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サプライズ! (夏月視点)

桃子さんが準備をしている間に、私と英治さんも着替えを済ませ、一足先にチャペルに向かう。


ハルさんと桃子さんの親族や親戚、ご友人は皆既にお待ちだそうだ。

私と父の件で時間が押しており、到着時刻の関係上、当初では参列が難しかったボヌールの関係者みんな)も参列する事になり、新郎新婦の入場を待ちわびていた。


チャペルに入った私は英治さんの後について、両家のご両親やパトロン、羽田さん、関さん、立花さんに簡単に挨拶をし、新郎側の最後列のベンチに座る。




桃子さんはこんなに参列者がいる事など知らない。先程の私達の式とほぼ同じ人数だと思っているに違いない。本人でさえ、1時間前まで自分が式を挙げる事を知らなかったのだ。

ご両親はもちろん、親戚や友人がいるだなんて夢にも思っていないだろうな。


桃子さんには内緒で進められた、ハルさんから桃子さんへのサプライズウェディングなのだから…。




「新郎新婦がこちらに向かっています。皆様がいらっしゃる事、扉が開くまで気付かれてはいけませんのでお静かに願います。」


寺木さんのアナウンスで、それまでザワザワしていたチャペルが静まり返る。


数分後、アナウンスと共に、弦楽四重奏(カルテット)による結婚行進曲の演奏が始まると、重厚な扉が開かれる。

盛大な拍手が沸き起こり、開いた扉の向こうでは、涙目の桃子さんが両手で口を押さえ、立ち止まって驚いていた。

すぐに、ハルさんに促されてゆっくり入場してきた桃子さんだったが、その瞳からは大粒の涙が次々こぼれ落ちていた。


涙を流してはいるけれど、桃子さんは本当に幸せそうに笑っている。

マーメイドラインのエレガントな総レースのドレスが本当に似合っていて、桃子さんの美しさをより際立たせている。

涙声で夫婦になる事を誓い、やっぱり涙目でマリッジリングの交換をして、恥ずかしそうに少し俯き、はにかんで誓いのキスをして…。

そんな桃子さんを愛おしそうに眺めるハルさんは、いつもにも増して男前。


絵になる2人の姿に思わず溜息をついてしまったのだろう。そんな溜息があちこちから聞こえてきた。





新郎新婦が退場した後、参列者は外へ移動して、フラワーシャワーで祝福するべくスタンバイ。

チャペルから出てくるハルさん桃子さんを待っている時、篠山さん、加奈子さん、宇部ちゃんに話しかけられる。


「夏月ちゃんも式挙げたんやって?おめでとう。」

「夏月ちゃんのドレス姿見たかったわ…。」

「着物もよくお似合いですけど、私もドレス見たかったです。桃子さん、綺麗でしたね…」


久しぶりに会う3人と話せるのは嬉しい。お酒が入るとなかなか大変な人達だけど、素面の女子トークは素直に楽しいと思える。


「なぁ、佐伯っち泣いたやろ?目ぇ真っ赤なのに否定すんねん。」

「佐伯さん、教えてくれないんすよー?夏月さん知らないっすか?」

「北上も篠山さんも夏月ちゃん巻き込まないで下さいよ!」


篠山さんの質問に、北上くんが入ってきて、そこへ佐伯さんも乱入。

このドタバタでワイワイした感じ、すごく懐かしい。

ほんの数ヶ月前は日常だったのに、不思議な感じだ。


「佐伯さん、そんなに照れなくても良いじゃないですか?佐伯さんって優しいから、私の事なのに号泣して……」

「お願いだから夏月ちゃん、それ以上言わないで!!」


恥ずかしいのか、顔を真っ赤にした佐伯さんに遮られてしまう。

加奈子さんが篠山さんと私の顔を交互に眺めて…何故か加奈子さんに苦笑されてしまう。


「夏月は僕に夢中だからご心配なく。誠治くん、いくら感動的だからってあれはナシでしょ?」


さらに英治さんまでもがよく分からないアピールをしながら会話に加わる。

確かに、私は英治さんが大好きですけど…なんでご心配なく?しかも腰に手を回して引き寄せながらそんな発言されるとか恥ずかしいんでヤメテクダサイ…。

みんなの生温かい視線が痛いですから!






