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鬼神への歩み  作者: dai
1章~餓鬼の巣窟~
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餓鬼になった日

初投稿はドキドキするよね

気が付いたら俺は餓鬼だった

ガキじゃないぞ、餓鬼だ


あの骨と皮しかないような腹の下がポッコリ出てる気持ち悪いやつだ

なんでこうなってるのかなんて知らないけど気が付いたらこうなっていた


ならそうなる前はなんだったのだと言われたら「知らん」としか返せんがそれでも違和感は抜けない


まぁそんなことはどうでもいいわけなのだが、今は状況把握をしないといけない


周りを見渡せば俺と大差のない身体つきの奴らが共食いしまくってる

俺は怖くて隠れてるのだがどうにも腹が減って仕方がないんだよなぁ


今いる場所はそこまで大きくはない洞窟のような場所だと思う

思うってのは周りは土ばっかりだしパッと見渡したところ、出入り口が真上にある穴しかないからだ

たまに穴に落ちてくる動物や昆虫がいるが落ちてきた端から餓鬼の集団に襲われて口きかぬ存在になってしまっている。

まぁ生きていても言葉が通じるとは思えんがな



とにもかくにも何かを口にしないと自分を食べたくなるほどの空腹感がやばい


「クキキ・・・(何か食べるものは・・・・)」


うん、想定の範囲内だね

声なんて出るわけがないんだよね

っていうか周りに俺みたいに知能がありそうなやつが一切いないしさ



とりあえず何か食べられるものは・・・・・・・

今は餓鬼しかいなさそうだね

仕方ないんだ、生きるためなんだ


俺は自分自身にそう言い聞かせながら近くに落ちてた他の餓鬼の食い残しを漁るしか方法がなかった






とにかく腹は多少膨れたんだこれからどうしなければいけないかを考えないといけない

周りの餓鬼も似たような体つきだといっても大きさはバラバラだ

生まれたばかりの餓鬼はその母体を食い漁って出てくるからウジみたいに小さいし

たくさん食って周りの3~4倍ぐらい大きい個体もいる

まぁそういった大きい個体は周りに目つけられて食われちゃうんだけどね


あいつらは基本的に目に入った食べられそうなやつを襲うみたいだ

だから俺が生き残るために考えた方法は3つほど考えてみた


1つ目は食われる前に全部食う。これはほとんど不可能だと思うけどね

見た限り餓鬼にもオスとメスがいて、メスがオスを食べるとメスの中から餓鬼があふれかえってくる。(アレハエグカッタデス・・・)俺がメスでなくてよかったよ


2つ目は食われる前に上の穴から脱出すること。

これは意外といけるんじゃないか?と思ったやつあまい!あますぎるぞ!!

この体ほとんど筋肉がないからまったく登れないんだよぉ!!!

てことでこれはとりあえず保留だ


3つ目は狙われない程度の大きさにとどめるように適度に食べて隠れ続ける・・・・・・




俺は3つ目を選んだ臆病者だよ・・・・・

かなり短くなっちゃった

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