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フロウラの末裔  作者: みっつっつ
第7章 パルザノン
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9 温泉その2 ・・・ミット

 これまで:ホンソワール男爵家に落ち着いたアリスとミットはすっかり歓待させることとなった。だが湯浴みが気に入らないと言ってミットが動き出す。

「じゃあ、お屋敷のお風呂会議を始めるよー。

 あたいから動議ー。お屋敷におっきなお風呂を作ろー」

「うむ。お湯の件、排水の件は分かった。費用の件は如何する?屋敷内には風呂を作る場所はないがそちらも如何するつもりか?」

「費用はあたい達が湯浴みが嫌だから始めたことだよ。でもまた男爵家のなんちゃらって言いそうだから、50万シルでどうかな?」


「その金額ではいかにも貧相なものしか作れぬぞ。良い。金額はこちらで決める。して場所を如何する?」

「今のように離れを建てるのはどーお?」

「離れであるか。ならば場所はどうともなるが一旦屋敷を出なければならぬ」

「渡り廊下はダメかな?2階の窓からお風呂の建物の2階に廊下を繋いじゃうとか?」


「このような巨大な石おけが2階だと?むむ。できるのか。全くもって信じられぬ者よ。しばし時間を頂く。茶でも飲んで待って頂こう。セバーク。食堂で茶を用意せよ」

「かしこまりました、皆さま、こちらへどうぞ」



 食堂でお茶が始まった。温泉騒動に参加していなかったシロルは厨房(ちゅうぼう)でお茶菓子を教えていたようだ。いつものクッキーが出てくればわかるよねー。

 フラクタルとジョス、セバークがテーブルの端で屋敷の図面を広げあれやこれややってるねー。


「アリスさん、このお菓子、シロルさんのレシピって本当ですの?甘くて美味しいですわ」

「これはクッキーって言うんだよ。クッキーも何種類かあったからね、ここに出てきたってことはどこまで教えたのかな?」

「まあ、では当家の料理長も作れると言うことですの?」


「夕飯朝食の腕を見れば大丈夫だと思うよ。

 うちと交易ができたらもっと美味しいものも作れそうだよね」

「アリスさん、ミットさんはハイエデンからいらしたのですよね?きっと遠いのでしょうね。片道10日ですか?私も行ってみたいです」

「今だと片道は4日だねー。3ヵ月もしたら2日になるかなー?カール達を北に回しちゃったからなー」


「おかしなことを言いますのね。どうして今4日かかる距離が2日になるんですの?」

「道を直してるからだよー。馬車で走ったことはあるー?」

「ありますわ。ご近所ばかりで街の外へ出たことはございませんが」


「そーだねー。平らだと馬車でも割と早く走れるよね。でもこうグワングワン揺れるような道路だとどーお?」

「そんな道があるんですか?」

「あるよー。自分の足で歩いた方が早いって思うくらいゆっくりで、そんだけ揺れるよー。ほんとに歩くと足がどろっどろになるけどー」

「うわぁー。そんなひどい道を通ってきたんですの?」

「そう。それで道を直してきてるんだよー」


「ご近所はみんな石畳みですもの、そんなに揺れませんし泥々でもありません。それでも私、外を見たいです」

「フラクタルの許可が要るねー」

「何やら物騒な話をしておるな」

「いーえ。シャルちゃんの悩みを聞いてたんでーす。どうなりましたー?」


「ミットどのの言われた通り、2階建ての風呂を離れにしようと思う。2階の渡り廊下と言うのも秀逸(しゅういつ)。場所は屋敷の裏。木を3本切らねばならぬので、ちと時間がかかるな」

「斧はあるの?」

「ああ、倒すのは問題ない。兵達がもう取り掛かる頃だ。根が大変なのだよ」


「ふーん?多分夜にはみんなでお風呂に入れそうだねー」

「何を言って……?まさか……」

「アリスは奇跡担当だってー。倒すのは昼頃までかかるかなー?」

「どうであろう。かなり太いのでな」

「クロミケを出そうか。うんと早いよ。行ってみよう」



 屋敷の裏に行って見るとどの木も直径で7、80セロもあるじゃないー。丈も屋敷よりずっと高いよー。


「これ、何ヶ月も掛かるよー。クロミケでも2日でどうかなー?」

「むう。マノさんに聞いてみよう。

 ……ほー。いろいろあるねー。で?今使えるのはどれ?