***


花びらの舞う中で笑う桃子さんは本当に綺麗だった。

皆に祝福されて、大好きな人の隣に立てることがどんなに幸せな事か私も先程味わったばかり。幸せの絶頂とはまさにこの事だ。


そして、そんな幸せのバトンタッチとも言えるブーケトスが今、行われようとしている。


「夏月さんは来ちゃダメですからね!」

「そうやで、倍率が無駄に上がるし、私らは必死やからな!」

「だけどブーケをゲットしたところで必ず結婚できるわけじゃないんだから…茜は必死すぎて見苦しいわよ?」


もちろん、私は参加する気などないのだけれど、宇部ちゃんと篠山さんに参加をしないように釘を刺されてしまう。


「夏月も友人の結婚式ではあんな感じだったの?」

「私、ブーケトスには参加した事が無いんですよね。そもそも、友人の結婚式自体、仕事が休める雰囲気じゃなくて殆ど出れていないですし…。それにこの6年は特に友人との連絡も絶っていましたから…。」


英治さんにはあからさまにホッとした顔をされてしまった。つまり、ああいう感じが苦手なのね。今後気を付けよう。

恋愛とか結婚とか、興味がないわけじゃなかったけれど、6年前、英治さんが好きなんだって自覚するまでは自分には縁の無いものだと思っていた。自覚してからもすぐ、あんな事があったわけだし…。

もし、機会があっても、積極的には取りに行かなかっただろうな。


「ブーケトスって、あんなに殺気立つもんなんですかね…。」

「僕の経験上…まぁ、割と珍しくはない…かな。」


佐伯さんが驚いて、英治さんが苦笑いをした通り、チャペルの前の広場に集まった乙女達の雰囲気は殺伐としている。

皆、表面上は笑顔だが目は本気で、互いを静かに牽制しあっているようにしか見えない。

確かに怖い。


「準備はいいかな?」


桃子さんが笑顔でそう聞いた後、少し高くなった所から、後ろ向きでブーケを投げる。

宙を舞ったブーケはクルクルと回転して、まるで吸い込まれるかのように、誰かの手に収まった。ここからだと誰の手なのか分からない。


「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!やったでぇ!!」


その歓喜の声で、誰がキャッチしたのかは明らかだ。

満面の笑みでこちらへ駆けてくる篠山さん。その手にはもちろん、先程まで桃子さんの手にあった、落ち着いたピーチピンクのオールドローズを中心に作られたブーケがにぎられている。


言動こそはいつも通りだけれど、今日の篠山さんはいつもとは全然違うメイクや髪型で気合いが入っており、とても可愛らしい。

ブーケは、そんな篠山さんの雰囲気にすごく合っている。

何より、彼女が着ているシフォンのワンピースにピッタリだった。


「佐伯っち、見てやー!」

「…良かったですね。だけど、あの迫力じゃ怖すぎて相手がいても引かれて婚期が遅れちゃうんじゃないですか?」


はしゃぐ篠山さんに対し、佐伯さんは無表情で辛辣に返す。2人の温度差が半端ない…。

珍しく辛口の佐伯さんに、皆が苦笑いしていた。


「流石にさっきの茜には佐伯っちもドン引きよね?」

「佐伯さんの言わんとしている事は分かりますけど、そこはもうちょっと茜さんの気持ちを汲んで…乙女のガラスの様な心がダメージ受けないように配慮して頂きたいですね。」

「佐伯っち、めっちゃ傷付いたで!」

「ここは責任取って佐伯っちがお相手してあげたら?」

「そうやでー?責任取ってもらおうか?なんなら結婚前提でも良いでぇ?」

「!??加奈子さんも篠山さんも冗談キツイっすよ。俺、職場恋愛とかムリですから!」

「はぁぁぁぁぁぁ!?それ、佐伯っちが言う!?今まで散々……」

「…だからこそ無理なんですって!」


篠山さんと佐伯さん、相変わらず仲良いなぁ。結構合う気がするんだけどな。最後まで言わなくてもお互いの気持ちが分かっちゃうとか良いよね!


「佐伯さんと篠山さん、良い感じだと思いますよ?今の掛け合いだって息ぴったりじゃないですか。いっそ付き合ってみたら良いんじゃないですか?」

「「……………………」」


あれ?空気が凍りついたような気が……。

佐伯さんと篠山さんが無言でこっちを見ている。なんか2人共、目が座ってるのは気の所為でしょうか?


「……それは夏月が言っちゃダメだと思うよ?」


英治さんだけが可笑しそうに笑ってそう私に言った。

確かに、それは当人同士が決める事だし、私が口を出す事じゃ無いんだけど、あの場面で言うのはそんなにまずかったのだろうか?

