる、ちょうどその時、マチルダがタレザを伴って戻って来た。
「お嬢様、タレザを呼んで参りましたわ」
「リル様、タレザただいま参上致しました」
「ありがとうマチルダ。タレザ、荷物の方は持って来たかしら?」
「はい、こちらに」
そう言うと、タレザはあたしの前に荷物を出した。
(あまり持って行けない、と言ってあったはずなのに、何?この量)
タレザが出した荷物は、大き目のボストンバッグ三つ分くらいの量だった。
(仕方無いわねぇ。これもちゃっちゃとアイテムボックスに閉まって、早く山に行かないと)
「仕方無いわねぇ。今から見る事は誰にもしゃべっちゃ駄目よ」
「承知致しましたが・・・どうするのですか?」
「こうするのよ」
タレザの疑問をよそに、十個ほどのタレザの荷物は次々にアイテムボックスに収納されていく。
「!!リル様・・・確かにこの事は、口外してはいけませんね」
「でしょ?だからタレザもそこの所お願いするわね」
「承知致しました」
タレザの荷物の収納は、さほど時間も掛からずに終わり、いよいよ山に行く時分になる。
「セバスチャン、マチルダ、それじゃあしばらくの間お願いね」
「承知致しましたお嬢様。お気をつけて行ってらっしゃいませ」
セバスチャンとマチルダ、それに屋敷の使用人総出・・・と言っても十人しか居ないが、みんなでお見送りだ。
「じゃあ行って来るわね」
「リル様の事はお任せください」
あたしとタレザは、屋敷を出発し、山に向かった。
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誤字、脱字等有りましたらよろしくお願いします




