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鬼神への歩み  作者: dai
2章~ゴブリンも大変だ~
5/8

サバイバルの厳しさを知った日

なかなかサブタイトルが決まらない(--;)

いい案があったら教えてくださるとうれしいです

目が覚めたら洞窟が小さくなっていた

とりあえず空腹感が・・・・・・あまりない。


さっきまでは何かを見るたびに腹が減って食べたくなっていたのにそれがなかった


とりあえず現状把握だ、ステータス確認をするべきだな


●●●●●●●●●●

Lv.1

名前・ワタスン

種族・鬼族ノ小鬼・亜種~ゴブリン・レア~

称号・暴食の鬼


特性・『鬼ノ威厳』『夜目』『精力微上昇』


スキル・『吸食C-』『空腹感B+』『痛覚麻痺C-』『言語習得~人間族・帝国民~C』『剣術D-』『観察眼D-』

●●●●●●●●●●


なんかいろいろ増えた・・・

とりあえずは種族が変わっているとこだな。前に確認した時は確かに雑鬼の餓鬼だったはずなのに、今は小鬼・亜種なんてやつなっている。


気を失った時に声ではない何かが聞こえた気がしたが気のせいじゃなかったみたいだ

考えても仕方ないのでそれは、今は置いとこうか


特性が変わっているのは種族が変わったからだということでまず間違いないだろうからこれもスルーで


問題はスキルだ

いろいろ増えてる上にさっきまでランク?のようなC-やB+だとかついてなかった気がするんだけどなぁ。

やっぱりこれは観察眼というスキルのせいか?

でも見た感じランク低そうなんだよなD-だもん。それで見える程度の情報だということで今納得しておくしかなさそうだ


言語習得はあの少年が騒いでた言語で間違いないだろうし

剣術は少年が棒きれを振り回してたのがそうなのかな?だとしたらかなり使えない気がするけどな


さて状況把握が終ったところで


「あ~~~う゛~~~

お゛は~~~~~」


問題なく声は出せるみたいだ

ちょっと声が枯れてるのは仕方ないんだろう






もう問題点が思い浮かばないな・・・


上を見上げるとだいぶ近くなった穴の出口

だけどあの少年二人分ほどには深いこの穴

今の俺の体はどう見積もってもあの少年の腰ほどまでしかないだろう

うだうだ言ってないで登りますよ。登らないと飢え死にですもんね


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一言で言うとつらかった

痛覚麻痺を使えば手が多少痛むのは無視できたんだ


問題はこのクソみたいな体力のなさだ

何度諦めそうになったことか


穴の入り口に手がかかり這い上がったときのあの充実感は一生忘れないだろう



小一時間ほど感動に身を震わせて

気が確かになったのが今というわけだ



毎度のごとく状況把握をすると、この穴は森の端っこの草原(仮)にあったみたいだ。正面には森が広がっていて後ろには頂上が見えない崖?がある。


「うへぇ~~」


上を見上げても雲の中にまで達していてどこまで続いているのか全く分からないほどに高い


そんな乗り越えられそうにないものは置いておこう


問題はこの草原の草が俺よりも高いってことだ

おかげで周りは見渡せないし、上を見て見えるのは前には木があって後ろは崖だということぐらいだ



とりあえず草原を周ってみるか・・・

状況は分かっておいて損はないから、食べれそうなものを探しながらの散歩をすることにした




「お?あれは食えるんじゃないか?」


しばらく歩いて見つけたのが、大きいウサギだ

どれくらい大きいかというと俺の半分ほどもあるんだよ


草を食べているし肉食じゃありませんようにということを願いながら、後を絶てないように慎重に近づいていく

気配を消さなくていいのかって?ならどうやったら気配なんて消せるか教えてくれよ

呼吸を最小限にして、草をできるだけ触らないようにする。

それが俺の限界さ



そんなことを思いながら近づけたのだが、ここにきて問題が発生した

そう、俺は武器を持ってないんだ


素手でしかも多少の肉が付いたとはいえ、こんな細身で自分の半分ほどもある獣を倒せるか?


俺には出来る気がしないな

出来たとしても、重症だろう

仲間も何もいない俺がそれをするのは無謀すぎる



ふっ・・・ここで詰んだと思ったやつは甘すぎるぜ

さっきなぜ穴を上るごときにあんなにも苦労したのか



それはあの少年の持っていた棒きれを咥えて登ったからだ!!

少年がどこかで折ってきたのか、片方は突き刺すことができるだろう


この棒切れ、片手で持つには重くてなかった。両手で持ってもプルプルと両手が震えるほどに重い

それを咥えて自分の4~5倍ほどの距離をロッククライミング

俺の達成感とそこにある苦労が、毛ほどでも伝わってもらえるとうれしいぜ



カサッ

「あ・・・」


キュ~~!!!


うさぎってあんな泣き方だったかなぁ

なんて思いながらその足についていける気がしなくて、見ていることしかできなかった



調子になって他ごとを考えるなって教訓だな

今度はしっかりと棒を持って近づけばいいんだ




そして探すこと1時間ほど・・・

また見つけましたあのうさぎ


さっきのよりは少し小さいが、それでも俺が腹いっぱいになるぐらいはありそうだ



今度は慎重に近づいて、その体にこの棒を突き刺してやれば・・・・



「フッ・・・・」

バキッ


キュ~~~!!



・・・・・・・今確かに俺は棒で突き刺したよ

ウサギのあのやわらかそうな肉には刺さると思ったんだ・・・


「なんで毛皮固いんだよ~~~!!」




俺はそこらの草で我慢するしかなかったよ


「ちっくしょ~~!!」

夕方、悔しくて倒れるまで棒を振り回していた

刺してダメなら殴りまくってでも絶対あのウサギを捕まえてやる!!


その日はそう決意しながら眠気に負けて寝てしまった


本文の長さがまちまちになるなぁ

●●●●●●●●●●

Lv.1

名前・ワタスン

種族・鬼族ノ小鬼・亜種~ゴブリン・レア~

称号・暴食の鬼


特性・『鬼ノ威厳』『夜目』『精力微上昇』


スキル・『吸食C-』『空腹感B+』『痛覚麻痺C-』『言語習得~人間族・帝国民~C』『剣術D-』『観察眼D-』

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