七話 お山に逝く準備をしました1
いつもありがとうございます
間に違う話しを書きたくなりましたので、少し短くなっています
タレザが退室した後、あたしも食料とか必要な物をアイテムボックスに入れないといけないので、マチルダの所に来た。
「マチルダは居るかしら?」
「はい。お嬢様どうなさいましたか?」
「うん、急で悪いのだけど、明日からタレザと一緒に山に行くから、二週間分の食料を用意してくれるかしら?」
「え?タレザ殿とですか?確かタレザ殿は、王都の近衛騎士のはずですが・・・」
「その件なら問題無いわ。わたしの方から宰相閣下に、タレザにこちらに来て貰える様に出向願いを書いた物を、王都に帰る使者に納入金と一緒に渡したから」
(まぁ、あのタヌキ宰相の事だ、戦争する可能性が高まっているとはいえ、税収の倍の金額を要求するという無理を言って来たのだから、これくらいは聞き入れて貰わないとねぇ)
「大丈夫なんですか?あの宰相は昔っからタヌキですから。私も宰相の部下だった頃は、それはもう無理難題の数々・・・今思い出してみてもホント腹立つわ。私がこちらにご厄介になる様になってからも、宰相のそう言う噂は絶えないし・・・大丈夫ですかお嬢様?あのタヌキオヤジから何か言われて無いですか?」
「まぁ、言われたと言えば、税収の倍の納入金を要求されたくらいかなぁ?」
「まぁ!それって、先日ドルトンさんの所で、家宝の売却で得たお金全額って事じゃないですか!・・・ホントあのタヌキオヤジ憎らしいわ」
「そう言う事だから。それと、セバスチャンに話しを通して貰えるかしら?」
「分かりましたわ。確かにお嬢様の懐事情を知ってるなんて、領内に密偵が潜んでいるしか考えられないですものね・・・っとそう言う事でしたら、直ぐに食料とかそのほか必要と思われる物をご用意致しますので、一刻(二時間)くらいしたらまたお越しください」
「分かったわ。一刻のちね」
そうして、あたしはターシャの執務室を出た。
ここまでありがとうございます
誤字、脱字等有りましたらよろしくお願いします