 ……チェンソ?ロープで枝を吊って置いて切り落とすの?午後には片付くんだ。

 今夜のお風呂は厳しいみたいだね。危ないから兵士さんは下げてもらっていーい?あたしは準備するね」

「承知した」


 クロミケを木登り仕様にしておっきな回転する大ノコ(チェンソー)を持たせたねー。太いロープを20メルほど背負って大きな木に1体ずつ取り付いたよー。

 上の枝の中程にロープを括り、上へ回して幹に縛り付けると枝の根元を10セロ残してチュイーンギュイーンとすごい音を立て斬り始める。半分過ぎた辺りで逆側から刃を入れ幹から枝を切り離すと、枝は大揺れしてあちこち叩いた後、ロープに大人しくぶら下がった。


 アリスは部屋に行くよと言って戻って行くね。剣の続きかなー。あたいはここで見守るよー。上ばっか見てると首が痛くなりそー。


 クロはロープに2回ほど叩かれたようだけど問題ないようだね。幹のロープを解いてスルスルと枝を下ろす。そこはそのままにロープの反対側を次の枝に括りもう一本切り落とす。クロが下へ降りてきてロープを解くと2本の枝を奥へ放って次にかかる。


 ミケも同じように切って下ろしてをやっている。

 枝がすっかり無くなり幹だけがひょろっと立っている状態になった。残してあった枝の10セロを足掛かりにクロが尻尾に回転ノコ(チェンソー)をぶら下げ登って行く。あたいもしっぽ欲しいかもー。シロルも器用に使ってたよねー。


 手の届くところにロープを括り背中に回して腹あたりの幹に縛り付けた。身体を1/4回し自分も幹にくくりつける。頭の上で切るようだ。


 男爵家が下働きまで4階の窓に並んで固唾(かたず)を飲んで見守る中、左側を三角に切り欠いた。回転ノコ(チェンソー)を逆へ回しその少し上を斬って行く。幹がゆっくりと左へ倒れた。切り離す手前でノコを離すと、幹は自分の重みでその薄いつながりを引きちぎり下へ落ちて行くけど、いくらも行かずにロープに引かれ暴れ回った。

 反動で太い幹が大きく揺れる。それが収まるとクロがロープを解きゆっくりと下ろし始めた。


 ミケの方もこれからてっぺん落としにかかるようだ。みんな今見たばかりの手順をうんうんと(うなず)きながら追っている。

 うまくやれよと祈っているのかなー。あいつら頑丈だから滅多なことはないんだけどー。


 クロも一段下がって次を切る準備を始める。ミケが三角を切り欠いた。反対側の少し上を切り始め幹が傾き始める。もうちょっと。ミケのノコが離されてっぺんが落ちて行く。揺れが収まるまでじっと待つミケ。


 男爵家の半分が下の階へ走る音が聞こえる。

 クロが気を利かして待ってるよー。こっちの方がよっぽど面白いー。しゃべれないけど周りを結構見てるよねー。

 ミケが次の準備を始めクロが斬り始めた。太く重いからこっちの方が危険度は高い。なので若干短めにしたようだ。


 2本切り倒したところでお昼になった。クロミケもお昼休み。この間決めたルールだしー。お昼のメニューに見たことのある煮物があった。シロルがかなり侵食してるねー。




 午後ミケが残る一本を切り倒す。クロは倒した木の胴切りと枝払い。暖炉で薪を焚くそうなので40セロくらいに切り揃える。

 午後もチュイーンギャイーンと(にぎ)やかだ。ミケが落とした枝も、どんどん浴場予定地から兵たちが運び出し片付けて行く。


 午後も遅く切り株に近くなったところでアリスがやってきた。ミケの切り終わりを待って予定地にマシンを撒く。クロミケが片付けを続行している間にゆっくりと屋根の先端が迫り上がってくる。

 とんがり屋根だねー。色は主屋に似せてくすんだ緑色。灯り取りの窓が横と反対側にある。主屋側にはないね。背が主屋より低いから覗き対策かなー。

 残っていた根が持ち上がる屋根に押し出され、転がるところをクロミケが引き摺って離す。


 あれは薪木に向かないから後で甘味料(グルコース)に加工だねー。12メルの四角の角を2メル落とした8角形かー。ちょっとオシャレー。主屋との間隔は4メル、壁は赤いレンガ積みー。あたいはオレンジのレンガが好きだけどね。くすんだ赤も主屋と並ぶとありかなー?


