三話 家捜しをしました
いつもありがとうございます
すいません中1日開いてしまいましたm(__)m
(さてと・・・折角探すのだから、白金貨が無くても、今後に有益な物を見つけないと)
「レフィーナ!ウィンネ!来てちょうだい」
『はい、お嬢様ここに』
『何じゃ?主様よどうしたのかぇ?』
「ふたり共、これから白金貨探しをするわよ!後は何か使えそうな物も一緒に探すわよ」
『承知致しましたお嬢様』
『精霊使いの荒いご主人様じゃのう・・・ところで、サラのヤツは呼ばんのかのぅ?』
「サラには悪いけど、あんな歩く火薬庫と一緒に居れないわ。下手したら公邸が吹き飛ぶ・・・」
『確かに、しかしのぅ、主様も一度故意ではないとは言えヤツのせいで死にかけとるのに、また契約するとは・・・ホント物好きな者よのぅ。それこそ、ヤツの側近と契約すれば良かったのにのぅ』
『そうですね。サラさんには悪いですけど、一緒というのは正直厳しいですね』
「それじゃ探すわよ」
『行きましょう』
『果たして、めぼしい物は有るのかのぅ』
『ウィンネ、何言っているのですか、有るに決まっているでしょう』
『そうは言うかがのぅ・・・』
「そうねぇ、ウィンネはやる気が無さそうだから、このあとのお菓子は無しねぇ・・・」
『!!この屋敷は、何かしら有るとは前々から思っていたのじゃ。ほれ、ぬし様よ頑張って探すのじゃ』
『・・・現金ねぇ』
「ハハ・・・」
一刻くらい探し回って・・・・・・
「どう?そっちはあたしはこれだけよ」
と、白金貨一枚を机の上に出す。
『我らの戦果はこれじゃな』
そう言うと、縦2メートル、横1メートルの人物画と白金貨を二枚出した。
「すごいの見つけたわねぇ・・・ってか誰?」
『恐らくは、初代国王ではないかと・・・』
『そうかの?妾は二代目だと思うたが・・・ほれ、この髭なぞは初代には無かったであろう?』
『そうですか?二代目の髭はこんな感じでは無かったと思いますよ。それに、初代は一年だけだけど、髭をしていた時期が有りますし、こんな感じだと思いましたよ』
『・・・どっちであろうかのぅ』
『・・・どっちでしょうねぇ』
(正直、さっぱりだし、どっちでもいいんだけど・・・)
『ん?ぬし様よ。どっちでもよい。という顔をしておるが、妾達にしたら重要な事じゃぞ。試験にも出るし』
「!!試験に出るの?ってか何の試験よ」
『そんな冗談は置いといて、重要なのは確かじゃ。妾やレフィー程の身分になると、教養も重要じゃからのぅ』
『そうですね。精霊も私みたいな族長や、ウィンネみたいに王族の身分ですと、教養は人以上に重要視されています。この人物画を見て誰それとスパッと言える様でなければなりませんが・・・いかんせん、三百年くらい前の話しですからねぇ。私の知る限りでは、どちらか答えられる者は居ないと思います』
『妾の方も同じくじゃ』
「冗談!・・・でも上に立つ者も大変なのねぇ」
『うむ』
「さて、それではおやつの時間にしましょう・・・マチルダ、おやつの用意をしてくれるかしら」
「はい、お嬢様。ただ今ご用意致しますわ」
しばらくすると、クッキーとお茶を用意して戻って来た。
『ふむ、今日は茎とおぢやかのぅ』
「・・・上手い事言ったと思っているでしょう」
『何々、主様に合わせたのじゃ。ほれこういう事言いたかったじゃろぅ』
「く!確かに先に言われたって思ったわよ」
『そんな主様が愛らしいのぅ』
ウィンネが抱き付いて来る。
『確かにそうですね』
レフィーナは鼻血を出してうっとりしている。
「お嬢様は世界一可愛いですわ」
マチルダはにっこり微笑む。
(とにかく、まぁまぁの戦果が有ったから、後でドルトンの所に行きましょう)
「さぁ二人共、もたもたしてるとわたしが全部食べちゃうわよ」
『!!待つのじゃ主様よ』
『マチルダ殿が焼くクッキーはおいしいですから、ウィンネの分はともかく、私の分は残して置いてください』
「何でしたら、追加分を焼きますわ」
こうして、おやつの時間は過ぎて行く・・・
ここまでありがとうございます
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