進んだ気がする日
サブタイトルの方向性がきまりました(?)
前の分も全部タイトルが変わっています
アーマーラビットを狩り続けて1週間ほどたった
毎日3匹、多い日は5匹ほど勝っているのにもかかわらずアーマーラビットたちはいっこうに減る気がしない。これは本格的に危険察知使えないんじゃないのか?と不安になってきた。
あれから少しだけレベルも上がり、剣術スキルも毎晩の鍛錬のおかげかD-からDにあげることができた。ためしにアーマーラビット相手に切りかかったら少しダメージは入るようだった。ダメージが入ってすぐに逃げられてしまうからまだ狩りには剣術スキルは使えそうにはない
餓鬼から進化してからというもの、俺は不思議な夢をよく見る。鉄の箱に石の建物、最近では夢なのかどうかもわからないほどに鮮明に見ることができる。その中では俺は人だった。どこにでもいる人、大学というところに通っていた男だった。
そんな夢を見続けるうちに、知りもしないはずの知識がどんどん増えていく。まぁ便利だからこれについては後日ゆっくりと考えることにしよう。
今日はそろそろ水が飲みたくたってきたから、水場を探さないといけないと思って行動範囲をこの草原から森の中にまで広げてみようと思っている
木の棒を持ち、わずかな望みだが危険察知も準備は万端だ
それでも慎重に森の中に入っていく
アーマーラビットがあの草原にたくさんいる理由がわかった
森の中はとても危険だ、アーマーラビットのようだが見た限りその上位種なのだろうウサギがいる。明らかに金属じゃね?って感じの毛皮をまとったアイアンラビット(仮)。それがでっかいムカデにぼりぼりと食べられている
ムカデに去った後に残っていた毛皮を拾ってみたが明らかに硬い。俺の石の投擲じゃダメージなんてほとんど与えられないだろうと思うほどだった
おなじような森でも反対側、俺生まれた穴に近い森のほうでは森の中にもアーマーラビットがいたことからこっちの森は対して強いやつはいないのだろう
500m程しか変わらない森なのになんでこんなに生態系に違いがあるのかは謎だ
今回は安全な方の森の中に入ることにした。
こちらの森もあっちに比べれば安全だが、それでも危険はいっぱいだ。俺より大きい蜂が飛んでいたり、狼か犬かはわからないがそれっぽいものが徘徊していたりと、とにかく危険が盛りだくさんだ。
狼っぽいやつは鼻が利くのだろう、さっきまで俺がいたところを嗅いで俺を探しているようだ
俺?狼に見つかったら逃げ切れる自信なんて全くないから、あいつらを見つけてからはずっと木の上をゆっくり移動しているよ
木の上は意外と危険が少なくてたすかった、大きな昆虫も俺の半分ほどだから鍛えた剣術で薙ぎ払えないこともないからね
さて、今回の目的でもある水場探しだがする必要はないみたいだ。
だってこっちの森に入ってすぐに浅い川があるんだもん。あのウサギたちがあの草原にいるのも水場が近いからなんだろうな。
「住処をつくろう!!!」
こんなことを突然叫び始めたのにはもちろんちゃんとした理由がある。寝るときいつもは草原で寝ているのだが、さすがにあの森を見た後だと大の字で寝ているのは怖すぎる。寝ているうちに襲われておしまい。なんてことになってしまったら目も当てられない。
というわけで、例のてっぺんの見えない崖に横穴を開けて自分の住処をつくろうということにしたわけだ。
まぁ剣の練習がてら暇な時間ずっと崖を殴り続ければ何とかなるんじゃね?という簡単な思考から始めたもんだからどれだけかかるかなんてわかんないけどな。
ん?危機感?
今まで大丈夫なんだから多少は平気だって。洞窟も安全な森の近くだし襲われないよ。
たぶんね・・・・・
~幕間~
洞窟を掘るうえですこしまずいことが起きてしまった。
ことが起こったのは住処をつくろうと決心した次の日、剣の修行の時(洞窟掘り)のときだ。
そう、俺の相棒ともいえる名剣:ワタスンソード(木の枝ともいう)が折れてしまったのだ。
もともと、木の枝で崖に洞窟を掘り出そうということに無理があったのか。
それでもこいつは1m程も掘り進んでくれた。これを名剣と言わずになんと言う。
そんなことを言っていても仕方がないので、折れてしまった日は己の五体を使って掘り進むのみ!!
スキル『体術 D』を会得した
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Lv.13
名前・ワタスン
種族・鬼族ノ小鬼・亜種~ゴブリン・レア~
称号・暴食の鬼
特性・『鬼ノ威厳』『夜目』『精力微上昇』
スキル・『吸食C+』『空腹感B+』『痛覚麻痺C-』『言語習得~人間族・帝国民~C』『剣術D』『観察眼D-』『投擲E+』『危険察知F+』『毛皮硬化F』『体術D』
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