それを聞くに聞けないまま、話題が変わってしまい、その上時間となったので、みんなで披露宴会場であるレストランに移動したのだった。






***


「もう、夏月ちゃんまで涼と口裏合わせて私をハメたわね?…お陰で式中の写真は顔がぐちゃぐちゃで酷いものよ。だけど、一生忘れられないような最高の1日になりそう。本当にありがとう。」


披露宴前、控え室に顔を出すと、桃子さんが再度メイクのお直しをしてもらっていた。


「式中の写真の顔がぐちゃぐちゃなのは桃子さんだけじゃないですよ?私だって酷いもんですから。それに桃子さんだって英治さんと口裏を合わせて私をハメたじゃないですか?」


私と桃子さんは、顔を見合わせて笑った。


「なんだか悔しいね。あの2人は両方知ってた訳でしょう?」

「そうですね…何か仕返し…じゃないですけど、サプライズ返ししたいですよね?」


桃子さんと考えてみたものの、英治さんやハルさんへのサプライズは思いつかなかった。


「夏月ちゃんの場合、お父様の件でもう既にビックリさせているから良いんじゃない?」

「確かにそうですけど…こういうのって、考えて思いつくものでもないんですね。」

「そうかも。結局、相手を思う気持ちで自然と湧いて来るものなんでしょうね。」

「そう思ったら、私達って旦那様にとっても愛されてるのね…なんて自分で言うと恥ずかしいわね。」

「良いんじゃないですか?こんな日くらい、思いっきり惚気たって。」


普段、特に仕事中は素直になれないけれど、たまには思いっきり英治さんに甘えてみようかな?今日は特別な日だし良いよね?

そう密かに思う私がそこにはいた。





「夏月、どうしたんだい?…やけにご機嫌だね?」


披露宴が始まってすぐ、控室での桃子さんとの会話を思い出した私は思わずニヤニヤしてしまっていたらしい。英治さんに指摘されてしまう。

どうやら私のニヤニヤは簡単には止まってくれそうにない。更に鞠子と祖母にまで言われてしまった。


「この6年間、私も智哉も夏月の事、どれだけ心配したと思っているの?…だけど、それが嘘みたいに今日の夏月は幸せそう。もうあんな思いをするのは嫌よ?夏月って鈍いし、すぐ変な風に勘違いしちゃうんだから…。」

「そうですよ。私だって夏月の花嫁姿を見る事を諦めかけていたんですからね。」

「鞠子…お祖母様まで…。本当にごめんなさい。でも、もう大丈夫だから…。」

「全く、夏月のそういう性格は誰に似たんでしょうね?」


お祖母様にチラリと横目で見られ、父が咳き込む。

私は、昔から父親似だと言われてきた。それを理由に、母は幼い私を引き取る事を拒否した程似ていたらしい。

それを知った時、一時的には、父親似である自分を恨んだけれど、結果的にそれで良かったと思っている。

だけど、性格まで似ているなんて知らなかった。


「もう何年も願ってきた事が、1度に叶ってしまって…1年前、春日野さんご夫妻を連れて私を訪れた時は、近くに貴女が来てくれるだけで充分だと思っていたのに…良い人と一緒になって、離れていた父親と再会して誤解が解けて…こうも良い事が続くと、欲が出てしまっていけないわね。早く曽孫の顔が見たいわ。」

「本当ね。私達が元気なうちにお願いしたいわね。」


祖母と春乃さんの会話に、今度は私が咽せて咳き込んでしまった。

すると、同じテーブルについていた英治さん、鞠子、祖母、父、英臣さん、春乃さんに笑われてしまう。


「どうせ貴女は『今は仕事をしたいから…』なんて言うんでしょうけれどね。」


私が言おうとした事を、先に言われてしまう。いつもの事ながら祖母には敵わない。






穏やかな雰囲気の中、皆に料理とワインを楽しんでいただく。

内覧会を兼ねた披露宴であるため、ハルさんや英治さんからパティスリーやレストランについてのご案内、父によるワインについての話など、一風変わった披露宴らしからぬ話とか挨拶が多い。もちろん、普通の披露宴の様にパトロンが主賓の挨拶をしたり、ご友人からのお祝いの手紙が読み上げられたりなんて演出もあったのだけれど。


いつの間にか、英治さんと父はソムリエとしてワインをサーブしながら会場をウロウロしていたし、ハルさんと桃子さんも、各テーブルを回ってご挨拶をしていた。

私まで席を立つのは何となく気が引けたので、鞠子や英臣さん、春乃さんと歓談しながら食事を頂いていた。

試食で何度も食べている料理だが、こうしてきちんと着席して食べるとなんだか違う料理を食べているみたいだ。

いつもだって美味しいけれど、今日のは特別美味しい。




「夏月、そろそろ出番だよ?」

「出番、ですか?」


メインの料理のサーブが終わった頃、英治さんに呼ばれ、よく分からぬままついて行くと、そこには朝仕上げたウェディングケーキがあった。


「夏月が持って行って。涼たちと約束したんだろう?」

「良いんですか?」

「せっかくだから2人の喜ぶ顔を近くで見ておいで。」


ワゴンにのったウェディングケーキ。

もちろんその最上部には私が作ったハルさんと桃子さんのマジパンの人形が飾られている。

人やテーブルにぶつからないよう、細心の注意を払ってゆっくり運ぶ。


「ハルさん、桃子さん、おめでとうございます。あの日、お約束した事が現実になって嬉しいです。」

「なにこれ…すごく可愛い…。夏月ちゃん、ありがとう!!」

「夏月、ありがとな。実は俺たちも…なぁ、佐伯。」


ハルさんが佐伯さんを呼ぶと、一回り小さなワゴンを押してやってきた。


「夏月ちゃん、英さん、おめでとうございます。」

「これって……」


シルバーのプラッターの上には、艶やかに黒く輝く、ハート形のチョコレートのムース。

ピンク色のマカロンや、フレッシュのフランボワーズ、エディブルフラワーなどがあしらわれた中央には、"Bon mariage Hideharu et Natsuki" の文字。