 建物はすっかり立ち上がった。1階の主屋に面した斜めの壁に出入り口が出来ている。

 中へ入るとそこは階段室で右手が2メル幅の(ゆる)やかな上り階段、正面が男性の脱衣所だ。脱衣所は奥行き3メル、幅は建物いっぱいの長方形。浴室側の奥側の壁一面に鏡と洗面台、左に着衣や着替えを預ける棚が並ぶ。浴室へは中央のドアから入る。


 浴室は奥行き7メル、幅は12メルあるのでゆったりしている。洗い場も脱衣所側の壁に10人分あり、浴槽は温度や泉質を変えられるよう5メルの円形浴槽を2槽に分けてある。壁の絵はまだ描かれていない。


 2階に登った突き当たりは右が2メル幅の渡り廊下。あたいが下を見ている間に繋いだのか?速いなー。左が女性用の脱衣所になっている。入って見ると作りは男性用と同じだねー。



 アリスは浴室の白い壁をドアから1メルの中央に立ってじっと見ていた。


「どうしたのー?」

「ここがちょうど真ん中。三つの壁が同じ距離になるんだよ。三角の隅も丸い感じに繋いだら絵が映えるかなー?」

「え。そうなのー?絵は描いて見ないと想像がつかないねー?」


「そうだよね。何描こうか?」

「そうだなー。ぐるっと見回して綺麗なとこだよねー、やっぱり真っ先はトルネールイのお花畑かなー?

 あとは海辺の夕陽ー?ここって海は遠いみたいだし、どーかなー?」


「河口の赤岩の夕陽の絵は持ってるから描いてみようか?

 こんな感じかな?」


 正面の4つの角に有ったはっきりした線が薄くなって、ついに分からなくなった。

 上の方の6箇所から色が(にじ)むように広がって行く。初めはぼんやり灰色に見えていたところが急に色を持った。夕日の赤やオレンジが上から舞うように降りて、赤黒い岩を包むように波や岩の広場が赤の名残りを残して落ち着いた。


 岩影は右の方に伸びている。左を見ると大きな夕陽が茜色(あかねいろ)の雲を笠に浮かんでいた。川向こうは左へ行くほど岩が高く連なって壁で終わる。

 右の壁を振り返ると、そこには石の原が赤を(まと)って広がる中、黒い岩がポツンポツンと突き出ている。その先は遠くの方まで砂浜が続いていた。


「すっごい雰囲気出てるよー。波が静かで良かったねー」

「あははは。荒れてたらお風呂、落ち着かないよねー」


「ねー。天井も赤くしよーよ。真ん中は星空ー」

「あー?それいいかもー。境目も消しちゃおう」

「うーん、すっかり海辺の露天風呂だー。

 あと、何が残ってるのー?」

「水とお湯、排水の配管だよ。パパッとやっちゃうね」


 アリスと一緒に兵舎まで戻って3つのハンドルを作ると、ゆっくりと地中に配管しながら歩いて来る。側から見たら呑気なお散歩ー?脱衣所の壁に繋ぎ込んだようだ。


 ドアを通り過ぎ壁沿いに右へ回る。一つ向こうの切り欠きにもドアがあった。開けると地下へ行く階段があった。上に渡り廊下がある。

 ほー。こうなってたのかー。


「ミット、さっきのハンドルを全部開けてくれる?最初はちょっとだよ。音がしなくなったら全開にしていいから」

 アリスが中に入っていった。


 ハンドルをちょっと回すとシューーっという音がする。お湯が狭い穴から吹き出す音だ。

 あと二つもちょっとだけ開けちゃえー。3ついっぺんがダメとは言ってなかったしー。シューシューは1メニくらいで終わったので全開ー。


 お風呂に戻ると地下に行くドアがまだ開いてる。

「アリスー。まだ居るのー?」

「うん。もうちょっとー」


 降りて見ると地下室は四角いんだねー。天井は2メルちょっと。20セロの太い円筒が4本、壁沿いに曲げて固定されている。

 左がさっきアリスが壁に繋いだはずの場所だ。そこから奥へ曲がって右に曲がってすぐに1本分岐が上に行き、6メル行った真ん中で3本上に行った。残る一本は角まで行って上に行く。

 その角の円筒には天井に張り付くように太さ5セロの分岐が真ん中まで出ている。

 叩いてみるとコンと乾いた音がする。中は空っぽー?他のはー?叩くとボスッという湿った音。なんか柔らかいね、ハッポー?


「それは水とお湯の管だから、温度が変わらないようにハッポーを巻いてあるの。中身は5セロだよ」

 へー?