「夏月ちゃんが英さんの為に考案したMon premier(私の初恋) amourだよ?ムースは涼さんが作って、今朝俺が仕上げたんだ。」

「今日、式を挙げたのは私達だけじゃないもの。夏月ちゃん達もケーキカットしなくちゃ、ね?」

「おい、ヒデもこっち来いって。」


すぐ側で、写真を撮ろうとスマホを構えていた英治さんはちょっぴり不服そう。


「涼、聞いてないぞ?図ったな?」

「いつもヒデにはハメられてばかりだからな?たまにはやり返してみたくてさ。」


なんだかんだ言いつつも嬉しそうな英治さんと、してやったりといった顔のハルさん。


「ハルさん、佐伯さん、ありがとうございます…。」

「涼…それから誠治君もありがとう。たまにはハメられるのも悪くないな。」


司会の智哉さんに促され、ハルさんと桃子さんに続いて、私と英治さんもケーキにナイフを入れた。

たくさんの人にカメラを向けられ、すごく照れ臭い。


ナイフを入れたケーキは、ビュッフェコーナーの一角に運ばれた。


「なかなかこういう機会ないからな。夏月と佐伯も手伝ってくれ。」


ジャケットを脱いで、腕まくりをし、タブリエを着けて現れたハルさん。どうやら主役自らカットをするらしい。

同じように身支度をした佐伯さんと、祖母にたすき掛けをしてもらい、タブリエを着けた私も一緒にお手伝いをする。


ハルさんが私の作ったケーキをカットして、佐伯さんがムースをカットして、私が2つを皿に盛り付けていく。

台に並べた皿はどんどん無くなっていく。

それだけでなく、ビュッフェ用に用意したものも飛ぶように無くなり、サービススタッフだけでなく、三田さんも厨房と店を行き来して必死で補充していた。


「そんな格好で大変だな。…夏月、お前また腕上げただろ?もし、蘇芳さんと喧嘩したらいつでもボヌール戻って来ていいぞ?山田か佐伯とトレードって事で。」

「関さん、そりゃ無いっすよ!」

「そうですよ、なんでトレードなんすか?夏月ちゃん受け入れるだけでいいじゃないですか!?」


関さんはゲラゲラ笑っている。山田くんと佐伯さんが必死で抗議したのが可笑しかったらしい。

そこへ英治さんもやってきた。


「ご心配には及びませんよ?例え喧嘩しても、すぐ仲直りしますから。」

「という訳なので…。関さん、お気遣いありがとうございます。」

「だよなぁ。」


関さんは酔っているのだろうか?大笑いしながら席へ戻っていった。




デザートビュッフェは大好評。

ビュッフェで提供するのは初めての経験だったので、手探りだったけれど上手くいって良かった。

ハルさんの店のメニューは、桃子さんの手書きのイラスト入りの説明書きが添えられていた。そのアイディア、次回から使わせてもらおう。他にも、色々気になった事があったから、次に活かさなくっちゃ。

忘れないうちにと思って必死でメモを取っていたら、涼さんと桃子さんに突っ込まれてしまう。


「お前なぁ…どんだけ仕事好きなんだよ…。」

「それじゃあ英治さんが拗ねちゃうわよ?」


桃子さんが言う通り、英治さんは拗ねていたのか佐伯さんに絡んでおり、佐伯さんからクレームがつく。


「夏月ちゃん…英さん放置はやめてよ…こっちにとばっちりが来る…。」


佐伯さん、ごめんなさい。心なしか、佐伯さんの顔が疲れている気がしてなんだか申し訳なくなってしまう。


その後、会場をそのまま解放して、歓談したり、お茶を飲んで頂いたり、のんびり過ごして頂く。

改めて、ハルさんと桃子さんのご両親にご挨拶をさせて頂いたり、パトロンや羽田さん、立花さんとお話したり、篠山さん達とワイワイしたりして過ごした。


英臣さんと春乃さんともお話したかったけれど、2人は、祖母と父と4人でゆっくり話したいそうだったので、バーカウンター近くのソファ席で寛いでもらう。


あっという間に時間は過ぎ、お開きになったのは、空が赤く染まり始める頃だった。

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