「上に行ってお湯を出そう」

「はーい」


 ドアを二つ(くぐ)って男湯ー。丸い湯船の間を壁まで行くと床に蓋があった。開けると青赤オレンジの輪っかが二つずつ並んでいる。

「赤が硫黄泉。これは右に入れるよ。そっちはオレンジを入れて。全開ー、青の水を半分ー」

 ガボゴボゴハァッ、ドボドボー。


「音は汚いけどお湯はきれいだねー」

「あはははー」

「こーやって湯船に溜める時っていくら出ててもしょぼいよねー」

「そうだねー。熱くならないように温度を見てねー。あたしは上をやりに行くよ」

「あいよー」


 しょぼいとは言っても10メニもするといい感じに溜まって来る。ちょっと(ぬる)いかなーを目指して、いっぱいになったらそよそよくらいまで絞る。桶に水とお湯の出口は水面より高いので桶を押し付け混ぜてみる。熱くはないね、これで良いことにしよー。


 2階に上がるとアリスも最後の調整だ。うまく調整したようで親指を立てて見せてくれた。


 午後のおやつは食べ損ねたねー。夜食が楽しみー。


「シロルー。お腹すいたよー、今夜はなーに?」

「夕飯は蒸し物です。新鮮なお肉が入ったとかで料理長が張り切っておりました。あたくしは付け合わせとスープをお手伝いして参りました」

「そっかー。付け合わせがメインだねー。

 さあ、夕飯に行こー」

「ミット、シロル、これ持ってくから手伝って」

「あー、日中に頑張ってた20セロの短剣だねー。いっぱいあるねー。袋に入れよー」


 14本もある短剣を袋に分け、3人でそれぞれ持つ。重さは気になるほどではないけど嵩張(かさば)るー。


「今日はご苦労であった。あのような立派な離れは、この男爵家にはちと過分なほどである。礼を申すぞ」


 あれー?食事の挨拶(あいさつ)までひとっ言も喋らなかったフラクタルがー?


「半分はあたいたちのわがままだから、気にしなーい。それより、ほら。残りの剣ができてるよー。夕飯が終わったら配ってあげてよー」

「ああ、分かった。席に着いてくだされ」


 やっぱりシロルの付け合わせの方が美味しい。バランスが悪いなー。いや、料理長のが不味(まず)い訳じゃないんだよー?フツーってゆーか?


   ・   ・   ・


「いやー、良いお湯だったねー。ハイエデンで入ったきりだから、6日ぶりー?明日はパルザノンの街で情報集めだからねー。夕方は戻れそうだねー」

「ミットさん。私もお外に行ってみたい。

 でもまた夕方帰って来るなら我慢できる。帰って来てねー、わーん」

「シャルちゃん泣かないのー。ちょっとお出かけするだけなんだからー。

 あ、そーだ。クロミケのぬいぐるみはどーかなー?木こりのクロミケ、かっこよかったよねー」


「え?木こりのクロミケ?欲しいです!」

「あたいも作るけどー、シャルちゃんも縫ってみるー?アリスー、どーだろー?」

「いいよ。ちょっとやってみようか」


 さっすがアリス!可愛い感じに丸っこくなったたクロミケが回転ノコ(チェンソー)で決めポーズ。3セットも型を作ってくれたよー。

 シャルちゃんと眠くなるまでチクチク縫ってたらシロルのお夜食ー、もーしあわせー。






 ミットの用語解説だよー


 単位ねー


 お金 シル


 長さ セロ=センチメートル メル=メートル ケラル=キロメートル

    

 重さ キル=キログラム トン=トン


 時間 メニ=分 ハワー=時間


 温度 セッシド=度


 角度 デグリ =度


 


 アリスの目 見たものの寸法が分かってせんを引いてもらえるー 温度が見えるー 毒が見えるー


 マノボード マノさんが提供する絵やカメラの絵が見られる板


 サーモ ものの温度が見られる表示モード


 チズ   上から見た周りの絵が見えるー。大きさも変えられるってー


 マノボタン 飾りボタンだけどお返事がないらしいー。マノさん材料が採れるってー


 デンキ   浴びると軽いのは人や動物の動きが止まる。強いと気絶したり、死んだりする 滅多(めった)に使わないよー


 灯り    4セロの猫耳付きの白い円盤 厚さは半セロ 真ん中を押すと3段階で光るよ 明るいので連続3日くらい光るらしい


 バッテリ  元気な力(デンキー)を溜めるものー


 トラク 幅2メル30セロ 高さ2メル50セロの箱型の乗り物ー 長さは用途により変わるよー

 速度は150ケラル/ハワーまで出せるー


 木質(セルロース) 木が原料ー。木には戻らないけどこっちの方が丈夫ー。いろんなものになるよー。


 甘味(グルコース) 木が原料ー。甘い味の調味料ー。


 ボタン付き  首の後ろに付けたボタンから頭の中に線がいっぱい伸びてー、本人が悪いと思うことができなくなるよー。簡易ロボトミーとか言うらしいー。アリスは外せるねー。


 箱紐(デンシブヒン) 乗り場の隠し部屋で採れるー。たいがい四角い箱の片面から紐が何本も生えていて箱がぐるぐる巻になってるー。いろんな原料が採れるよー。


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